私は毎日欠かさず『親指のお手入れ』をしています。
指圧を毎日何時間も行っているので、手入れをしないと関節はすぐに熱を持ち、腫れて曲がらなくなってしまいます。そのままほっとくと指で圧力を加える指圧は激痛で困難になります。
場合によっては親指が変形してしまうでしょう。
私がまだ指圧の勉強を始めたての頃、指圧に慣れていない為、すぐに親指が痛くなっていました。
その頃の先輩は、自分の変形して曲がりきってしまった親指を私に見せて『これくらいにならないと本物とは言えないよ。』
と語っていました。
私は凄いな…と感じつつも、何か強烈な違和感を感じていました。
↑(私の手なので変形していません(*^^*))
あの頃は駆け出しなので、その頃の違和感を『言葉にする』事がなかなか上手く出来ませんでした。
それでも、変形する前に打つ手があったんじゃないか? その手こそ、自らの学んだ能力を活かす絶好の機会なのだろうと…
その日から、私は自分で自分の親指を整える事が日々の宿題になりました。
指圧していると、毎日関節は熱を持ち、腫れぼったくなり、痛みが出てきます。
その痛みを毎日消しにかかるのです。(*^^*)
テレビを見ながら、お風呂に入りながら、或いは施術の合間に、いつも片手で片手をマッサージしたりしていました。
『先輩は自分で自分を治せない事』
『先輩を施術する方々も治せない事』
この2点を踏まえて学びの道を歩みました。
時には、教わる事を『真に受けず、踏まえておく』事にして、『自らの身体は嘘をつかない』という事を大切にして、日々の調整を自らの手で(体で)実験しながら学んだのです。
そこで培った技術や考え方は、世に言われているアレコレとはちょっと違った、私なりの確信を持てる世界になりました。
私の親指は指圧を続けても、変形すること無く良好を保っています。
毎日毎日、お手入れを欠かしていません。
施術後はいつも関節の確認をして、お手入れをしています。
熱感やコリ、動きの渋さ、スムーズさ等。
このやり取りは全身に応用をかける事が出来て、その効果は様々な不調を解決するものとなりました。
次回は親指の調整法をお伝えしますね(*^^*)♪