健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

ふくらはぎを揉みます。。それは心臓のマッサージと言えます。。

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    ふくらはぎをモミモミいたしましょう。

 朝からふくらはぎを弛めないと、1日がしんどくなります。

 1日の終わりがけにふくらはぎを弛めるとその日1日の疲れが良く抜けます。

 これだけではなく、ふくらはぎにはもっともっと大切な意味がありますから、ふくらはぎのお手入れは日々の大切な日課にしてゆきましょう。

 《 ふくらはぎの大切な意味 》

ふくらはぎは心臓であります

ふくらはぎの構造を見てみると、心臓と構造が同じです。

ふくらはぎは筋肉で出来ているので、膨らんだり、縮んだりするものです。

(筋収縮と筋弛緩)

 歩いたり運動すると、筋収縮と筋弛緩が自動で行われます。

 筋肉には血液が流れていて、運動時の動きにより血流は促進されます。

これは全身の筋肉に言える事ですが、ふくらはぎに於いては、他の筋肉に比べて特異的に重要な意味合いがあると思います。

 それはふくらはぎの構造が心臓と同じであるという事です。

 図にしたので見てみて下さい。


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左側は心臓で、右側がふくらはぎです。

4つの部屋のようなパーツがあり、形も似ています。

 ふくらはぎが心臓と同じ様な構造をしているのには意味があると思います。

 それは、

《 ふくらはぎは心臓の様に、下半身に下がった血液を筋運動により、上半身へポンプアップする 》 事だと思います。

 ふくらはぎの動きが不充分だと、心臓に血流を担う負担が大きくなります。

 血圧の安静時の上昇は、ふくらはぎの運動不足がもたらす事もあるのだと思います。

  足の冷えに悩む方は、足先ばかりマッサージするのを見てきましたが、ふくらはぎをマッサージして、新鮮な暖かい血液を足先へ送り届けられたなら、冷えは無くなります。。

冷えている足先をマッサージしても、精々摩擦熱程度の温もりです。

 せっかくマッサージするのなら、ふくらはぎからマッサージをして、暖かい血液をポンプのように足先へ送って上げたら、足先は温まるのです。。

 

 ふくらはぎが第2の心臓と言われる様に、血流を作るポンプの役割を持っているので、積極的にふくらはぎをコントロールして調整出来る人でありたいのです。

 

 血流が良くなれば、お体の調子は良くなります。 

 その効果を一部羅列するだけでも、沢山ありますから、マッサージとストレッチの効果は絶大なのです。

しかも両足でふくらはぎは2つあるわけです。

効果の一部羅列…

・冷えの解消

疲労回復

・運動能力、運動機能の向上

基礎代謝の向上

・リラックスとホルモンバランスの好影響

・脳の活性

・姿勢が整う

・心臓の負荷の低減

 

以上の効果を狙って、サプリメントやお薬でどうこうしなくても、まずはふくらはぎのマッサージとストレッチで成し遂げてゆきましょう。。

 その方がお体は喜ぶと思いますし、お体の声はマッサージとストレッチの調整を望んでいるのだと想います。

 

《 ふくらはぎのマッサージ  》(もみもみ)

ではお山座りにて、大切な心臓であるふくらはぎをモミモミしましょう。

『手のひらの親指側を使ってギュッギュッ』
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 アキレス腱側から膝の方へ両手を使い、ふくらはぎを押して弛める方法です。

 

『親指を使って指圧』
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 左右の親指を使い、ふくらはぎの色んなところにまんべんなく、裏側からすね側に突き抜けるような圧をかけて弛めてゆきます。

 

『手のひらで圧をかけつつ、四指で指圧』
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手のひらは左右から骨を締め込む力を軽く加えつつ、4本の指をふくらはぎに当てて自由に気持ち良いように動かしながら指圧します。

 

『手のひら全体を使い波打つようにグネグネと圧をかけて血流を作り上げる』
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最初の手技の手のかけ方を逆にします。

手のひらの小指側から圧をかけてゆき、親指側へグネグネとウエーブをかけるように波打たせ、下から上に移動してゆきます。

 

『グーをつくり下から上へ左右の手を交互に擦りあげるマッサージ』

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 グ―にして、手の甲や親指の曲がり(第2関節)を自由に使って好きな様に下から上へ擦りあげます。

 

『すねをほぐしながら、ふくらはぎに圧をかける』
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ふくらはぎが気持ち良く弛んできたら、表にあるスネをほぐしながら仕上げの圧をふくらはぎにかけてあげましょう。

 

《 ふくらはぎのストレッチ 》

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柔らかくほぐしたら、伸ばしましょう。

ほぐしてから伸ばす。。

これがセオリーです。

お約束です。

固い所は充分に伸びません。

柔らかくしてからしっかり伸ばすと、伸びます。

またマッサージでほぐしても柔らかくなっただけで伸びていません。

 

 ストレッチまで行って、柔軟性と弾力に満ちたふくらはぎに仕上げましょう。

 

 おまけにふくらはぎをモミモミしながら、手のひらの圧力を一定に保ち、手の動きを止めてから足首をグリグリ回すと手を動かさなくてもマッサージ効果を得られます。

 この手法は後にお伝えする『首の調整』で使いますから、何となく練習しておいて下さい。

 この手技の利点は、筋の動きを全て把握出来る事にあります。詳しくは改めてお伝えする事にしますね♪

 

 ふくらはぎをモミモミして、お体を調えましょう。。

 寒い時期に効果を体感しやすいです。

上着は3枚以上着込んでも、パンツは多くて2枚ほどであります。

 足は靴を履いていたりしても、ふくらはぎは外気にさらされる事もあるでしょう。。

 ふくらはぎから血流を作る心臓マッサージと捉えて取り組んでみて下さいね♪

 

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