健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

『咳・くしゃみ』から起きる腰痛を防ぐ方法。。

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 花粉とか、風邪をひいたりとかした際に、くしゃみが出る事があります。

 また、食べ物を咽に引っかけたり、誤嚥したり風邪をひいたりした時に、咳が出たりします。

 咳やくしゃみをしていると、『ぎっくり腰』になったり、腰痛になる事があります。

 そこそこ長めに人生を送っていれば、誰でも一度は このような咳や、くしゃみから起きる腰のトラブルを経験した事があると思います。。

 

 今回はこのような咳やくしゃみの場面に於いて、腰痛にならない方法をお伝えしますね。。

 

 咳やくしゃみから腰を守る方法。。

それは  《 骨盤ロック 》 と私は言っています。

 文字どおり、骨盤をロックする、固定する事を骨盤ロックと言います。

 

 この方法をお伝えする前に、咳やくしゃみでどうして腰が痛くなるのか… 或いは立てなくなるほどの腰の激痛、『ぎっくり腰』がなぜ起きるのか…

 そこからお話をしてゆきましょう。。

 

   ここからは写真で説明いたしますね♪

 ある日、私はくしゃみが出そうになりました。

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 くしゃみが出そうです・・

ハッ ハッ ハッ っと息を吸い込んでいる、くしゃみの前半であります。

 写真は歌っている姿ではありませぬ。。

くしゃみの前半なのであります。。

 ウクレレを弾いてはいますが、歌っているのではないのであります。。(^-^;

    そして… そんなこんなで…

↓『へ~っくし🖤 ! ! ! 』

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 くしゃみをいたしましたところ、腰に電気が走ったかの如く、痛みが発生して…

そこから動けなくなる…

↑これが多くの方が体験する腰痛の形です。。

 息を吸っている前半は腰痛になりませんが、後半の息を勢いよく吐く場面で『ぎくっ』とやるわけです。(^-^;

 

 そこで息を吐く場面では、どの様な事が体に起きているのかを 以前使用した図を再利用して説明いたしますね。

↓この図を再利用します♪
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ではでは…

《 くしゃみ、咳の息を吐く瞬間 》

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 勢いよく息を吐く時には、 物凄くお腹に力が入ります。

 腹筋も背筋も全部使って、空気の力で中の物を外に出す訳です。

 『マヨネーズの空容器を勢いよく踏んづけて、蓋を飛ばす! ! ! 』

 これくらいに例えても良いくらいの力を、おじいちゃん、おばあちゃんでも赤ちゃんでも行っている…

 《 腹圧の瞬間的上昇 》

息を吐く場面では『腹圧の瞬間的上昇』が起きます。この腹圧を青線で記してみました。

 腹圧は外側の、全方位に向けて発生しています。。

 私のイメージでは爆発的であるとしています。

 《そうすると、骨盤の合わせ目となる 仙腸関節』が外れるようになる》

これは緑の○の中が仙腸関節の部分です。

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骨盤が外れるような…

仙腸関節が外れるような…

(外れるとは…については過去の説明をみて下さい。。)

そんな危険な力が内側から外側へ向かって、爆発的に、瞬間的に起きるのが『咳やくしゃみ』なのです。。

 人によって、症状によっては、延々とおわりなく続く咳やくしゃみ……

 この骨盤がずれてはいけないので、腰の筋肉は大緊張して、それ以上動かないように固まってしまいます。。

 立ったり座ったりする事も困難になるのはこの為です。。

 

 そこで、骨盤を咳やくしゃみから守る方法の出番となります。。

 《 骨盤をロックする

方法はとても簡単です。

それは《 お尻に力を入れる 》 という事です。

 お尻にギュッと力を入れて、お尻で紙でも挟んでいるように力を込めているうちに、咳やくしゃみの後半である『吐く』を迎えたら良いのです。

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どんなに腹圧が強くても、お尻に力を入れてくしゃみをすれば 力は相殺 されるので、骨盤がずれたり歪む事はありません。(>_<)/

 どうですか?

  簡単でしょ(●´ω`●)/

 

骨盤ロックで平和なくしゃみを成し遂げた安心の写真↓

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  この簡単な事すら、知らないでガンガン咳をしまくってボロボロに成り果ててゆく方を多くみてきました…

 くしゃみもまたしかり…

 

 咳やくしゃみは相当に体力を消耗します。。

もうダメだ… もう無理…  と体力が限界を迎えているのに… 容赦なく咳やくしゃみはやってきます。。。

 心も折れている… それでも容赦なく咳やくしゃみは起きてくる。。

 

 腰が痛ければ立つことも座る事も、寝返りをとることも困難になります。。

 せめて咳が続いても、《 骨盤をロック 》して腰を守りながらいられたら、どんなに楽か…

 

 ぎっくり腰になった方からよく聞く話は、『咳をしただけなのに…』

『くしゃみをしただけなのに…』

なんてお話。

 咳をするからぎっくり腰になるのです。

筋力がある方でも、お尻にロックがかけられなければ、簡単に腹圧で骨盤は壊れます・・・

 

 筋力の弱い方であっても、お尻に力を入れる事が出来ればぎっくり腰や腰痛にはなりませんよ♪♪

 

 赤ちゃんや小さいお子さんが、大人のように腰痛にならないのは、きっととても柔軟性に富んでいるから弾力をもって耐久出来ているのでしょう。。

 

 私たちも日頃から柔らかさを求めて体操や運動に取り組みましょう♪

 

 そして、くしゃみや咳が出そうになったならば・・

お尻のお肉を寄せて『骨盤ロック』をかけておきましょう。

 骨盤ロック中であればどんなに咳き込んでも、回りがビックリするくらいのくしゃみをド派手にやらかしても、腰は大丈夫です!

 お尻を使いこなして、安心して くしゃみや咳をして下さいね。

 

(>_<)/