骨盤が開かないように、外れないようにおしりを使いこなす技法が『骨盤ロック』。
この骨盤を締めるおしりの使い方の応用を今回はお伝えしますね。
今回は座った時に行う『骨盤ロック』です。
腰痛持ちの方、これから低気圧の日が多くなりますから、骨盤は開きやすく、歪み易い時期となります。
《 座った時に骨盤は開こうとしています 》
その説明をしますね。
私は普通に座りました。
ただ座っているだけなのですが、既に骨盤は開こうとしていますし、歪もうとし続けています。。
力(重力)により、体重も加味されて、自重により骨盤は開いてしまいそうになっています。
概ね、多くの方はこの開く力は骨盤が許容出来る範囲に収まっています。。
なので多くの場合座っても腰痛になりません。
これは車のハンドルの遊びに例える事が出来ます。
ポイントは腰痛になっていない方であっても、骨盤が歪む力を発生させている…という所です。
立っている所から…
座ってみれば…
… 何となく、先程の目には見えない力の線が見えてきましたか?
何もしなければ、座るという事が既に骨盤を歪ませる行為に観えてきます。。
では何をすれば骨盤は歪んだり、開いたりしないでいられるのでしょう。。
おしりに力を入れてみますか?
座ってる時って、おしりに力をいれられません。( ;∀;)
さて…どうしましょう…
《 おしりの皮膚を使った骨盤ロック 》
どうすれば良いのか? の答えです。
おしりの皮膚を突っ張らせて、骨盤が開かないようにする技法です。
それではお伝えいたします・・♪
まずは好きなように座りましょう。
そしたら片方のおしりを浮かせます(持ち上げます)
そしてから、持ち上げた側のおしり肉を皮膚と、衣類も丸ごと中心へ寄せます!↓
動作は女性が座る時にスカートを直す仕草によく似ています。
おしり肉を、ズボン(スカート)丸ごとおしりの中心へ寄せます!
おしり肉が寄った所で、姿勢を元に戻し手から そっと手だけを抜きます。
左のおしりはズボンと皮膚が突っ張っていますので、体重で骨盤が開こうとしても『ロック』がかかっていて、開きませんし、歪もうともしていません♪
写真のように、右側は未だ手付かず故に、開こうとしています。。
そこで反対側の右にも『骨盤ロック』をかけてみましょう。
すると…
見た目にはほとんど通常の座りと見分けがつきませんが、よく見ると『小尻』になっています。 この状態の目に見えない力の世界を目に見えるようにすると…
こんなイメージです(´ω`)✌️
この時に骨盤の状態は『ど安定』となります。 歪みようもなく、開く訳もない素敵な世界がここにあります。。♪
例えば左側に腰痛がある方は、左側からキメると良いでしょう。
《 応用 》
それでは、左右をそれぞれ寄せるのが面倒なので、『一動作』で仕上げてみます。
左のおしりを浮かしてから、左手で左のおしり肉を中心へ寄せる際に(赤線)…
少し勢いを持って体全体を右側へぐっと寄せましょう(白線)。
すると右のおしり肉は自動的に中心へ寄ります(青線)。
これが出来ると、わずか『一動作』で上記の手順が一つにまとめる事が出来ます。
どんな椅子や地面に座る場面でも有効な技法です。
横座りでも出来ますし、足を前に投げ出した姿勢でも出来ます。
以前お伝えした骨盤の角度を立てて座る事が出来ると、歪みや開きを抑え込む事が出来ていますが、既に骨盤を立てる事が困難な状態に陥ってしまっている方や、既に慢性の腰痛に苦しんでおられる方は、痛みの緩和に即効性のある極めて有効な技法ですので、是非練習して習得して下さいませ。。
腰痛の方こそ、上手く出来た時は「あれ?痛くない」とか「足の痺れがこない!」等、ストライクがまともに分かるだけに上手くなりますよ(>.<)y-~
何十年か前に、電車に乗り降りして生活していた時代に、周りの方々の所作をつぶさに研究していました。。
そんな中でたどり着いた答えの一つです。。
女性がスカートを直すような仕草を男性の私が行うのは、最初はためらいもありましたが、すぐに馴れて恥ずかしさや違和感はなくなりました。(>_<)/
最初は大袈裟に動かしておしり肉のつっぱり感や、ズボンのつっぱり感を感じてみて下さい。
骨盤はおしり肉の中で落ち着いていられます。
車の揺れにもへっちゃらですから♪
何もしなければ、じわじわと少しずつ骨盤を壊しているかも知れませんね。。
『骨盤ロック』はここにもありましたね♪♪♪
(>_<)/