健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

『頭のつむじ前の1センチ』ここを天に引っ張られている世界に入る。。

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 背筋を正す。。

一言で言っても、その正し方は様々にあります。。

 多くの方は背筋や腹筋で背骨のコントロールをしています。

 今回はその背骨のコントロールに於いて、 『天に引っ張り上げられている』 世界をお伝えしますね。

 

 頭にはツムジと言われる髪の毛の渦の中心があります。髪の毛の無い方は・・・

想像しながら実践して的を得ていってください。(T-T)

 

 つむじから、1センチ程前方を意識すると多くの方はストライクでしたので、とりあえずは、その辺りとして説明してゆきましょう。

 

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上図は背骨です。

背骨は竹の様にしなります。

立っていても、歩いていても、座っていても寝ていても、背骨の具合は体に大きな影響を与えています。

 そして地球の重力により、背骨の具合は姿勢に於いても大きな影響を受けています。

 楽に立ち、楽に歩き、楽に座る事・・

 この事を叶える為にどうすれば良いのでしょう。。

 多くの方は、出来るだけ脱力しているようです。

 しかしその脱力により、重力の影響から、お体は崩れて崩壊してゆく方向性になっているようです。

 かろうじて・・皮膚とおにくが形を保つ力でもって人の形を保っているような状態・・

 自ら姿勢を正して、保つ力とは…?

 

 《 頭のつむじ前1センチの所を天に引っ張られている様にする

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 これまでお伝えしてきた背伸びを行ってみましょう。 肩甲骨と肋骨を真上に引き上げます。 この際に、おしりを軽くしめておけば骨盤の角度や骨盤の締まり具合も良好です。

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 そこで手を下ろしてみると、一応安定していてソコソコ良い感じなのですが、重力により背骨は不安定になっています。

 背骨を正す為に、ここから背筋や腹筋に力を入れて背骨の真っ直ぐを作ったりしていても、無駄に力む事になります。。 どう無駄かといえば、どこが正しいのか、真っ直ぐなのかの正解がわからないからです。

 そして不自然な力みにより、無駄に疲れます。。

そこで、頭のつむじの前1センチ辺りを『天に引っ張られている』様な気持ちで引き上げでみましょう。

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 先程の写真との違いがわかりますでしょうか?

 自覚としては 『軽くアゴが引けている』具合で背骨が無駄な曲がりが解消して、その場の姿勢に適した必用な曲がりを構築してくれる。とっても便利に使える技です。。

 つむじに意識を持つと、アゴが上がってしまいます。。

 つむじより前過ぎると、背骨に力の芯が発生しません。

 なのでつむじより1センチ前辺りがどなたにでも意識しやすい所だと思います。

 上手くいくと 尾てい骨までストレッチ感を感じとる事が出来ますよ♪

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 本を読んだり携帯電話をいじる姿勢に於いては、このつむじ前を天に引き上げる意識が無いと、首に折り曲げるストレスが常にかかり続ける為に、首や肩や腰を痛めます。

 その先は手指にも神経の異常を来すこともあるでしょう。。

 そこでつむじ前を天に引き上げる事を行うと…

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 背骨は美しい猫背を形成してくれて、背骨は竹の様にしなります♪

 この時、首も肩も腰も全く違和感ありません。

 

 因みに、首にある軟骨がどうかして、手指に痺れと痛みと脱力がある方からマッサージを頼まれたので、お伺いした際に、この姿勢つくりを実践してもらったら直ぐに痺れ等の症状は緩和しました。。

 マッサージはその後に行いますが、日頃の自分のお体の使い方が、とっても重要だという事を実感していただいた場面です。

 

 歩く時に意識して天に引っ張り上げられてみていて下さい。

 普段使わない筋肉が反応してくれるのを感じ取れると思いますよ♪

 最小限の力で最大の効果を得る事の出来る世界の一つです。

 パソコンに向かうデスクワークの姿勢にも♪

本を読みながらノートに書き学ぶ学習の場面に於いても♪

 ストレッチやウォーキングやランニングの運動や体操の時にも♪

 ただ、立つ・・・

そんな世界(場面)にも♪

 

 つむじの前1センチ前を天に引き上げられている・・(●´ω`●)♪

 

 そんな練習を意識しながら実践してみて下さい。

 骨盤から背骨にかけての『骨感』が養われますよ♪

 

 ね(^-^)/

 

 

 

 

足の裏の体重移動。爪先からカカトへ。

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 おしりの力を上手く使えれば、体を使いこなす事が上手くなります。

 では、いつもおしりに力を入れていたら良いのかとなると… 

 おしりに力が入らない場面と、おしりに力が入る場面がありますので、今回は一例をあげて説明しますね♪

 日頃から、体重を足の裏に感じながら生活していますか?

