健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

肘から手首までのお話し。 『骨の間にある筋肉』

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 前回は骨の構造をお話ししました。

今回は筋肉のお話しをします。

 

 肘から手首までを『前腕』と言います。

前腕の筋肉については、複雑にたくさんあります。

 この複雑なたくさんの筋肉については『詳しく知らなくて良いと思います』

 大事なポイントになるのが、『骨と骨の間にある筋肉の存在』です。

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肘から先の骨は2本並んでいます。

そのスキマにある『おにく♪』

鶏肉の手羽先を思い出して下さい。

2本の骨のスキマには『ぷりぷりのおにく♪』があります。

そのようなものだとイメージしておきましょう。

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今、骨は平行に並んでいます↑(竹で表してます)

これは、手のひらを上にした状態になります。

 

そこに手首の特長である『手首を捻る動作』をしてみます。

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手首を内側へ捻る動作を『回内』(かいない)と言います。

回内すると、骨と骨のスキマが『狭くなる』のがわかりますか?

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赤い点は竹同士が接触しています。

この赤い点の位置にも筋肉があるので、筋肉は骨から圧迫された状態になるとイメージを作ります。

 

 ⭐️筋肉は柔らかいので潰されるような事にはなりませんが、この筋肉が疲労して固くなり、腫れるように膨張していたりすると、骨を跳ね返す力が内側から外側に向かって発生します。

これが手首や肘の故障の原因となっていることが多くありました。

 

筋肉が疲労すると、固くなります。

この固さを竹を挟んで説明します。

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↑骨は平行にあるので竹を挟む力は発生していません。

↓今度は回内してみます。

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竹は圧迫されて、骨を押し返すの。

圧された骨は手首側、肘側それぞれ『骨が開くトラブル』がおきます。

2本の骨がありますから、

・手首で内側と外側の 2ヶ所

・肘で内側と外側の 2ヶ所

     合計4ヶ所 故障する可能性があるわけです。

 

 筋肉が強いアスリートの手首の故障、肘の故障もたくさん調整をかけて解決してきました。

実に多くの場合、このスキマのおにく♪による影響を受けた骨のズレがありました。

 

 ⭐️その骨のズレを解消する為に、『スキマのおにく♪』を充分に緩めてから、骨の位置を整えて、スジや筋肉や軟骨を馴染ませ落ち着かせたら、ほとんどの場合解決します。

 

↓スキマのおにく♪のマッサージや指圧。f:id:nicopi3104:20240317181851j:image

手首が痛かろうが、肘が痛かろうが、『このスキマのおにく♪』を整える事が大切です。

おにくは線で捉えます。↓

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↓反対側からも、スキマのおにく♪を線で狙いましょう。
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↓線ですので、手首側も肘側へも充分にマッサージと指圧を行って下さい。
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次回は骨の調整をしてみましょう。(*^^*)

これが自分で出来るのですから。

自分で手当てが出来ますよ。

(*^^*)/