健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

唾液の分泌を促すマッサージ。 緊張もほどけます。 。

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 唾液が少なくなってしまう事があります。

口が乾きすぎる事により、食べ物を飲み込む事が困難になったり(嚥下障害)、口内衛生が悪くなったりします。

 高齢による口内乾燥も、マッサージにより、唾液がたくさん分泌されるようになります。

 嚥下障害も唾液が多く出てくると改善します。

 

 若い方も過度のストレスや緊張から唾液が出なくなったりします。

 そんな時はマッサージをして『唾液をたくさん出しましょう』。

 唾液が出てくるとストレスによる緊張も緩和してリラックス出来ます。

 何か大舞台に臨む際にも、とても有効な手技なので

是非取り組んでみて下さいね。(*^^*)

 

 《 耳下腺 顎下腺 舌下腺 三半規管 》

上記の腺を軽く圧して指圧します。

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赤い所が耳下腺です。耳の奥には三半規管(内耳)があります。この部分をゆるめると上アゴ辺りから唾液が分泌されるのを実感出来ます。

 

青い所が顎下腺、緑の所が舌下腺です。

この部分をゆるめると下アゴ辺りへ唾液が湧き出てくるのを実感出来ます。

 

 《 耳下腺の指圧と 三半規管のストレッチ 》

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赤い所をイメージしながら耳の下からアゴの骨の内側(裏側)を軽く、じわ~っと圧しましょう。

範囲を大きくしておくと、当たり易くなりますよ。

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次に以前にお伝えした『耳のストレッチ』をします。これが今回の唾液の分泌に有効です。

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耳の下をつまんで、『草の根を切らぬように引く』力加減でストレッチしましょう。

 引きながらアゴを大きく開けてみるとストレッチ感が実感出来ます。

 

《 舌下腺と顎下腺の指圧調整 》

青い所の顎下腺は、アゴの歯茎をマッサージする ように、圧しながらも揉みこみます。

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4本の指を当てると、やりやすいと思います。

 

そして舌下腺。

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 緑の所の舌下腺は、アゴの裏側から上に軽く圧します。親指でじわ~っと圧していると、舌まわりから唾液が湧き出てくるのを実感出来ます。

 顎下腺のマッサージのように、上顎も行うと歯茎のマッサージになります。

 唾液が少ない状態で歌を歌ったり、大きな声を出していると喉を痛めます。

目が乾くと目を痛めます。

喉が乾くと口の中と喉を痛めます。

 

 唾液が出るマッサージの指導を頼まれる場面は、これまで『嚥下障害』の方や、そのご家族の方でした。

しかし私達にも日頃から必要な事なのです♪

とてもリラックス出来ますし、味覚の正常化にも役立ちますよ♪

 是非取り組んでみて下さいね。(*^^*)/