 

身体の前方に体重(重心)がある場面

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 身体の前方に体重(重心)が移動している場面では、足の裏の体重移動を行うと、元の姿勢に戻る時に、おしりの力が発動出来て、膝や腰に負荷がかからなくなります。

 

 物を拾おうとする時に、大抵の場合は爪先に重心があります。↓

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 爪先に重心があるままに、爪先の力を使って体を起こそうとすると、膝と太ももの表の筋肉に力が入ります。(赤色の部位)

 この場面で多くの方は、膝と腰を痛めています。(T-T)

 そこで《爪先からカカトへ体重移動》を行います。↓

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 体重移動の方法は、『カカトを床に押し付ける』ようにすれば簡単に重心が、爪先からカカトへ移動します。

 ・爪先に重心がある時は、爪先が浮かせられません。

・爪先に重心がある時は、カカトが浮いています。

そこで、足の裏全体を床につける様にしてからでも良いので、カカトをしっかり床に押し付けましょう。

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カカトを床に押し付ける様にしながら体を真っ直ぐ立つ姿勢に戻そうとすると…

『おしりに勝手に力が入ります』

青線のように、体の裏側に力の主軸が出来ているので、 膝にも腰にも負担はかかりません

 膝の痛い方の動きを見ていると、この足の裏の体重移動が欠落していました。。

 足の裏の体重移動は爪先からカカトへ♪

テニスやバレーボール等のスポーツ選手の故障を扱う場面では、マッサージの施術と共に、この足の裏の体重移動のお話が必要となる事が多かったです。

 パワーとスピードがある選手ほど、パワー×スピード=破壊力となって膝に襲いかかるのです・・・

 

 物を拾う様な場面を想定してその場で練習が出来ます。

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拾いに行く時は爪先に体重が乗ります。

そこで浮いて爪先からカカトへ体重を移してから、カカトを踏ん張っておしりの力を使って起き上がる。

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 カカトとおしりはセットですよ♪

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 膝にも腰にも負担はかかりません。

膝に不安のある方は、この足の裏の体重移動を練習してみて下さい。

 私は、マッサージを頼まれる事があれば、マッサージの施術で痛みの緩和を目指します。

 その際に、お体の使い方を観ています。

そこに痛める原因があれば、体の使い方の練習も取り入れます。

 筋力不足の問題よりも、お体の使い方の方が大問題である事の方が多いです。

 何十年と使っている身体なのだから、使い方は上手くなっていないとおかしいのですよ。

 子供達よりも、おっちゃんの方が上手くなっていたいので、頑張って練習しています♪♪♪(>.<)y-~

 

 

 

 

 

 

 

しりもちドスン ! ! 。。 着地を見つめましょう。

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 花瓶や植木鉢を高い所から下に落としてみたら…

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 その先に何がおこるか想像できます。

 植木鉢は落としたら壊れます。

 

 今回はしりもちについて考えてみたいと思います。

 

 腰痛の方から『しりもちをついた』と聞くにあたり、改めて詳しく聞けば 足が滑ったとか、段差を間違えて踏み違えたとか。。

しりもちをついた事について聞けば、その様に答えられる事が多くありました。

 私は質問を続けて、『普段しりもちをついていませんか?』

と聞きます。

 すると殆どの場合、『しりもちはついていません』と答えをいただくものでした。

 

 しかし、私は見たのです。 今、目の前でまさに その方がしりもちをついている事を…

 

 普段はしりもちをついていない…と言っているそこで、私の目の前で、堂々としりもちをついていながらにして、堂々と『しりもちをついていない』とおっしゃられておられる……

 うう。。

 

 私は骨盤を花瓶や植木鉢だと思って、大切に扱います。

 割れないように、崩れないように…

 

 しりもちは、どこからがしりもちで、どこからがしりもちでないのか?

