健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

鎖骨のリング ① 『2つのパーツを1つのリングとする』

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 姿勢を正す事。

曲がったり、歪んだ姿勢を治したい時。

首や肩や背中の不調に苦しんでいる時。。

 

そんな時の為に、日頃から『鎖骨の角度』を水平にする意識を持つようにしています。

 

《 鎖骨のリング 》

分かりやすく手で示すとこうなります↓

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水平に良い感じの鎖骨は↑こんなイメージでお体に収まります。。

ところがヤバい猫背や、歪んだ背骨に於いては↓こんな感じのイメージになります。

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こうなると↓姿勢は猫背になります。

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これでは、腕も上がらなくなり、首肩は悲鳴を上げる日々となります。

 

そこで、元に正す調整をかけるのです。

その方法に行く前に、 指で示した『鎖骨のリング』とはいかなるものなのか? を今回は図解でお伝えしますね。(^-^)/

 

 鎖骨のリングは 『2つのパーツで組み上がっています』。 1つのリングがあるのではなくて、2つのパーツを1つのリングとして発動させるのが 鎖骨のリングなのです。

 

 《1つ目のパーツ 》図①

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肋骨の一番上の骨です。この一番上の肋骨が1つ目のパーツです。

略図にすると…↓

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そして肋骨の全体像は↓
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この↑図の肋骨には 鎖骨 が付いています。

ここがポイントですよ。

《 2つ目のパーツ 》

1つ目のパーツ図①に鎖骨の連結(ジョイント)を示します。↓図②

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2つ目のパーツは↓このように鎖骨(胸側)と肩甲骨(背中側)が『胸骨柄』で繋がっています。図③
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このパーツを略図にすると…

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( 肩甲骨の三角形の形は今回のリングを理解するのに省いています )

 

 《 2つのパーツを1つにする 》

2つのパーツを重ねてみましょう。

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それが↓

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こうなります。。

鎖骨のパーツは手で示したように後ろで繋がっていません。。(親指)

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しかし、胸骨柄で第一肋骨と第一胸椎(背骨)は繋がっている為、 肩甲骨の動きに対して、第一肋骨が連動して動かす事が出来るのです。

改めてみてみますと…↓

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どうですか? イメージ出来てきましたか?

1つ目のパーツ(第一肋骨)は体の表面から見えないし、触れないので、その存在を意識する事が無いと思います。

これで2つのパーツは1つのリングになりました。

 

さてここからは鎖骨のリングによる影響のお話をします。

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横から見た図です。

青色の背骨がリングの骨です(^-^)/

肋骨と鎖骨と肩甲骨は省いています。

イメージしてみて下さいね。

上の写真の赤色の背骨は『第7頸椎』

青色は『第1胸椎』緑色は『第2胸椎』となります。

 リングを発動させて、動かしてゆく事により、この3つの背骨を

『調和させるように』

『協調させるように』

『分離しないように』

『連動するように』

3つを良く馴染ませながら、体を使いこなしてゆく事が大切だと思っています。

 

 肩甲骨を下げて、胸を上に上げるようにすると、鎖骨の角度は調います。

 ここに図の2つのパーツを1つのリングとして使うイメージがあると、調整は容易になりますし、首肩の不調に対して体の中をイメージ出来るのです。

 

 多くの方のリングは、 固着していました。。 動かしていないから動かなくなる…

動かないから、3つの背骨(赤青緑)に連動性がなくなり、首に負担をかけて、背骨が曲がるのでしょう。。

ふだん意識することの無いリング…

日頃から意識することで、リングを目覚めさせて、訓練して発動させてゆく方法がありますので次回にお伝えしましょうね。

 

難しく考えないで、『そっか !  リングが動くようになれば良くなるんだな♪(^-^)/』

 

そんなノリでいて下さいませ。。♪