健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

心に葉っぱを持とう。。心のお花は下に向いても美しい。。

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自然が教えてくれたこと。。

太陽のエネルギーを受け取る葉っぱの事。

葉っぱはお日さまに向けています。

 

 みんなが注目するお花は下向きに咲いても、エネルギーを受け取る葉っぱはお日さまに向けています。

 

 私達の心は落ち込む時があります。

そんな時、いつも気をつけている事があります。

 どんなに落ち込んでも、心に葉っぱを持って、お日さまのエネルギーを受け取る姿勢でいよう。 。 と。

 

 そう想っているだけで何となく、何かのきっかけで 元気がどこからかやってくるように感じます。。

 周りの人から… 周りの環境から…

 

 心に受け皿となる葉っぱを意識していないと、いつまでたっても心が上向きになるきっかけが感じられません。。

 

 お日さまは誰のもとにも、何処にでも平等に今日も陽射しを届けてくれています。。

 

 心に葉っぱを持たないで、エネルギーが無い!無い!と愚痴る方の如何に多いことか…

 

 今の自分には何も出来なくても、エネルギーを受け取る心を用意する事は、どんな方のどんな状況にあったとしても出来るはずです。

だって受け身ですから。

 どんな苦境にあったとしても、どんなに落ち込んでいたとしてもです。。

 受け皿となる葉っぱを意識するだけの事。

そしたら僅かな光にも心は感じとれる。。

 きっとその光は元気となる事でしょう♪

 

心のお花は下向きに咲いても良いのです。

今 私は落ち込んでるの…

そんな下向きに咲いても心は美しいのです。。

 

たとえ落ち込んでも『くさらないように。。』

ふててしまってる時にでも『ふてくされないように。。』(ノ_・、)

 

 葉っぱを持たず、エネルギーを受け取る姿勢を見失ってしまったり、葉っぱを持っていても、ふてくされて葉っぱを隠してしまったりしないように…

 ふてくされる方が、自滅してゆく過程も幾度とみてきたのです。。

 人のせいにして、周りのせいにして、どれだけ人のせいにしても学びは得られないでしょう。

 せっかく辛い体験をしたのであれば、その物事をきっかけにして、自ら成長する学びとして活かさないと、その物事が起きた本質の意味が無くなってしまいます。

 学ばないからまた同様の出来事を、更に大ごとで体験する事になるのでしょう。

 

 落ち込んでる方に会っとき、『葉っぱのお話』をします。

 そして ふてくされると自滅するから 絶対にくさらないように、ふてていれば可愛いよ♪ ってね。

 

 心にはいつもお日さまのようなポカポカと温もりを感じられる人でありたいです。

 

また そんなポカポカを周りの方にプレゼント出来る人になりたいです。。

 

 

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ウコンのお花・・

葉の茂みに隠れてひっそりと咲いています。。

 

ハワイには『プア オレナ』という歌があります。

この歌の詞はとても素敵なので日本語訳で抜粋しますね。。

 

 『ウコンの花 守り守護する葉

     開花する花を隠す

     風がささやく

 ウコンの花はどこに…見せよあなたの美しさ

     ウコンの花  ウコンの花』

 

ね♪(>_<)/

 

おしりを引く練習。。『洗顔』

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 背骨は竹の如くしなる。。

その為の骨盤の角度を立てる事の必要性をかつてお伝えしました。(たぶん…)

 顔を洗う姿勢は、背骨を竹の如くしならせる良い練習となります。

 今回は『おしりを引く事によって腰の負担を無くす』練習として、再び『顔洗い』の動作をお伝えしますね。

 

 寒い冬の季節、朝お顔を洗おうとしただけで腰がギクッとなって激痛で動けなくなるような事が時々相談されます。

 重たい物を持ち上げようとするわけでもないのに… ただお顔を洗おうとしただけなのに…

なにゆえ『ぎっくり腰』になってしまうのでしょう。。

 ぎっくり腰になる理由。

それは これまでお伝え出来た方々であれば察しがつく事ではありますが…

 おしりを引かないで前屈みの姿勢を取ったから、ぎっくり腰等の腰痛になります。

 

 小さな動きで洗顔を済まそうとするから、大きな負担が腰にかかってしまうのです。

 言い換えれば、洗顔を大きな動きで成し遂げようとすれば、腰の負担は消えるが如く。。

なのであります。

(●´ω`●)

大きな動きは『おしりが作ります』

おしりを使いこなす為の練習に『洗顔を取り入れましょう』毎日必ず行う事ですから誰でも取り組み易いと思います。

 ではさっそく行ってみましょう
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両手にお水をすくう形を取ります。

