私は、『鎖骨に角度がある』という意識をもって生活しています。
鎖骨の角度によっては、ヤバい『ねこ背』にもなり、腕を上に挙げる事が出来なくなります。
姿勢が悪くなると、大抵は『背骨が曲がっている』と言われたり、自らその様に感じていたりするようです。
時々そんなお話になることがあります。。
また腕痛くて上に挙げられない方や、腕が一定以上の高さに挙げられない方が、『肩のトレーニング』をしたりとか、安静にしたりして解決を目指す事が多いようです。。
この事について、ほぼ全員といっても良いくらい、鎖骨の角度に問題がありました。
可能な限り、鎖骨の角度を調えると…
曲がった背筋は伸びて真っ直ぐになる方向を取りはじめました。。
鎖骨の角度を調えると… 挙げられない腕も少しずつ上がるようになってきます。 そして肩の痛さはかなり軽減されるのです。
今回はそんな『鎖骨の角度』お話をいたします。。皆さんの『突破口』となりますように。。
↑これは手の指で、『鎖骨』を表現しています。
親指は肩甲骨、つまり背中側の鎖骨です。
人差し指は胸の鎖骨を示しています。
背骨が曲がっているとか、ねこ背の方は、どのようになっているかというと…↓
人差し指(胸の鎖骨)が下がり、親指(肩甲骨)が上がっています。
☆ 写真中にある図の解説です。
青色い絵は 横から見た骨の略図 です。
手の指の構えと絵は、連動しています。
青色の絵は右側が背中(後ろ)となり、左側が胸側(前)を示しています。
赤い矢印は上写真に於いては、胸の鎖骨が下がり、背中の肩甲骨が上がっている事を示しています。
それでは座った姿勢になり、私は上記のように、後ろ鎖骨を上げて、胸の鎖骨を下げてみますね。。 すると…
背骨が曲がりました。良くない意味で『ねこ背』になりました。。
ここで ポイントがあるのです。。
それは『背骨を曲げようとしていない』事です。 鎖骨の角度を変えると勝手に背骨が曲がってしまうのです。
ここはとても重要です。
多くの方の意識が背骨にあるからです。
意識が鎖骨にあると、姿勢の問題解決に的を得てゆく事が出来ます。
では理想な鎖骨の角度にしてみると…↓
↑胸を上げて、肩甲骨を下げました。
青色絵は鎖骨が水平を示しています。
手で示すと↓
こんな感じです。。
背骨を真っ直ぐに調えたくて…
曲がった背骨を真っ直ぐにしたくて…
一生懸命に背骨をどうにかしようと努力している方をみてきましたが… 背中を起こそうとしたり、腰に力んだりしても真っ直ぐにはならないのです。。
《 背骨は受け身となれば良い 》
背筋にどれだけ力んでも、背骨をどれだけ動かしても、鎖骨の角度と骨盤の角度が背骨の曲がり角度を決めているのですから、解決しません。 つじつまがあわないのです。
背骨は何かにバランスを取るために曲がっているのです。
何かとは、 骨盤の状態と鎖骨の状態です。
骨盤については、これまでに ある程度お伝えしてきました。
今回は鎖骨です。
世には肩の痛さと、可動域の制限が起きる『四十肩、五十肩』と言われる不調があります。
これについても、鎖骨の角度から解決の道のりを見いだす事が出来ます。
場合によっては解決への『突破口』となる事が多くありました。
それでは肩の痛さと、可動域の制限を再現してみます。 (無理しなければ壊れませんから、少し再現してみて下さい)↓
胸を下げて、肩甲骨を上げます。
自動的に猫背になります。
その鎖骨の角度を保ったまま…
腕を挙げてみましょう。↓
すると…
おや? 腕が上に上がらないでしょ?
私でも写真の位置が限界です…
これ以上挙げると、『肩が破壊される』と体が痛さと可動域の制限で教えてくれます。
(大切な体の声です)
無理しないで下さいね。
ヤバい世界の入り口で実感できたら生涯の宝ものです。
それでは腕を元通りに痛みなく挙げるように
なりましょう♪↓
それでは鎖骨の角度を調えます。
肩甲骨の鎖骨を下げて、胸を上げるようにすると…
するすると…腕は上に挙がるのです♪
(^-^)/
普段から『鎖骨の角度』を気にしていますか?
『肩甲骨からの腕』が意識に無い方は、多くの場合、肩首が腕を吊り下げてしまう為に、肩甲骨は上がり気味にセットされていくようです。↓
その様な感覚でいると、重心は 前より になりますので、胸側の鎖骨は下がる傾向にあるのでしょう…
したがって↓
こんな世界に陥ってしまうのですよ。。。
( 。゚Д゚。)
こんな世界から脱していきたいのです。
鎖骨は『関節』として、自在に動かせるようになります。
その訓練法もまたお伝えしていきます。
鎖骨に角度があると、意識した生活に入りましょう。
鎖骨が水平になると、背筋は伸びて、腕は楽に挙上出来ます。
その実感をもって過ごしましょう。
この事は、肩首のトラブルの解決を目指すにあたり『突破口』となる事が多くありました。
今回はこのあたりで終えましょう♪(^-^)/
続きは次回にお伝えしますね♪