健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

つま先の調整法。 足指のお手入れ。。

f:id:nicopi3104:20210321161439j:image

 足の指、動かしていますか?

そして、足の指達。動きますか?

 

 つま先をコントロールして立ち上がる方法を前回にお伝えしました。

 今回は、つま先である足指の調整法をお伝えします。(*^^*)

 

 おじいちゃん、おばあちゃんに行き合った際に、時折質問します。

『足の指を動かしていますか?』

そして

『足の指を動かしてみて?』

 

そんなこんなで、足のおゆびを動かしてみてみていただくのですよ…

 

 するとですね。

7割くらいの方は  なんて事でしょう。

《足のおゆびが動かない!》

しかも、綺麗に動く方はほとんどおられないのです…

 

 足の指の動かない(動かせない)度合いと、足腰をはじめとする、お体の不調の度合いは、私の経験上比例していました。

そうであれば…

こんな風に考えます。

『足の指を動くようにしてゆけば、体の調子は良くなるのではないのかな?♡?』

 

 そこで、おじいちゃん、おばあちゃん達に足の指をお手入れする方法をお伝えして、実践していただいています。

 少しずつ、可動域が大きくなってきたり、動かせる様になってくると…

不思議な事に、あちこちの調子が良くなってくるのですよ。(*^^*)/

 

 アレコレとやっても効果がでない方も、全然関係ないと思っていた足の指のお手入れすると、あちこちの具合が良くなってゆくのですよ。。

  

 赤ちゃんの手足を見る機会がある方は、是非じっくりと観察してみてほしいのが、手足の指の動きです。

  赤ちゃんは足の指も、手と変わらないほどに活発に動かしています。

 手と足の区別や差別をしていないからなのでしょう。。

 手足の指の動きは、脳の活性と深く関わっていると学びました。

 その通りだろうと思うのです。

 

 赤ちゃんの時はよく動いていた足の指。。

いつの間に動かせなくなったのかしら…

(´ω`)

 

 動かしていない所は動かなくなる。

 特に動かさなくても、1日が生活できて、生活が成り立ってしまうから。。

 靴を履き、足指をガッチリと固定してしまって暮らしていますから…

 だから、年月を経て動かない様になってしまう。。

 近年は、若い方でも、子供達でも足指の動かない子がいますよ。。

 

 例えば首が動かなくなったら、一大事となり、病院へ行ったり専門家の指導を受けたりするでしょう。

 また体操や運動やセルフケアを実践する意識のある方は、一大事に対応して自ら解決してゆく事でしょう。

 肩がどうとか、腰がどうとかでリハビリに延々と通ってる方。。

『足の指、動きますか?』

少し意地悪な言葉になってしまいましたけど…

 足の指が大事なんですよ。。

手の指と何ら変わり無く大切なのですよ。。

目立たないですが、歩行時にも、立ったり座ったりでも、物凄く活躍してくれている足の指達ですよ。。

 脳や、全身の神経路にも影響があると想っていて損はしませんから。。

 

 長くなってしまいましたね。

それでは前置きを踏まえて、足のおゆびの調整法をお伝えいたしましょう。

 

 《 指は長いという認識を持つ 》

f:id:nicopi3104:20210321170445j:image

骨格を見てみると、見た目以上に指は長いのです。 青線の辺りまでが指であり、指の間のお肉は『両生類からのヒレ』からの進化と言われたりしています。

 体を見た目で真に受けること無く、骨格からの体を意識出来るようになると、体の使い方は一段レベルが上がります。

 

 足の指は、青線のように長いモノだとしておいて下さいね。

 

 《 足指のスキマ作り♪ 》
f:id:nicopi3104:20210321171025j:image

手の指を、足の指と指の間に挟み込みましょう。

 この際、足の指を『もぞもぞ』と動かすのはとても良い事です♪

 靴に固定されて広がれなくなっていた指が喜びますよ(*^^*)/

 圧迫と固定から解放してあげましょうね。

 

 これを行うだけでも、足の疲れの抜けが良いのです。

  いっぱい歩いた足の疲れの抜けが良く。

 あるいは ほとんど歩かなかった足の活力を作る事になりますよ。。

 毎日何処かで行っておきましょう。

 

《 親指、母趾球の調整 》

f:id:nicopi3104:20210321172106j:image

手の指を当てて、矢印の方向へ圧をかけます。

手の親指が、母趾球の関節へ圧をかけていて、 ここが支点となって足の親指を広げてあげます。

  外反母趾の方は痛みを抜く技となりますから覚えてください。

 そしてから…

f:id:nicopi3104:20210321172459j:image

 足の親指を握って、母趾球を支点にして、グリグリと回す円運動を行います。

 軟骨とスジを馴染ませてゆるめるイメージで行って下さい。

 心地よさを感じる強さと動きの大きさで行いましょう。

 これによって足指全体の可動域が広くなります。(足指の動きの主導権は親指にあるからです。)

 

 《 足指のマッサージ 》

f:id:nicopi3104:20210321172953j:image

目に見えない足指の間に、手の指を当てます。

 足の裏と足の甲の両面から挟み込みましょう。

 好きな圧の加減で良いので、圧をかけてから、 『足の指をもぞもぞ動かします』

 手の指の方はあまり動かさなくても良い結果を得られます。

 足の指をもぞもぞ動かしていると、細やかにスジ、筋肉が動いて良くゆるみます。。

 指の間に疲れが溜まってくるのですよ。

(´ω`)

そしてから、
f:id:nicopi3104:20210321173529j:image

甲側や足裏側から、骨と骨のスキマにそってマッサージしてあげましょう♪♪

 疲れがよく抜ける足になる事でしょう。

 

 そしてからの

《 指を広げる 》
f:id:nicopi3104:20210321173733j:image

足の親指を床に押し付けて支点として、人指し指から小指まで広げてみます。

 親指を支点にすると、指は広げやすくなりますから、既に広がらなくなっている方も、動かすきっかけを作る事になりますから、頑張って下さいね。

 

手の指が動かなくなったら、一大事という気持ちになるでしょう。

 足の指も全く同様に扱ってゆきましょう。

ここに気付く方と気付かない方の健康の差は大きいものですよ。。

 

 意外と足の指から、全体の調子が良くなってきたりするものだから面白いです。

 

 手で足を触ることが出来ないまでにお体の固い方は、杖の先等を使用して痛くないように、足指をゆるめる事が出来ます。

 また、腰やフトモモなどの柔軟性を求めてゆく事も必要となります。。

 この辺りは追って後程お伝えしてゆきます。

 

 見落としがちな足指を、手の指と同様に扱う気持ちをもって暮らしてゆきます。

 健康のイロハの基礎でありますから。。

 

ね♪ (^-^)/