親指の第一関節に面圧をかけます。
持続圧をじわ~っとかけて。
潤滑が出できますから。
持続圧をかけながら可動させて馴染ませます。
それでは写真で見てみましょう。
親指の第一関節に面圧をかけています。↓
赤い線は指の関節が真っ直ぐである事を示しています。
持続圧をじわ~っとかけていると…
関節に潤滑が発生します。
この潤滑が摩擦熱を消してくれます。
関節の摩擦熱を解消する事は、全ての関節(骨の繋ぎ目)に於いて、とても大切な調整です。
親指は全身へ応用させて発展させる為の練習にとても良いと思います。
スマートホンを操作していると…きっと関節は熱を帯びて固く、腫れぼったくなり動きが渋くなり、動かすと痛みが出ることもあると思います。(*^^*)
持続圧で潤滑が出てくる時の感覚は、動かすと良く分かります。
※ お手入れして貰っている側の指は力を抜いたまま、お手入れしている側の指の力でお手入れしている側の指を動かします。
赤い線は指が曲がっている事を示しています。
第一関節に持続圧をかけながら、『くりくり』と指を動かします。クリクリと曲げたり伸ばしたりします。
この時は引っ張らない事です。
私は関節を引っ張らない様にしています。
しかし筋肉やスジは伸ばして欲しがっておりますから…
《 圧しながら伸ばすストレッチ 》
関節は外れたくない。
筋肉は伸ばして欲しい。
関節という箇所に於いて両者の想いは相反しています。(-_-;)
そんな時、『圧しながら伸ばすストレッチ』という概念を構築して身につけたら両者の願いは叶うのです。
ちょっとしたコツです。
これが出来るようになれば、全身の調整は的を得たモノになるでしょう。
それは次回にお伝えする事にして、お話を戻します。
くりくり。じわじわ、くりくり、じわじわ。(*^^*)
指を曲げたり真っ直ぐに戻したりしています。
圧をかけながら動かすと、スムーズさか増してきます。最初はガサツな感じがしているのが、だんだんスムーズに動く感じです。
関節に痛さがある方は、この操作でだんだんと痛さが消えてくると思います。
潤滑が摩擦熱を解消してくれるので、指関節が摩擦熱由来の炎症を起こしている場合は解消します。
指をつまんでいる事自体が、指への指圧とマッサージの効果をもたらし、血行を促して、スジや筋肉をほぐしています。(*^^*)♪
パソコン操作によっては親指よりも他の指の疲労や故障かある事でしょう。
昔は『タイプライター』という機械で文字をハンマーの様に打ち込んでいました。
この時代にタイプライターを専門に打ち込んでいた方の指を施術する事がありました。
完全に指は変形していて、曲がったまま、真っ直ぐに伸びません。
今回の施術法でも変形してしまった骨は元の形に戻す事は私には出来ません。
それでも可動域が少し大きくなり、指に力を入れる場面での痛さがなくなりました。
その後ですが、今回の方法をその方は自分で毎日、気になった時に何度も何度も行っています。
作業すると痛くなるけど、直ぐに自分で治せるよ♪って喜んでいます。
そんな事が大切なんだと思います。
(*^^*)♪