 その定義はきっと無くて、痛みを伴った衝撃を感じた時をしりもちと判断しているのかな…

 まあ その定義はどうでもいいので、今回のお話に入りますね(^-^;)/

 

 これまで、『骨盤は開く』、開いて歪んで『正三角形が崩れる』事をお伝えしてきました。

 そこを踏まえると、イスや床に座る時に、軽くであっても落下させているのだとしたら…

 それはしりもちをついて、骨盤を壊していると言えると思っています。

 実際に腰痛の方の生活を見ていると、イスに座る際も、床に座る際も程度に差はあれども、『ドスン』と衝撃の加わる座り方をしていました。。

 私は目撃者です。

目の前で骨盤を壊す行為をはっきりと見ているのです。

 多く方がこれはしりもちではないだろう…

と、そう思っているか、思うことも無く、考えたことも無い世界。。

 私はその世界にいます。。

 

 今から座ります。
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おしりを後ろに引いてゆきます。

頭、腕は前に、おしりは後ろに…

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すると…

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着地はふわっと柔らかく座る事が出来ました。

 

その一方でしりもちをつくというのは、
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このあたりで頭の前方への重心移動が無いため、おしりを後ろに引くバランスの限界が早く訪れてしまい…

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落下するが如く、ドスンと座っているのが しりもちです。

 

 しりもちをつかないように、優しく、ふわっと着地出来るように、手や頭を前にバランスを取りながらおしりを後ろに引いていきましょう。♪

 着地ギリギリまでコントロール可能ですよ。

しかも筋力をそれ程必要としませんからね♪

 

 それを言えば、立ち上がる際にも、それほど筋力を必要としないと言う事もみえてきます。

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 立ち上がる際には頭と腕を前方へ送ります。

多少勢いをつけると解りやすいと思います。

 一切足に力を入れなくても、勝手におしりが浮き上がりますから…

 その力を利用して、おしりの力を使って体を起こしたら…

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 足に力を入れなくても立てるでしょう♪

膝に負担を感じること無く立てるでしょう♪

 

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 植木鉢を骨盤と思って日常生活をおくってみましょう♪♪

 生涯使っていく この体の扱い方が、日々上手くなってゆきますよ。。

 丁寧で、優しく扱える事が上級者だと思っています。

 力任せの体の使い方は、雑で乱暴な事が多くて、故障もいっぱいありました。。

 

 最小限の力で最大の効果を得るという事が、体の在り方の答えになるのだろうと想っています。。

 

 しりもちをつかない生活を意識してみて下さい。。

 『今出来た!』『上手く出来なかった!』

なんてやり取りが身体との対話となります。

 お体ともっともっと対話しながら生きてゆきましょう。。

 目に写ること、聞くに至ることにばかり意識を持っていかれないように…

 自分自身をもっと大切に。。

お体の存在を、存在感溢れる生活になりますように。。

 無意識の世界にお体を放り込まないように。。

 

 そんな風に想っています。。

(●´ω`●)/

 

 

 

 

 

座る時には『骨盤ロック・おにく寄せ』腰痛対策になります。。

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 骨盤が開かないように、外れないようにおしりを使いこなす技法が『骨盤ロック』。

 この骨盤を締めるおしりの使い方の応用を今回はお伝えしますね。

 今回は座った時に行う『骨盤ロック』です。

 

 腰痛持ちの方、これから低気圧の日が多くなりますから、骨盤は開きやすく、歪み易い時期となります。

座った時に骨盤は開こうとしています

その説明をしますね。

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 私は普通に座りました。

ただ座っているだけなのですが、既に骨盤は開こうとしていますし、歪もうとし続けています。。

 力(重力)により、体重も加味されて、自重により骨盤は開いてしまいそうになっています。

 概ね、多くの方はこの開く力は骨盤が許容出来る範囲に収まっています。。

 なので多くの場合座っても腰痛になりません。

 これは車のハンドルの遊びに例える事が出来ます。

 ポイントは腰痛になっていない方であっても、骨盤が歪む力を発生させている…という所です。

 

 立っている所から…

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座ってみれば…

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… 何となく、先程の目には見えない力の線が見えてきましたか?

