手首を痛めたりすると、甲側に反らせなくなる事があります。
手首の可動域が狭くなると、寝たり起きたり、立ったり座ったりする際に手をつくのが困難になります。
手首が反れないままに長年生活している方は、大抵椅子の生活になっていたり、ベッドの生活になる事が多いようです。
ベッドやイスの生活に於いて、足を筆頭に可動域が狭くても成り立つ為、手首の不調をきっかけにして知らず知らず足腰を弱くしてしまうこともあります。
1ヵ所の不調は全身のどこかに影響するものです。
手首が充分に曲がらなくてもあまり困る事は無いのかも知れませんが、上の写真のように手首が直角まで反れる様になると生活は楽になりますし、出来る事が増えます。
手首の可動域が狭い方は、手首の調整をして可動域を広げて、手をついて体重がかけられる様にしていきましょう。
手首が直角にならない、あるいは直角に反るのだけど、体重をかけると痛い。
その様な時に痛む箇所は大雑把にみて、↓下の写真の赤点の3ヶ所辺りだと思います。
いづれにせよ、『手首の基本操作』を行って様子をみます。
《 手首の基本操作法 》
骨と骨の間のお肉を弛めます。手の甲にまで少し延長した線をイメージしましょう。
骨と骨の間のお肉は反対側からも弛めますよ。
そうしたら赤点と赤点を寄せるように骨と骨を締め込みましょう。
(以前のお話を振り返って下さいね(^_^;))
骨と骨が締め込まれたら手首の可動域を広げていきます。
両手を組んで手を胸の方に引き上げます。
これで直角になりますが、ならなくても良いです。
↑これは直角になっていませんが、痛くなく出来る所までで良いです。
ここからが肝心なのです。
両手を組んだまま手首を回します。
⭐️片方の手で片方を回します。(*^^*)
つまり片方は回してもらう側になります。
回してもらう側は力を抜いています。
(左手で右手を回す)
次は手の組みはそのままにして。
⭐️動かす側を入れ替えます。
(右手で左手を回す)
この回す際も、右回し左回しと入れ替えて下さい。
見てる人にはただ手を組んで手首をぐりぐり回しているだけにしか見えませんが、実は複雑な事をしているのです(*^^*)
片方の手は動かしてもらう側です。(力を抜いています)
もう片方の手は動かす側です。(力を入れています)
右回し左回し。ぐりぐりと…(^_^;)/
・前腕の骨と骨の間のお肉を弛めてから、手の甲側へ指圧やマッサージをして弛めて(曲げると痛む箇所)から骨を締め込みます。
・次に手を組んで回す調整をするのです。
《 関節面に持続圧 》
やってみると分かると思います。
しっかりと関節面に持続圧がかかります。
関節面に持続圧がかかると、潤滑が発生してきますから、スムーズに可動域を広げられるのです。
手首をいくら引っ張っても、手首をぶらぶら振っても手首は良くなりません。(*^^*)
実践してみて下さいね♪
次回は手のひら側の手首の痛さに応用をかけていきます。(*^^*)♪