健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

ストレッチの考え方①。 硬い所は伸びない・・

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お体の硬いところは不調になります。

また、不調な箇所が普段よりも柔らかくなる事はありません。。

 それゆえに、体に硬さを見つけてゆく事は大事ですし、その硬さを柔らかくしておく事は、健康上とても大切にしている事です。

 

 これまで多くの方のストレッチをみてきました。 お体の不調を改善して、解決する為に取り組んでいるストレッチです。

 このストレッチも奥が深いのです。。

 

 多くの方はストレッチを行っても、狙いどおりの効果は得られていません。。

 また場合によっては状況(症状)を、一生懸命に取り組んでも悪化させていました。

 今回から2回に分けて、意図しない状況の悪化がどうして起きるのかを説明します。

 

 《 硬いところは伸びない

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 写真を見て下さい。横に長い棒は、私がぶら下がって行う骨格、筋肉の調整法や、懸垂による鍛練を行う為の道具です。

 今回はこの棒を『ゴムの棒と見立て』てお話をします。

さっそく…

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イメージしましょうね。。(●´ω`●)

1本のゴムの棒があるとします。

ゴムの棒は、

真ん中の赤い部分が『硬く』て、

左右の青い部分が『柔らかく』なっているとします。

この棒を左右にストレッチ(引き伸ばす)してみると…

どうなるでしょうか??

きっと…

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青い部分は良く伸びて、赤い部分は伸びないと思います。。

青い部分は柔らかいので良く伸びるでしょう。

赤い部分は硬いので伸びないでしょう。。

 

私達がストレッチを行う理由は、硬く凝り固まったスジや筋肉を伸ばしたいからです。

 

 しかし上記の理由から残念ですがストレッチをしても、硬い所は伸びていません。せいぜい、『伸びていないけど、伸ばされた感じ』があるくらいです。

 

 硬い所を伸ばすには、まずは ほぐして弛める事です。

 硬さを感じる所をマッサージしたり、揉んだり、トントン叩いたりしてほぐします。。

 手の届かぬ箇所も、骨をもぞもぞ動かして 骨の硬さと動きで骨の周囲をほぐします。

そのようにして筋肉やスジを柔らかくしましょう。

 この方法はこれまでに『四つん這い体操』に於いてお伝えしていますから、改めてイメージを新たにして下さい。。

 

 下の写真。肩甲骨を使って、肩甲骨周囲をほぐしてゆきます。

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下の写真。手指を使って腰を弛めてゆきます。

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フラフープの様に骨盤を動かして

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腰を回す軌道は、真上から見たら円を描く様にします・・

左右に楕円にならないように・・

前後にもしっかりと意識を持ちます。

 

 手首足首、肘膝や首など、関節を動かして良く馴染ませるようにして、骨の動きによって、骨の周囲をほぐしてゆきます。

 

 ほぐれてきたら・・ストレッチをして伸ばしたい所を伸ばすと、ちゃんと伸びてくれますよ♪♪

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↑赤い部分の硬さがマッサージや体操でほぐれたら、全体が柔らかい青い部分になります。

 

そうしたら伸ばせばよいのです。

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筋肉やスジはちゃんと伸びてくれます。。

 

しかし、これではまだ問題があります。

 

これまでお伝えしてきた骨格の世界を思い出して下さい。。

 

『骨は はずされたくない

ストレッチしても不調が改善できない方、あるいはどんどん悪化してゆく方を多く見てきました。

ストレッチして悪くなる、多くの方の原因は、この骨の世界が欠落していました。

・骨の言い分『ストレッチしないで!』

『外れ気味に歪んでいるから伸ばさないで!』

 伸ばすのではなく、しめこんでもらいたい。。しめこんで安定したい。。

それが骨の言い分でしょう。。(●´ω`●)

 

対して

筋肉の言い分…・『ストレッチして伸ばして欲しい!』

・『疲労して固まった筋肉をほぐして欲しい!』

これが筋肉の言い分でしょう。。

 

であれば 関節に於いて、骨と筋肉の言い分は真っ向から対極にあります。

しめこんで欲しい骨と、伸ばして欲しい筋肉の世界。。

 

 さてさて、どうしましょうか…(´ω`)

 

その答えを次回にお伝えしましょうね。

 

ストレッチはね、柔らかくしてから行いましょうね(^o^)v

 

えへ♪