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 何もしなければ、座るという事が既に骨盤を歪ませる行為に観えてきます。。

では何をすれば骨盤は歪んだり、開いたりしないでいられるのでしょう。。

 

 おしりに力を入れてみますか?

座ってる時って、おしりに力をいれられません。( ;∀;)

 さて…どうしましょう…

 

おしりの皮膚を使った骨盤ロック

どうすれば良いのか? の答えです。

おしりの皮膚を突っ張らせて、骨盤が開かないようにする技法です。

 それではお伝えいたします・・♪

 

 まずは好きなように座りましょう。

そしたら片方のおしりを浮かせます(持ち上げます)

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そしてから、持ち上げた側のおしり肉を皮膚と、衣類も丸ごと中心へ寄せます!↓

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 動作は女性が座る時にスカートを直す仕草によく似ています。

 おしり肉を、ズボン(スカート)丸ごとおしりの中心へ寄せます!

 おしり肉が寄った所で、姿勢を元に戻し手から そっと手だけを抜きます。

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 左のおしりはズボンと皮膚が突っ張っていますので、体重で骨盤が開こうとしても『ロック』がかかっていて、開きませんし、歪もうともしていません♪ 

 写真のように、右側は未だ手付かず故に、開こうとしています。。

そこで反対側の右にも『骨盤ロック』をかけてみましょう。

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すると…

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 見た目にはほとんど通常の座りと見分けがつきませんが、よく見ると『小尻』になっています。 この状態の目に見えない力の世界を目に見えるようにすると…

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 こんなイメージです(´ω`)✌️

この時に骨盤の状態は『ど安定』となります。 歪みようもなく、開く訳もない素敵な世界がここにあります。。♪

 

 例えば左側に腰痛がある方は、左側からキメると良いでしょう。

 

 《 応用

 それでは、左右をそれぞれ寄せるのが面倒なので、『一動作』で仕上げてみます。

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左のおしりを浮かしてから、左手で左のおしり肉を中心へ寄せる際に(赤線)…

少し勢いを持って体全体を右側へぐっと寄せましょう(白線)。

 すると右のおしり肉は自動的に中心へ寄ります(青線)。

 これが出来ると、わずか『一動作』で上記の手順が一つにまとめる事が出来ます。

 

 どんな椅子や地面に座る場面でも有効な技法です。

 横座りでも出来ますし、足を前に投げ出した姿勢でも出来ます。

 

 以前お伝えした骨盤の角度を立てて座る事が出来ると、歪みや開きを抑え込む事が出来ていますが、既に骨盤を立てる事が困難な状態に陥ってしまっている方や、既に慢性の腰痛に苦しんでおられる方は、痛みの緩和に即効性のある極めて有効な技法ですので、是非練習して習得して下さいませ。。

 腰痛の方こそ、上手く出来た時は「あれ?痛くない」とか「足の痺れがこない!」等、ストライクがまともに分かるだけに上手くなりますよ(>.<)y-~

 

 何十年か前に、電車に乗り降りして生活していた時代に、周りの方々の所作をつぶさに研究していました。。

 そんな中でたどり着いた答えの一つです。。

 

 女性がスカートを直すような仕草を男性の私が行うのは、最初はためらいもありましたが、すぐに馴れて恥ずかしさや違和感はなくなりました。(>_<)/

 

 最初は大袈裟に動かしておしり肉のつっぱり感や、ズボンのつっぱり感を感じてみて下さい。

 骨盤はおしり肉の中で落ち着いていられます。

 車の揺れにもへっちゃらですから♪

 

 何もしなければ、じわじわと少しずつ骨盤を壊しているかも知れませんね。。

 

 『骨盤ロック』はここにもありましたね♪♪♪

(>_<)/

 

 

 

 

 

 

 

 

「名称変更」骨盤の前面のL字ロックは『骨盤のL字の拘束』に変更しましょう。。

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 今回は『骨盤ロック』について、明確な使い分けの為に名称の変更をいたします。(^-^;

 

 これまでの施術で、自分自身気付かないで骨盤の前面のL字ロックと骨盤が外れないようにグリップを強化して締め込む骨盤ロックの2つを会話の際や施術の際に、一様に『骨盤ロック』とか『骨盤のロック』とお話ししてきました。

 その場では伝えたい事がしっかりと伝わっていたので問題視していませんでしたが、ブログで文章として伝えていくと・・

 おや???

