骨盤は動く関節です。 理想的な動きは自転車のクランクの様に見えて感じるので、『クランク運動』とお話しています。
骨盤は正三角形を形成していないと、体重を骨で支える事が困難となります。
骨で支えられない分は『筋肉や靭帯に仕事が押し付けられます。。』
両手を骨盤に見立てる事が出来ます。。
上の図を手で表すと、
親指の爪辺りは『仙腸関節のイメージ』となり、小指同士の接合部は『恥骨結合のイメージ』としています。
そして 骨盤は左右の骨で、背骨を挟んで掴むようにグリップしています。
そこを踏まえて今回のお話は骨盤の動き…
微妙に動くその感じはまるで『自転車のクランク』の如く。。
※自転車の足を乗せるペタル。そのペタルを漕ぐ(回す)と左右の高さが違う為に回転運動が継続します。
どちらか一方を下げると反対側が上がる…
骨盤が動くと、正三角形の骨盤が歪むという事ではなくて、『ハンドルの遊び』の範疇で機能的に動く骨盤が高性能な骨盤と言えるでしょう。
それでは、手で骨盤のクランク運動を表現してみます。
上の写真の親指と小指は左右高さが揃っています。
今度は右の骨盤を押し下げる事を手で表現すると↓
右手の親指は下に下がりましたが、『ハンドルの遊び』の範疇にあるので、骨盤は機能的に正三角形を維持しています。
それでは左の骨盤を押し下げると↓
左手の親指と小指は下に下がります。
この繰り返しの手の動き(骨盤の動き)が、自転車のクランクのように感じています。。
手の写真だけだと、左手が押し下げられているのか、右手が上がっているのか判別が出来ないかもしれません。。
これはとても大切な事なのですが、
歪みに対して、『右側が下がってますよ』と言われた場合、もしかしたら『左側が上がっている』かも知れないわけで…
それ故、目で見えないモノを感じとる能力が必要となるのですが、それは 『力がどの方向にどれくらい加えているか(能動的)、加えられているか(受動的)』 を見極める能力です。
これは自らの体を使って、日頃の動きに対して、運動エネルギーを感じとりながら実感として学んでいくものです。。
さてお話を戻しますね。。
骨盤を押し下げる事が出来る方は、歩行が美しく理想的なのです。
骨盤が押し上げられてしまう方は、その先には『ハンドルの遊びを越えた範疇』に骨盤の動きが陥り、腰痛などのトラブルになる骨盤の歪みとなるものです。。
《 骨盤の歪み 》
↑こんなとか
こんなとか↑
↑こんなのも…
骨盤がクランクのように動かないガチガチの骨盤も沢山見てきました。そんなでも、骨盤が正三角形をしていれば日常生活においては何の違和感やトラブルもなく過ごせています。
それが、ジャンプしたり、走ったりした時等、少し高度な運動をする場面となった時に、限界がすぐに来てしまいます。
歩くのも股関節主体の歩きとなっているようです。(股関節からの足←短い足)
日頃から『骨盤からの足←長い足』を意識している方は、無意識にクランク運動が出来ている骨盤になっている事が多かったです。
☆無意識の世界を一旦『意識の世界に上げて』意識の世界で徹底的に整えてから再び『無意識の世界へ戻す…』
次回は骨盤のクランク運動を意識して練習してみましょうね(>_<)/
普段動かない筋肉を意識して動かす事になり、ゴチゴチに凝り固まった骨盤が良い意味で緩み、ほぐれてゆきますよ♪♬
ね(>_<)/