健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

どこか充血ならば、 どこかは貧血。


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屋久島でイベントがあるとします。

とっても素敵なフラダンスの祭典が行われるとしましょう。

島のたくさんの方が、各集落からイベントに集まって来ます。

すると、各集落の人口は少なくなります。

 

島では 身の回りの人を少なく感じる時には 、どこかでイベントがあるものです。

 

人が多く集まっている時には、その近くで何かイベントがあったりします。

 

島で暮らしていると、人を多く感じたり、少なく感じたりする事を、日常的に実感できます。

 

島の人口はある程度一定ですから、人を多く感じる時は、別の場所に於いては 少なく感じたりするのです。

 

ここで、

《 人を 体の血液に置き換えてみましょう 》

 

そして

《 島を 体全体に置き換えてみましょう 》

 

体の血液は大抵一定量で安定しています。

血液には 赤血球 という、酸素を運ぶ粒があります。

 

この赤血球の粒を人に置き換えてみてみると、 『充血 うっ血』と『貧血』が体の中で どのように起きているのかが、イメージ出来ると思います。

 

つまり、どこかに血液が集まるならば どこかは減っているという事です。

 

体の血液量はある程度一定です。

先程の屋久島のフラダンスのイベント会場は 『充血』 と言えて、 各集落は 『貧血』 となる。

 

そんなイメージです。

 

こういう充血や貧血は、体に於いて 『日常的』に行われています。

 

例えば 『食事』

 

食事が始まると、体は 喜んで 胃や腸を充血させて、胃腸に血液をたくさん集合させる事でにより、活動を円滑に 活発に してゆきます。

 

脳が お仕事や お勉強を始めると、体は 喜んで 脳に血液をたくさん集合させて 活動を活発にしております。

 

スポーツを始めると、体は 喜んで 筋肉を充血させて活動を活発にいたします。

 

そんな時。。

 

どこかは 『貧血』しています。

大切な事は、どこかが充血しているなら、どこかは貧血しているという事です。

 

充血する臓器に対応して どこかは血液を減らしてくれているのです。。

 

さてさて…

フラダンスのイベントが終わりました。。

 

みんな楽しくて 美しい余韻に浸りながら 家路につく事でしょう。。

 

いつまでも いつまでも 会場にウロウロしていたら、些細であっても その後に様々な問題が起きちゃうものです。。

 

体に於いても同じ様に、イベントが終わり次第  『能動的に血液を誘導して各臓器達に血液を戻してゆきましょう。』

 

その方法とは…

 

腹式呼吸》 でございます (^-^)/

 

お腹を大きく動かして、

内臓の血液を まぜくって! (鹿児島弁♪)

まぜくって! 

かき混ぜて!かき混ぜて!

 

日々の腹式呼吸は、きっと『充血の解消』と『貧血の解消』に一役かってくれている事でしょう。

 

腹式呼吸をしてない方の施術をする時、いつまでも解消していない臓器の充血や貧血を感じる事が多いのです。。

そんな方は、充血状態が長期に及びトラブルになっている事があったり。

貧血状態が長期に及びトラブルになっている事もありました。

 

腹式呼吸をお伝えして、実践して 不調が改善された方がたくさんおられますよ(^-^)/

ここはまた詳しく後述しますね♪

 

私達が気を付けておきたいこと。。

 

『どこかが充血している時には、どこかが貧血しているという事です』

 

入れ替えて言えば、

『どこかが貧血しているならば、どこかは充血しているであろう』

という見方で 体を観察する事。。

 

この観察力は必ず役にたちます。

 

次回も『実と虚』充血と貧血のお話です。

 

腹式呼吸を生活の節目 節目に取り入れて、充血しすぎを解消して、貧血しすぎを解消してゆきましょう。

 

内臓機能のバランスがよくなります。