おや~?

 となって、意味が違う2つの世界を混同してしまっている事に 最近になって気が付きました!  ( ̄▽ ̄;)/~  なんて事でしょう。

 

 まあ文章を読めば、狙いが違うため、間違う事は無いのですが、『骨盤ロック』とこれだけを指すと、曲がった腰が起き上がらなくなる原因の『太もも前面の筋肉』の事なのか、あるいは『咳やくしゃみで外れないようにグリップするロック』の事なのか?

 どちらを指しているのか分からないです。

 

 そこで今回からは2つのロックを分かりやすくする為に、『太もも前面の筋肉』が固まって、L字のロックがかかるように骨盤の角度を前傾させてしまう状態の事を

骨盤のL字の拘束 》あるいは

骨盤拘束 》 と変更してお伝えしてゆきます。  自分自身の施術や指導の際にも使い分けていきます。

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↑上の写真の手の指で示している筋肉が固まると↓

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↑骨盤が前傾したまま、起きてこないので腰が曲がり、腰が痛くなる・・

これが『骨盤の拘束』です。

 

そして骨盤で背骨をグリップする事を『骨盤ロック』としましょう。

 骨盤ロックはくしゃみや咳をする際に、非常に有効な腰痛予防となります。

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咳やくしゃみをすると、瞬間的に爆発力を持った内圧の上昇により、骨盤が外へと押し出されてしまいます・・腰がギクッ!

 とならないように、

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↑指で示している左右のお尻の筋肉を挟むように、軽く力を込める事が出来ると↓

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ド派手に咳をしても、猛烈なくしゃみをしでかしても↓

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しっかりと骨盤は背骨をグリップしていますから、骨盤は外れないように歪む事はありません。。

 それ故、腰痛に陥る事が防ぐ事が出来ます。

(●´ω`●)/~

これを『骨盤ロック』と言うことにいたしましょう。。

 

言葉で言っている事を文章にしていくのって、自分のおかしさに気付く良い訓練になりますね (^-^;

 

 太もも前面の拘束をゆるめてのばし、骨盤を絞め込んでいく習慣を身に付けて、軽やかに真っ直ぐな姿勢をいつまでも生涯保てますように。。(>_<)/

 

 

 

 

 

骨盤ロックを使いこなしましょう。 物の拾い方。。

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 骨盤の歪みは、経験上 外れるように歪む事が多かったです。

 尻餅をついて転ぶ時も骨盤や股関節が、外れるように崩壊して歪みます。(いづれまたお伝えします)

 

 骨盤や股関節が外れないように気を付けていたら安全とも言えます。

  日常生活に於いて、外れないようにする事は、至難であり、又不可能だとも想っています。。

 それぞれに仕事は様々であり、その特性上、必ず歪む仕事だってあります。

 例えば、大工さんや農家さん、それぞれに特徴のある体の使い方がありますからね。

 その特徴を熟知して、特徴に合わせて調える事に長けてゆけばどんなお仕事も安全です。。

 しかし、その仕事で、どんな壊れ方をするのかの説明と、その建て直し方が仕事を教える側から提供される事が無いために、多くの方が陰ながら苦しんでいる事を多く見てきました。。

 仕事が悪い訳では無いのかも知れません…

 

 自分を知り、体を知り、仕事を知り、安全に、上手に使いこなす術に長けてゆきたいと想っています。。

 

 今回は前回の『骨盤ロック』の応用をお伝えします。

 物を拾う場面に於いて、以前にお伝えした方法は、

・お尻を引く事。 

・後ろ足を軸にしておく事。

でした。   この方法により、骨盤は開くように歪まなくなります。

 それでも上記2点が使えない場面もあります。  その時に今回お伝えする『骨盤ロック』を使って骨盤を守ります。

 

