後頭部のコリを手でほぐす。
そこへ、1つ手を加えると、目や耳の不調を改善して調える事が出来ます。
後頭部のコリに伴って起きてくる痛さや、しんどさを感じる箇所は、東洋医学のツボでは『天柱(てんちゅう)』と呼ばれていたりします。
後頭骨と首のお肉の境界線辺りです。
後頭部のコリの箇所はいつも天柱の箇所とは限りませんが、ここでは後頭部のコリの箇所を『天柱』として説明していきますね。
前回お伝えした方法で後頭部のコリに圧をかけてゆるめましょう♪
青い点が『天柱』と呼ばれている箇所ですの。
この『天柱』を圧して『目や耳の調整』を行います。
《 天柱と目と耳は繋がっている 》
上の図を見て下さい。
左の絵は、後ろから見ています。赤い線はおよそコリによる辛さを感じる箇所を示しています。
親指で圧す際には『つらい所に指を置けば良い』ので、キチキチに『天柱』の箇所にこだわる必要はありませぬ。(>_<)/
とは言え、説明のし易さから天柱の位置を使いますね。
右の絵を見て下さい。
頭を真上から見ています。
背骨(脊柱)を中心に、両耳、両目をオレンジ色の線で繋いでいます。
その背骨のキワにかっ天柱の位置があります。
この図を踏まえて天柱をゆるめると・・
『天柱をゆるめると、目と耳の緊張がゆるむ』
と言う事を、これまでに実感してきました。
繋がっているという事を踏まえて、見方を変えれば
『耳の不調には天柱』
『目の辛さにも天柱』
と言えるのです。
繋がりを意識して下さい。
そこで今回の手技ですが、『両手を使って天柱と目』
『天柱と耳』を施術するのです♪
左目の内側(眼球ではありません)、鼻筋のキワをじわ~っと圧します。
そして左側の天柱を圧します。(好きな圧で)
それで天柱と目が繋がりました。
後は頭を軽く動かしてゆるめてゆきましょう!
では耳と天柱を繋いでみましょう。
こんな感じです。
耳の引く位置は耳たぶよりも少し上、耳の後ろ側のお肉をつまんでじわ~っと引きます。
どこを引くかによって『圧が浸透するかしないのか』を感じとり、見極める事が出来ます。
他の部位を引いても圧は浸透せず、ただ耳の付け根が痛いだけ・・
それゆえに、的を得るには練習して下さい。
耳の調整法をまたの機会にお伝えしますが、(内耳、三半規管のストレッチ) ここでつまむ位置を練習しておきます。
耳と天柱が繋がったら、 耳の方は引き、天柱は圧します。
圧の加減や刺激の硬貨を上げるために、頭の位置を動かしてみて下さいね。
頭を動かせば、手を動かす必要がなく、捉えたツボを指が見失うこと無く、捉え続ける事が出来ます。
天柱と目と耳を繋いで圧すと、目に疲れや痛みがある時や、耳鳴りやふらつく時、気分の悪い時、頭痛がある時に辛さが改善しますよ。
是非取り組んでみてください(>_<)/