首の前の部分をほぐします。
首の前の凝りを自覚することはまれです。
首の前が辛い事ってあまりありません。
しかし肩こりの辛い時に、肩から繋がっているのが首のコリですので、セットでほぐしてみると肩こりはとても楽になります。
今回は首の前部分と、鎖骨の上の辺りをつなぐ三角形の部分をゆるめてゆきます。
手の構えは2つ使います。
鎖骨の上の辺りをほぐす時には↑のような手の形を作ります。
あまり強く圧さないようにします。
指先で軽く押さえたら、頭を動かしてスジを伸ばします。
こうするとスジの方から手の方へ『圧力がやってきます。』双方からの圧力が心地よく感じられたら、その場で手を軽く動かしても良いでしょうし、 そのままでもほぐれます。
頭を色々動かしても良いでしょう。
《 やらない方が良いこと 》
頭を動かす際に、頭を手の方に傾けると手が鎖骨に入り込み過ぎます。
この時に神経系統を痛めてしまうことがありますので気を付けましょう。
鎖骨には指を深く入れないように気を付けています。 最小限の手の圧力で凝りをほぐす為に、『スジを浮き上がらせて捉える。。』
そんなイメージで行っています。
《 首の前をほぐす 》
首の前をほぐす時には指の構えを切り替えます。
指をそらします。
鎖骨の上の辺りをほぐす時には片手づつになりますが、首の前は両手でほぐします。
片手で片側づつほぐしても問題なくほぐせます。
首の前のスジは極めて痛めやすい箇所です。
細くデリケートですし、頸動脈という血管が並走しています。
頸動脈を押さえつづけたら…貧血で気絶します。。(°∀°)/
怖いこと書きましたが、頸動脈に触れつつも心地よくスジをほぐせる方法があります。
むしろ頸動脈をほぐすのだ。
そんな気持ちで開き直ったら上手になりますよ。
指を反らして首にあてがいます。
指のはら(内側)を使います。
青線はスジを表しています。
赤線のようにスジに対して直角に擦るようにしているとほぐれます。
指のはらの柔らかさを活かして軽く擦りましょう。
スジと平行に指を動かしてほぐしてもほぐれないのです。
ほぐれないからつい力んでしまうと、かえってスジを痛める事になります。
その辺りがコツです♪
日頃、無意識に肩が上がっていたり、アゴが上がっていたりして、首すじが固まっていると、喉仏(のどぼとけ)の動きが小さくなってしまいます。
声が出にくくなったり、食べ物が喉を通りにくくなったり。
知らず知らずに不調になっている事があります。
時々首の前側のお手入れをしてみて下さい。
良くほぐれると、のどぼとけの動きが楽に大きくなりますよ♪
肩の力みも抜けて、少し肩が下がります。
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