今回は、曲がった腰が元に戻らない理由の1つをお伝えします。
腰が痛くて曲がったまま、元に戻らない時があります。
作業を頑張ったあと、立ち上がったら腰が曲がっている。
長年にわたり、少しずつ腰の曲がりが進行してしまった方。
このような姿勢で固定してしまっている方の相談をよく受けました。
『少しずつ、少しずつであれば、誰でも改善できます』とアドバイスしています。
『 腰を真っ直ぐに戻すにはどうしたら良いですか?』
このように多くの方から質問を受けます。
腰が曲がってしまって、腰が痛む。。
それゆえに 意識が腰に集中するわけです。
意識は腰にあるので、腰を何とかしようと、腰を伸ばそうとしたり、日頃から腰を鍛えたりするのでしょう。。
ここでは少し視点を変えて、腰が曲がったまま戻ってこない原因を観てみましょうね。
このような金属の補強材があります。
この補強材が体のどこかに打ち込まれている…
そんなイメージを使ってみます。
~このパーツが打ち込まれると、その部位は、パーツの角度で固定されます~
さて どこに このパーツが打ち込まれているのでしょう? (^_^) ?
答えは↓
太もものつけねです。
ここに、L字のパーツが発生するが如く、疲労した筋肉は曲がったまま固まっています。
もし太もものつけねにL字型の金属パーツが固定されたとしたら、私たちの姿勢はどうなるでしょうか…?
きっと腰は 曲がったままとなり 元に戻る事は無いでしょうね…
このパーツを外す事が重要になるのです。 これまで私が見てきた世の中の取り組みは、痛む腰、曲がった腰に意識が集中しているのでしょう。
腰を一生懸命に伸ばそうとしたり、背筋を鍛える事で腰を元に戻す取り組みを、外部から見てきましたが、元に戻せた方を私は知りません…
《 腰が悪いのではない。。》
腰を元に戻す事を妨げる固さが、太もものつけねにあります。
ここを弛めて伸ばすと↓
こんな感じで『すっと』腰は伸びます。
ですから、このパーツを伸ばしてみましょう。
足を前後に開いて『アキレス腱を伸ばす体操』をします。
今はお体の後ろ側が伸びています
両手は前方へ伸ばして組みましょう。
次に↓
両腕を上に持ち上げます。
肩甲骨と肋骨を、内臓まるごと上に持ち上げるのです。
そしてから
両腕を後方へそらしてゆきます。
すると、太ももに凝り固まったL字のパーツは伸びます!
腰は 伸ばしてもらう側 、受け身になりましょう。
動きの主導権は肩甲骨からの腕。
腕の動きは、太もものつけねを伸ばしてくれます。
これにより、腰は全く力むことなく、真っ直ぐに戻る事が出来るわけです。。(*´-`)
これは立って行う方法です。
外出時などに有効だとおもいます。
もし、お部屋なら、以前もお伝えした『籠つくり』の体操を取り入れてみたら良いでしょう。
パーツが弛み、伸びてゆく感覚が体感できる事でしょう。。
曲がった腰を元に戻すには、太もものつけねを調整する事です。
あぐらや座禅のように、椅子に座って長時間いると、赤点の箇所が固まります。
これは悪いことではありません。
しかし ここに手を加えて調整を適宜加えることが、真っ直ぐの姿勢を作る為に重要だという事です。。
自分の体を上手に使いこなせるようになりたいです。
90才を過ぎても、パーツを弛めて伸ばしてゆくと、腰は少しづつ、少しづつ、真っ直ぐに起きてきますよ。。
腰の曲がって痛む、おじいちゃん、おばあちゃん。。
その腰はいつから曲がったの?
って聞くと『前からよ!』
なんてお話になります。
若い時から、少しづつ曲がってゆく事の変化の度合いは緩やかであり、なかなか自覚が持てないのです。
今日、0.1度の角度を元に戻す調整をかけましょう。
それくらいなら痛くて出来ない…なんて事はありませんからね。。。(*´-`)
意識は太もものつけねに…ですよ。。
(●´ω`●)