お体の硬いところは不調になります。
また、不調な箇所が普段よりも柔らかくなる事はありません。。
それゆえに、体に硬さを見つけてゆく事は大事ですし、その硬さを柔らかくしておく事は、健康上とても大切にしている事です。
これまで多くの方のストレッチをみてきました。 お体の不調を改善して、解決する為に取り組んでいるストレッチです。
このストレッチも奥が深いのです。。
多くの方はストレッチを行っても、狙いどおりの効果は得られていません。。
また場合によっては状況(症状)を、一生懸命に取り組んでも悪化させていました。
今回から2回に分けて、意図しない状況の悪化がどうして起きるのかを説明します。
《 硬いところは伸びない 》
写真を見て下さい。横に長い棒は、私がぶら下がって行う骨格、筋肉の調整法や、懸垂による鍛練を行う為の道具です。
今回はこの棒を『ゴムの棒と見立て』てお話をします。
さっそく…
イメージしましょうね。。(●´ω`●)
1本のゴムの棒があるとします。
ゴムの棒は、
真ん中の赤い部分が『硬く』て、
左右の青い部分が『柔らかく』なっているとします。
この棒を左右にストレッチ(引き伸ばす)してみると…
どうなるでしょうか??
きっと…
青い部分は良く伸びて、赤い部分は伸びないと思います。。
青い部分は柔らかいので良く伸びるでしょう。
赤い部分は硬いので伸びないでしょう。。
私達がストレッチを行う理由は、硬く凝り固まったスジや筋肉を伸ばしたいからです。
しかし上記の理由から残念ですがストレッチをしても、硬い所は伸びていません。せいぜい、『伸びていないけど、伸ばされた感じ』があるくらいです。
硬い所を伸ばすには、まずは ほぐして弛める事です。
硬さを感じる所をマッサージしたり、揉んだり、トントン叩いたりしてほぐします。。
手の届かぬ箇所も、骨をもぞもぞ動かして 骨の硬さと動きで骨の周囲をほぐします。
そのようにして筋肉やスジを柔らかくしましょう。
この方法はこれまでに『四つん這い体操』に於いてお伝えしていますから、改めてイメージを新たにして下さい。。
下の写真。肩甲骨を使って、肩甲骨周囲をほぐしてゆきます。
下の写真。手指を使って腰を弛めてゆきます。
フラフープの様に骨盤を動かして
腰を回す軌道は、真上から見たら円を描く様にします・・
左右に楕円にならないように・・
前後にもしっかりと意識を持ちます。
手首足首、肘膝や首など、関節を動かして良く馴染ませるようにして、骨の動きによって、骨の周囲をほぐしてゆきます。
ほぐれてきたら・・ストレッチをして伸ばしたい所を伸ばすと、ちゃんと伸びてくれますよ♪♪
↑赤い部分の硬さがマッサージや体操でほぐれたら、全体が柔らかい青い部分になります。
そうしたら伸ばせばよいのです。
筋肉やスジはちゃんと伸びてくれます。。
しかし、これではまだ問題があります。
これまでお伝えしてきた骨格の世界を思い出して下さい。。
『骨は はずされたくない 』
ストレッチしても不調が改善できない方、あるいはどんどん悪化してゆく方を多く見てきました。
ストレッチして悪くなる、多くの方の原因は、この骨の世界が欠落していました。
・骨の言い分『ストレッチしないで!』
『外れ気味に歪んでいるから伸ばさないで!』
伸ばすのではなく、しめこんでもらいたい。。しめこんで安定したい。。
それが骨の言い分でしょう。。(●´ω`●)
対して
筋肉の言い分…・『ストレッチして伸ばして欲しい!』
・『疲労して固まった筋肉をほぐして欲しい!』
これが筋肉の言い分でしょう。。
であれば 関節に於いて、骨と筋肉の言い分は真っ向から対極にあります。
しめこんで欲しい骨と、伸ばして欲しい筋肉の世界。。
さてさて、どうしましょうか…(´ω`)
その答えを次回にお伝えしましょうね。
ストレッチはね、柔らかくしてから行いましょうね(^o^)v
えへ♪