後頭部や首が凝る(こる)のは、『顎(アゴ)が上がっている』から、首にストレスがかかり続けるという状態があります。
日頃から顎の位置を気にしている方は極めて希です。
《 顎を引く》
顎を引くと、姿勢が整います。
小さな子供が、大人の方達に囲まれて生活する場面では、『上を向く』場面が多くなりますから、顎は上がっているような印象を持たれるかも知れませんが、1人でいる所を見れば、顎は『自然な引き』におちついているものです。
大人はどうでしょうか。
顎の位置はどうなっているのでしょう。
首や肩、頭に不調を感じる方の多くは『顎が少し上がっている』生活の時間が多いように感じます。
ひどい方は自然体で既に顎が上がっています。
《 顎が上がっている 》
顎が上がっていると、首に圧力がかかります。
また 首の筋肉は緊張してコリます。
《 天に頭を引っ張ってもらう 》
頭のてっぺんに背骨の延長線上を意識して、上に引っ張られるような感じで『伸ばします』
上の写真の手の位置辺りが綺麗に伸びると思います。
このように伸びると、『軽く顎が引けて、頭の重さを感じなくなるくらい、バランスがとれます。』
その手の位置は、つむじの少し前辺りです。
《 手を使って引っ張ってみる 》
青い点がつむじ。。
赤い点が引っ張るポイントです。
赤い点の位置を引っ張ってみましょう。
髪の毛のお持ちでない方は、テープ等を貼って引いてみて下さい。。( ̄^ ̄)/
すると…
自然に軽く顎が引けると思います。
また首肩も楽になり、背すじ(身長も)も気持ち伸びると思います。
前の方を引きすぎると、顎が上がりますし、違和感があります。全然心地よく無いです。
後ろ過ぎると…顎が引きすぎて、呼吸自体が苦しくなります。
前後からベストな位置を求めて探っていると、自分の頭の形、今の姿勢におけるベストな位置が見つかると思います。
頭の形や大きさ、つむじの位置も一人一人違うものですから、あくまでも目安です。
下を向いた書き物をしているところです作業でも、立っている時でも、このようにつむじの前を引っ張られて伸びている姿勢を作ると、 背骨は竹の如く良くしなり 各部に負担のない楽な姿勢が作れます。
時々意識してみて下さいね。(^-^)v