鎖骨のリングを動きやすくして、『起こして行く。。』すなわち姿勢が良くなり、肩、首、頭に起きてくる様々な不調を改善する道のりを作ります。
前回には鎖骨の下部をゆるめる方法をお伝えしました。 女性の方は、『乳腺をほぐす』という必須の手技となります。
男性に於いても胸のマッサージは体調を調える事、(風邪の治りを早めたり、息苦しさの解消)など、価値のあるマッサージですよ♪
今回は鎖骨の上部をゆるめてゆきます。
鎖骨は前回同様です↓(当たり前ですね)
今回はこの上部になりますが、範囲を知るために『い〰️っ』て言う発音の形を大袈裟に行って突っ張るスジと筋肉を確認しましょう。
↑スジが張ると見た目に分かります。
↑本人からして左側を赤線で囲っています。
反対の右側も同様ですから左右でご理解下さいませ。。
見ての通り『薄い膜』のようなものです。
他の太くて厚みのある筋肉達とは様子が違います。
この薄い膜のような筋肉とスジをゆるめるのです。
力強いやり方をするとすぐに痛めてしまうのです。
そこで鎖骨の上部のマッサージは優しく弱めの力で行って下さい。。
改めて施術の範囲ですが、肩の方まで薄い膜が張っている事から、『喉アゴの下から3角形に肩まで』が範囲となります。
結構範囲は広いです♪
どのようにゆるめるのかというと…
薬指から人差し指の3本の指(3指さんし)か、小指から人差し指の(4指よんし)を首に縦に置き、赤線の方向に軽く動かしてマッサージをします。
筋肉とスジの走行線に対して、直角の様に力の線を交える感じです。
筋肉とスジの走行線に平行してマッサージしてもなかなかゆるまないですし、なかなかゆるまない事により、一生懸命ゆるめるように力む事は、スジを痛める原因になりますから気を付けて下さい。
↑片手で行うことも良いでしょう。右手で左のスジをゆるめるのです。
両手の場合は、左手で左側をゆるめます。
この違いは、『手首の可動域』に注目してほしいのですが、手首があまり曲げられない方は、片手で行う方法で行うと、手首を曲げなくても良いので、マッサージをしやすいと思います♪
次に鎖骨のキワから肩の筋肉をゆるめます。
鎖骨のキワを中指と人差し指の2指で上から圧します。
くれぐれも強く圧さないで下さい。
ここは強く圧してはいけない場所なのです。『急所』です。
しかし圧さなくてはならない場所なのです『治療点』ですから。
鎖骨に沿って肩先までゆるめてゆきましょう。
途中で肩の筋肉に入りますが、肩の筋肉もゆるめると良いので鎖骨の終点までゆるめて下さいね。
この調整をかけると、 リンパ腺の調整、甲状腺の調整、耳下腺の調整、扁桃腺の調整が叶います。
それぞれ、バランスの基に体調に大きく関与しています。
これらの手技は、鎖骨のリングを起こす目的を入り口としていますが、この手技には物凄く大きな調整力を持った世界がありますので、健康に良いことがたくさんありますよ♪
また、『のどぼとけ』が大きく動きやすくなります。 最近ご飯の喉の通りが良くない…とか、唾の飲み込みがどうも引っ掛かる…なんて方は、『ここが ただ固いだけでした…』という方をたくさん見てきました。。
そんな場合に、この施術を日々行うように指導しています。
真面目にコツコツ行っている方は、症状が改善されています。
誰もが手入れを必要としている鎖骨の上部です。
鎖骨の上部はアゴの下から肩先までの薄い膜ですよ。
薄い膜は力一杯圧したらダメですからね♪
優しくね(´ω`)/
じんわりと気持ち良さが感じられる圧が正解です♪