健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

腹式呼吸をして、心拍数を下げてみましょう。

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 心拍数を意識する時はどんな時ですか?

緊張したりすると『心臓がバクバク(汗)』してきて、早くて強い心拍を感じる事があります。

 運動した後は『心臓がバクバク!』してしんどいです。

 

 通常は心拍(心臓の鼓動)を体感出来ないので、手首の動脈を軽く押さえて脈を感じ取ります。

 時計を見ながら1分脈拍数を計って、一般的な心拍数としていると思います。

 

 私達の心臓の鼓動は、体の中でかなり大きく脈打っているのにその振動や音を感じ取れていません。

 今回は腹式呼吸をしながら、体と心を落ち着けていきます。

 すると…

普段感じる事の無かった心臓の鼓動を、脈打つ心臓の感覚を体感出来ます。

 

 いわゆる瞑想とか座禅で取り組まれている技法です。

それでは、はじめましょう。

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↑座る際には骨盤を立ててから行います♪

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腹式呼吸のお腹が見えやすいように手を後ろに回していますが、普段は手は足の上か、おへその下で構えたりします。

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お腹をへこませて息を吐きます。。

ゆっくりと吐きながら、吐ききる前には1秒ほど、ほとんど止めてるような感じです…(苦しくないように)、そしてからゆっくりと吸い始めます。

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やはりゆっくりと吸いながらお腹を膨らませていきます。100%吸いきる前に1秒ほど止めて…そしてから吐き始めましょう。。

 

 打ち寄せる海の波のように。。

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だんだんと体が落ち着いてきて、心も落ち着いてくる頃、心拍数を計っていると少し下がってくると思います。

 深い落ち着きに入る事が出来ると…

心臓の脈打つ鼓動が体で感じ取れるようになります。

自分の脈を感じながら(聴きながら)心臓のリズムに合わせて呼吸を調えるのはとても心地良いものです。

 

 そんな時、血圧は少し下がっていると思います。

心拍数も少し下がっています。

それでも深い呼吸をしていますから、体には酸素がいっぱいに満たされていますから、 体はぽかぽかと芯から暖かいのです。

 酸素いっぱいに満たされていますから、血液は大量に高圧で流さなくても良いものです。

 頭のスッキリ感も感じられると思います。

腹式呼吸で内蔵の血流も良くなります。

酸素がいっぱい取り込めます。

それであれば心臓が目一杯頑張らなくても良くなるので、血圧は下がる事が出来るのでしょう。

 

 普段意識は体の外側に向いていてばかりなので、体の内側に意識の眼を向ける事がありません。

 腹式呼吸をしながら意識を心臓あたりに向けて、心臓の鼓動を感じ取ろうとしていると、『鼓動を感じ取ることが出来るようになりますよ』

 最初はなんとなく感じ取れたような気がする…

というような感じです。

時々取り組んでいると、圧倒的な心臓の鼓動感に体か揺れるくらいになります。

 

 私は、この感覚になるまでに20分ほどかかります。

日頃から外側への意識が強ければ強いほど、深い落ち着きの感覚になるまでに時間がかかります。

 

  この感覚(状態)は様々な体の声を聴くベースになります。 普段聴くことのない静かな静かな体の声を聴きにいくのです♪

 深い静寂の中に浸ります。

静寂そのものを聴きに行くが如く。。

 

 腹式呼吸は心拍数を下げて、血圧も下げる事が出来ます。

それでいてぽかぽか暖かい。

この感覚を是非掴んでくださいね。

 

(*^^*)/