でんでん太鼓をイメージした歩きの練習です。
今回は、上半身の肩甲骨を綺麗に動かすコツです。
これまで徹底的におしりのお話をしてきました。
これからは、上半身へ移行しながら少しずつ肩甲骨のお話をしていきます。
《 歩行 》
歩く時に、腕を振って歩くのですが、多くの方の歩きを見ていると、『肩関節からの腕の振り』となっていて、肩甲骨が動いていません。
これまでにお伝えしたように、肩甲骨からが腕です。
つまり、肩甲骨が良く動いている腕の振りが出来るようになれば良いわけです。
肩甲骨が良く動く歩行をしていると、肩こりや、肩関節の痛み、首の痛み等の不調から抜け出せます。。
肩甲骨を腕の一員として、綺麗に動かす為のコツ…
それが、歩行時に 『肘を引いて体を捻る』
事にあります。
立ったまま、その場で上半身の練習をしてみましょう。
両肘を曲げて立ちましょう。
その場で片方ずつ、肘を後ろに引きながら上半身を捻りましょう。♪
写真では右肘を後ろに引き、上半身の捻りを入れています。
この時に、背骨がでんでん太鼓の軸となっている意識を持ちます。
では左腕はどうなのかというと…
『動かしていません』
真上からみたらわかるのですが、左肘は体の横にぴったりとキープされています。
横から見たら左肘は前に振れているように見えるでしょうが、実は体が捻られているだけで左肘は前に動いてはいません。
さて、そこから左肘を後ろに引く動作に入ります。
左肘を後ろに引いている動作の途中にニュートラルの構えを通過します。
そこから左肘を後ろに引き、肩甲骨と共に上半身の左側への捻りを作ります。
右肘はというと、ニュートラルに達した時点で、肘を曲げたまま、体の横にぴったりと添えておきます。
体の捻りにより、前に腕は行ってるように見えますが、肘は体の横にあり、前に出ません。
この左右の捻りを作る時に、『肘を後ろに引く ! 肘を後ろに引く !』って意識しながら歩くんです。♪
前に進むための歩行なのだけど、意識は後ろへ後ろへ、肘を引く♪
上半身は綺麗な捻りを生み出して、内臓がよくほぐれていきますよ。
私のマッサージよりも効果があるんだから、練習してみましょう。
そして、内臓の運動になります。
多くの方の歩きを見てきましたが、肩甲骨は背中の一部と成り果ててしまい、体に捻りは無く、腕は大きく振れていても胴体は静まりかえっている…
そんな歩きを見ると、もったいないな…
そう思います。。
イスに座っても出来る練習なので、練習してみて下さいね♪
歩くスピードは遅めから練習すると良いでしょう♪
ランニングになると肘の動きは前にも出ますが、まずは肘が前に出ない、上半身の捻りを重視した歩きを作り上げます。
そのコツとなるのが、『肘を引く♪』という意識です。
軽く肘を曲げて、肩甲骨を肋骨からはがすくらいの気持ちで肘を引き、腕の振りを作り、上半身の捻りを作りましょう♪
とにかく練習です。
これが歩きの基礎ですよ。
この様に動かしていると、日頃、肩甲骨が動かない歩き、腕から見失われた肩甲骨の存在をしっかりと実感出来る事でしょう(>.<)y-~
でんでん太鼓のイメージですよ♪
(>_<)/