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 目の前にいる子を拾い上げてみたいと思います。

 目の前にいる子は私に拾われる事を待っています。。

 …

 

 では、早速拾いますが、まずは以前お伝えした、後ろ足を軸にする方法で拾います。

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 右足は浮かせられる状態で、左足が軸足となっています。

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  この方法であれば、骨盤や股関節は歪まないので、腰に痛みはありませんし、痛くなる事も無いのです。

 

 それでは次に、良くない例を挙げましょう。

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 前にある右足に体重を乗せきっています。

軸足が前にある右足となっていますから、左足は何も意識していません。

 この時に、左の骨盤や股関節はどんどん開く方へ歪みます。

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 『自分の足の重さ…』これが破壊力となります。

  自分の足の重さ=骨盤や股関節への破壊力

 そのようなものだとしておいて下さい。

 自分の足の重さが重力により、下へ下がり続けていますから…

 自分の足の重さに負けないように、足をつっぱる様に、ずり下がろうとする足を支える『存在』が必要です。

 その『存在』とは 《おしり》なのです。。

  どういう事かというと…

↓こうします。

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 前にある右足を軸足とする場合では、後ろ側の足となる 左のおしりに力を入れて、いっその事、左足は浮かせたら良いのです。

 左足はおしりの力により、骨盤や背骨はガッチリと噛み込み、締め込み続けてくれます。

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 左側に青線の軸を意識して 立ち、その青線をキープ出来るように、『グッと左のお尻に力をこめて』体を前に倒すと…↓

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 こんな感じになります。

 この時に膝は曲げた方が楽チンであります。。(>_<)/

 長いものを支えるより、短いものを支える方が楽チンです。同じ重さでも、お尻にかかる負荷が違います。

 長ければ腰やお尻に負荷が増しますから、コンパクトに膝を折りたたむと良いでしょう♪

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 体を起こす時には、挙上した左足を下ろす事により、上半身が起き上がる様にイメージしましょう。

 
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 骨盤や股関節を守る為に、お尻の力を使いこなしましょう。。

 骨盤ロックを使いこなせるようになると、以前にお伝えした。後ろ足を軸にする事と、お尻を後ろに引く事と組み合わせて、ほとんどの場面を安全に上手に乗り越えられます。

 そして、たかが下にある物を拾う動作でさえ、『有意義な動作』となります。

 日常の無意識の世界が、意識の世界へと格上げされてゆきます。。

上手く決まった時は嬉しいものです。。

 

 骨盤ロック、意識して使いこなして下さい。(>.<)y-~

 

 

 

 

 

『咳・くしゃみ』から起きる腰痛を防ぐ方法。。

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 花粉とか、風邪をひいたりとかした際に、くしゃみが出る事があります。

 また、食べ物を咽に引っかけたり、誤嚥したり風邪をひいたりした時に、咳が出たりします。

 咳やくしゃみをしていると、『ぎっくり腰』になったり、腰痛になる事があります。

 そこそこ長めに人生を送っていれば、誰でも一度は このような咳や、くしゃみから起きる腰のトラブルを経験した事があると思います。。

 

 今回はこのような咳やくしゃみの場面に於いて、腰痛にならない方法をお伝えしますね。。

 

 咳やくしゃみから腰を守る方法。。

それは  《 骨盤ロック 》 と私は言っています。

 文字どおり、骨盤をロックする、固定する事を骨盤ロックと言います。

 

 この方法をお伝えする前に、咳やくしゃみでどうして腰が痛くなるのか… 或いは立てなくなるほどの腰の激痛、『ぎっくり腰』がなぜ起きるのか…

 そこからお話をしてゆきましょう。。

 

   ここからは写真で説明いたしますね♪

 ある日、私はくしゃみが出そうになりました。

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 くしゃみが出そうです・・

ハッ ハッ ハッ っと息を吸い込んでいる、くしゃみの前半であります。

 写真は歌っている姿ではありませぬ。。

くしゃみの前半なのであります。。

 ウクレレを弾いてはいますが、歌っているのではないのであります。。(^-^;

    そして… そんなこんなで…

↓『へ~っくし🖤 ! ! ! 』

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 くしゃみをいたしましたところ、腰に電気が走ったかの如く、痛みが発生して…

