健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

圧しながら伸ばすストレッチ。指の調整で練習しましょう。

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圧しながら伸ばすストレッチ。

何を圧すのかというと、関節を締め込む様に関節面に圧をかけます。

何を伸ばすのかというと、筋肉やスジを伸ばします。

一般のストレッチでは筋肉やスジを伸ばす動作に於いて、関節は外されるような引っ張られる方向に力が作用しています。

 関節に感じる不調がある場合、関節を引っ張る事をして良くなった事は無いです。

 関節が微妙に歪みを持つ場面や、関節を使いすぎてオーバーヒートしている場面では、いづれ関節面に持続圧を加える施術が功を奏してきました。

 

 その経験を踏まえて、体の不調に向き合う時、関節に問題があると思われる場面では、とりあえず関節周囲に弱くて良いから指圧やマッサージしながら体からの反応と状態を探りつつ、弱くても良いので関節面へ持続圧を加えるところから始めます。

そんな方法で調整の方向性を探っています。

 

 多くの場合、関節面に持続圧を加えると、関節に感じていた痛さや可動域の悪さが改善しはじめます。

 

 持続圧を加える作業と筋肉やスジを緩める施術は、各々わけて行っても良いので、その場その場にやり易い方法で行うのが良いと思います。

 

  筋肉やスジを伸ばす時に、出来れば面圧とストレッチがセットになっていると良いのです。

 しかしストレッチによっては関節に面圧をかけられない場合もどうしても発生します。

 その場合はストレッチの後にしっかりと関節面を締め込む様に、圧をかけて終えています。

 

《  圧しながら伸ばすストレッチ 》

引き続き親指で練習してみましょう。

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関節面に圧をかけている力の方向を赤い線で示してみます。 そしてストレッチしている筋肉やスジを青い線で示します。↓

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線で良く見えないので線を無くしてみます。

目に見えない力の方向を感じるように、心の目で捉えて下さいませ(´ω`)♪

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力がどの方向にどれくらい加わっているのか?

レントゲンやMRI等の画像では力は写りませんの。

心の目を育てましょう♪(*^^*)

 

では関節面が開く方向になるストレッチをしてみますね。↓(良くない例です)

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線を加えてみましょう。

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分かりにくいほど微妙な見た目ですが、力を受けている側は明確に違いが分かります。

受けている側で、圧されているのか、引っ張られているのかが分からない方は皆無です。

それくらい力を感じて、その方向を感じとる事は容易です。

 容易なのに、多くの方は無頓着ゆえ、ここに意識という心の目がありません…

 

 作用する関節を親指の第一関節に移行してみます。
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赤い・は支点として指を添えているだけです。

では応用してみます。

手の甲側からです。

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線を外してみます。

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親指の手のひら側が心地よくストレッチしていながらも、関節は持続圧を受けてじわじわと潤滑が発生しているのが実感出来ます。

 

そんな事を踏まえつつ、突然骨盤と股関節にお話を振ります。(^_^;)♪

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これまでの骨盤と股関節の締め込み調整法に際して、内ももの筋肉がストレッチを得られています。

関節と筋肉の調整を巧みに出来るようになると幸せです(*^^*)♪

 

 試してみて下さいね♪(*^^*)