『肩を回してみて下さい♪』
そんな問いかけに、どんな肩回しをするのか、なさるのか…
注目するのは肩回しの方向です。
・前から後ろへ回すのか…A
・後ろから前に回すのか…B
このどちらかになるのですが…
鎖骨のリングを起こしてゆき、姿勢を真っ直ぐに保つ為には、Aが正解です。
Bの肩回しをする方は、猫背になります。。
Aの肩回しをした方の未来は明るいです♪
今回は、この肩回しについてのお話をいたしましょう。。
《 Aの世界 》
肩回しをする時の意識の中心は肩甲骨から肘(ひじ)を動かす様に心がけて下さい。
肘から先の腕は、 勝手についてくる。。
それくらいの意識で動かして下さい。
動きは大きく、横から見て円になるようにします。(実際は円にはなりませんが、目指します)
・肘を前に…
そしてから上に…
そこから後ろに…
元に戻します。。
これがAの世界です。。
それではBの世界へ行ってみましょう。
《 Bの世界 》
肘を後ろに引くように…
後ろから上に…
そしてから前に動かす。
すると…
なんて事でしょう。鎖骨のリングは寝る角度に陥ります。
( ̄▽ ̄;)。。
即ち…良くない猫背になるのです。。
おばあちゃんやおじいちゃんを集めて、健康体操の指導をする際に、冒頭の問いかけをしています。
『肩を回してみて下さい』
すると皆さんは、
↑Aの世界か、
↓Bの世界か…
いづれかを行います。。
そこでグループ分けをするのです。
AのグループとBのグループに分けるのです。
するとAのグループの方は、背筋も真っ直ぐな方が多くて、方や首にトラブルの無い方が多数を占めます。
そしてBのグループを見てみると、腰も背筋も曲がり、肩や首にトラブルを持っている方が多数を占めます。。
《 Aの世界はリハビリになります 》
きっと普段から肩回しの方向が、猫背になるのか、背筋を伸ばす(起こす)のか…知らないままに生活をしています。。
とても重要な事なのですが、欠落したまま世の中の体操は存在しているような印象です。
Aの世界の肩回しをしていると、少しずつ、『鎖骨のリングが起きてきます』
重力は、鎖骨のリングが寝る方向(猫背方向)へ作用し続けています。。
重力を意識して感じとりながら、抗う様にお体をコントロールし続けなくては、生涯を美しく健康的な姿勢で全うする事は出来ないでしょう。。
腕を回してみて下さい…
そんな時、腕は肩甲骨からでしたね♪
肩関節から回しているようでは、いづれ肩のトラブルに至ります。
しかし肩甲骨から動かす事が意識出来れば、 肩の負担が激減しますから、既に不調の方でも改善の道のりに入る事が出来ます。
そして腕は前から後ろへ回す事が出来ると、だんだんと背筋は起きてきます。
しかし、鎖骨のリングを起こすための『第一胸椎』がゴチゴチに固まっていると鎖骨のリングは微動だに致しません。
そこでこれまでお伝えした鎖骨のリングを動かす体操を日々実践しながら、日常の肩回しは 『Aの世界』で行うのです。。
素敵なリハビリになります。
まだまだ若いから、リハビリなんて関係ない…とお思いの方。。
リハビリは機能回復のみならず、予防と機能向上と同義ですから…
動かし方一つで、ずいぶん世界が変わるものです。。
ね♪(^-^)/