そこから動けなくなる…

↑これが多くの方が体験する腰痛の形です。。

 息を吸っている前半は腰痛になりませんが、後半の息を勢いよく吐く場面で『ぎくっ』とやるわけです。(^-^;

 

 そこで息を吐く場面では、どの様な事が体に起きているのかを 以前使用した図を再利用して説明いたしますね。

↓この図を再利用します♪
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ではでは…

《 くしゃみ、咳の息を吐く瞬間 》

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 勢いよく息を吐く時には、 物凄くお腹に力が入ります。

 腹筋も背筋も全部使って、空気の力で中の物を外に出す訳です。

 『マヨネーズの空容器を勢いよく踏んづけて、蓋を飛ばす! ! ! 』

 これくらいに例えても良いくらいの力を、おじいちゃん、おばあちゃんでも赤ちゃんでも行っている…

 《 腹圧の瞬間的上昇 》

息を吐く場面では『腹圧の瞬間的上昇』が起きます。この腹圧を青線で記してみました。

 腹圧は外側の、全方位に向けて発生しています。。

 私のイメージでは爆発的であるとしています。

 《そうすると、骨盤の合わせ目となる 仙腸関節』が外れるようになる》

これは緑の○の中が仙腸関節の部分です。

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骨盤が外れるような…

仙腸関節が外れるような…

(外れるとは…については過去の説明をみて下さい。。)

そんな危険な力が内側から外側へ向かって、爆発的に、瞬間的に起きるのが『咳やくしゃみ』なのです。。

 人によって、症状によっては、延々とおわりなく続く咳やくしゃみ……

 この骨盤がずれてはいけないので、腰の筋肉は大緊張して、それ以上動かないように固まってしまいます。。

 立ったり座ったりする事も困難になるのはこの為です。。

 

 そこで、骨盤を咳やくしゃみから守る方法の出番となります。。

 《 骨盤をロックする

方法はとても簡単です。

それは《 お尻に力を入れる 》 という事です。

 お尻にギュッと力を入れて、お尻で紙でも挟んでいるように力を込めているうちに、咳やくしゃみの後半である『吐く』を迎えたら良いのです。

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どんなに腹圧が強くても、お尻に力を入れてくしゃみをすれば 力は相殺 されるので、骨盤がずれたり歪む事はありません。(>_<)/

 どうですか?

  簡単でしょ(●´ω`●)/

 

骨盤ロックで平和なくしゃみを成し遂げた安心の写真↓

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  この簡単な事すら、知らないでガンガン咳をしまくってボロボロに成り果ててゆく方を多くみてきました…

 くしゃみもまたしかり…

 

 咳やくしゃみは相当に体力を消耗します。。

もうダメだ… もう無理…  と体力が限界を迎えているのに… 容赦なく咳やくしゃみはやってきます。。。

 心も折れている… それでも容赦なく咳やくしゃみは起きてくる。。

 

 腰が痛ければ立つことも座る事も、寝返りをとることも困難になります。。

 せめて咳が続いても、《 骨盤をロック 》して腰を守りながらいられたら、どんなに楽か…

 

 ぎっくり腰になった方からよく聞く話は、『咳をしただけなのに…』

『くしゃみをしただけなのに…』

なんてお話。

 咳をするからぎっくり腰になるのです。

筋力がある方でも、お尻にロックがかけられなければ、簡単に腹圧で骨盤は壊れます・・・

 

 筋力の弱い方であっても、お尻に力を入れる事が出来ればぎっくり腰や腰痛にはなりませんよ♪♪

 

 赤ちゃんや小さいお子さんが、大人のように腰痛にならないのは、きっととても柔軟性に富んでいるから弾力をもって耐久出来ているのでしょう。。

 

 私たちも日頃から柔らかさを求めて体操や運動に取り組みましょう♪

 

 そして、くしゃみや咳が出そうになったならば・・

お尻のお肉を寄せて『骨盤ロック』をかけておきましょう。

 骨盤ロック中であればどんなに咳き込んでも、回りがビックリするくらいのくしゃみをド派手にやらかしても、腰は大丈夫です!

 お尻を使いこなして、安心して くしゃみや咳をして下さいね。

 

(>_<)/