私達は日々、重力の影響の中で生きています。 内臓は何らかの対策をしていないと、重力の影響もあって少しずつ下がってきます。
若い頃の体型と比べて 変化してきた事に気付く時もあると思います。
健康を想う時、内臓のコンディションがとても重要です。
内臓が重力の影響で下がってくると…
・下腹がポッコリ出てきます。。
・肋骨下部の胸郭が細くなってくる方もおられます。。
体型が気になったら、身体つくりを始める のにとても良い機会です。
これまでお伝えしたことは、『腹式呼吸』と『背伸び』でした。
これらは寝たきりの方であっても出来る事です。 誰でも出来ると思います。内臓を持ち上げて、内臓の運動が出来ます。
今回は少し難しくなります。
《 内臓の器 》
腹筋を筆頭に、骨盤、背筋等が一体となった臓器を納める器があります。
若い時はそれなりに張りのある器をしていますから、臓器は安定した位置にあると思われます。
年を重ねて、器のお手入れを怠っていると…
下がる臓器をベストポジションに保持するのが困難になるものです。(写真①)
写真①
臓器はビニール袋の中のミカンのように下へ下がり広がってゆきます・・・
この状態が 下腹がポッコリするという事です。
これでは とても哀しいのです。
さらに健康上、とてもまずい状態です。
血流も悪くなります。
臓器の圧迫からも、臓器の周期とリズムが狂いだします。。
この不協和音のような臓器達になってしまうと、病気になったりするのでしょう。
そこで、臓器を納める良い器を作ってみましょう。写真②
写真②
この籠が器です。
籠があるとビニール袋に入ったミカンは安定します。器の形のように、上が広く 下が狭く
なっていて、極端に見れば逆三角形でも安定しています。
この籠がお体であれば、腹筋、背筋、骨盤です。(ざっくりと…)
腹式呼吸をしていると、腹筋は弾力に富んだ籠のようになります。 上質な籠であります。
今回お伝えする方法は、出来る方であれば是非取り入れたい器(籠)の作り方です。
腹筋、背筋、骨盤周囲、股関節周囲にまで、一度に全部鍛えられます。
世に言う『体幹トレーニング』、『クランプ』と言われるトレーニング方法です。
これをやっておけば良いと言うものではなく、腹式呼吸と背伸びが出来ていなくてはなりません。 さらにその先に…と言う器のお話です。
・腹這いになってから、肘を肩の真下に置く。
・ 肩、 腰、膝、つま先がおよそ一直線になるようにして姿勢を保持し続けます。
10秒でもきついと思います。
出来る方は何分していても結構でございます…
ここでのコツは『腹式呼吸』を意識して、呼吸を止めないこと。。
キツいですよ♪
初めての方は膝つきの方法から始めてゆきましょう。
膝を着いていますから、三角形は小さくなります。 強度も格段に弱く設定出来るので初めての方はこれから始めてゆき、体力が付いてきて、もっと短時間にトレーニングを終えたくなったら、膝を浮かすと良いと思います。
慣れてきたら…
お尻を高く浮かします。
これは一直線よりも楽ですから、膝着きが30秒くらい出来るようになったら膝を浮かして
お尻を高く浮かす 方法に切り替えてステージを上げましょう。
これが30秒位出来るようになったら一直線を保持しましょう。
あくまでも『腹式呼吸』ですよ。
(中級者~)キッチリとトレーニングの効果を得たいので、膝を浮かして行った後、すぐに膝を着いたり浮かしたりしながら限界まで追い込んでも良いでしょう。
(上級者~変態様…)
スポーツの能力を高めたい方は肘を前方にセットしましょう。
軽く死ねます♪
ここに悦びを得られる方は、既に変態であります。。
しかしなぜ悦ぶかと言えば、既に臓器の器を作りあげた事があり、その恩恵を体感して知っているからでしょう。
それだけ価値がある運動です。
おじいちゃん、おばあちゃんも膝着きを取り入れてみて下さい。
そんなのやったことない??
日常生活を振り返ると、毎日お布団から起き上がる時の姿勢の流れに含まれていますよ♪
実は無意識に行っているのです。
この瞬間を切り取って生かしてゆく…
という事です。
だけどくれぐれも無理しないでね(^_^;)
効果はすぐに現れます。お腹に張りが次の日から出来ます。
張りのある状態から、サボりすぎるとたるみ始めます。
この期間内にお手入れトレーニングを行ったら良いのです。
目に見えて下腹が凹んでくるのには1ヶ月位はかかるでしょう。
取り組めない方は、背伸びと腹式呼吸で臓器を調えますよ。
まだまだ歩き方とか色々ありますが、今回はここまでにしておきますね♪