ここからお顔を手に近づけるのですが、手の位置を変えないようにしましょう。

手の位置を変えず、お顔を両手に近づける為におしりを引きます。

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 おしりを引くと背骨はリラックスして竹の様にしなりながら、重たい重量物の頭を手に近づける事が出来ます。

 起き上がる際にはおしりを戻すと元の位置に戻る事が出来ます。

 勿論、腰には負担がありません。

 青い線を境にして、前後にやじろべえのバランスが取れているから安定しています。

 

 洗顔の際におしりを引かないと腰に負担がかかります。

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 おしりを引かないで顔を手に近づけています。  体の動きを小さく済まそうとするとこうなります。

 ここでは前後にバランスが取れていません。

前に重量物が移動しているので厳密には、前に転倒します。

 そこで転倒しないように腰の筋肉が大緊張して前に行かないように堪えているのです。。

 この緊張が腰に痛みや骨盤の歪み、背骨の軟骨への異常な負担をもたらしてしまうのでしょう。。

 この姿勢でお顔を洗う方の戻る体勢を観察していると、腰の筋肉で全体を起こそうとしています。

 この時に負荷が最大となる為に、色んなトラブルが巻き起こってしまう訳であります・・・

( ;∀;)/

 

 おしりが体の動きを作れるように意識を持ちましょう。

 立つのも歩くのも、走るのも、座るのも、全部おしりが主役ですよ。

 

 洗顔の姿勢を応用してみると、手を前方に構える姿勢を利用して『物を受けとる姿勢』の練習が出来ます。

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不意に物を持たされるような場面。。

洗顔フォームで練習出来ていると、不意の荷物に対して、おしりと肩甲骨が対応してくれていますから、腰や肩を痛める事が無くなります。

これに対しておしりの意識が欠落している方は肩と腰に負担がかかりますから様々なトラブルに見舞われます。

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何となくイメージ出来たでしょうか?

これについては、また解説する回を作りますね。

 

 小さな動きで済まそうとすると、体の負担が大きくなる。

 おしりを使い、体全体で動きを作ると体の動きが大きくなります。

 大きな動きは体の負担を小さくしてくれる。。

 この訓練は洗顔が適切だと思います。

 竹の如く背骨をしならせながら、腰の負担を感じること無く洗顔を成し遂げてみましょう。。

 きっと毎日の生活は、おしりが主役となってゆくことでしょう♪♪

(>_<)/

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな動きで腰の負担が小さくなる。小さな動きで腰の負担が大きくなる。

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 物を拾う時に、大げさ目の動きを心がけています。

 それは『大きな動きで腰の負担が小さくなる』からです。

 また言い換えれば

『小さな動きは腰の負担が大きくなる』

とも言えます。

 それでは 写真で説明しますね♪

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手に持ちたい物を目で見ています。

そして手に持つ為に、『手と物の距離を目で無意識に測っています』

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白い線が距離なので、簡単に手が届きそうです。

そこから・・・

腰や体に負担が大きくかかる方と、負担が無い方との道が別れます。

『小さな動きで腰の負担が大きくなる』

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手を物に近づけようとしています。

僅かな距離なのですが、手や頭などの重量が前方へ移動しますから、 体が前に倒れないようにするために、腰は緊張して痛くなります。

 

 それでは

『大きな動きで腰の負担が小さくなる』

世界を見てみましょう。
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最初におしりを後ろに引きました。

すると腰は竹の如くしなる事が出来ます。

そして手は自然に目標の物に到達します。

膝も軽く曲がる事でしょう。

 

 おしりを後ろに引けば、青い線を境に前後に『やじろべえ』の様にバランスしていますから、腰は緊張しません。つまり腰痛にならないのです。

 

 おしりを後ろに動かさないと・・・

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手を物に近づけるだけで腰を痛めるのです。

まだ何も持っていないのに・・・

もしかしたら、意外に重たいものだったりするかもしれないのです。。。

…( ;∀;)/

 おしりを大げさ目に動かして体のバランスを取りに行きましょう。

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手で物を持ちに行く時に、『おしりで拾いに行く』ように心がけています。

 その流れを活かして、持ち上げる際には 『おしりで持ち上げる』意識です。

その方が全身の力を上手く使えるので局所の負担は小さくなるのです。

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 年齢を重ねてゆくと、物を拾う時や置きに行く時など、『最小限の動きで済まそうとする』傾向があります。

 それ故に、局所の負担が大きくなるわけです。

 いつも大げさ目に体全体を動かしていましょう。 動きを体全体で引き受けると 局所の負担は小さくなるのです。

 

 コタツの上のリモコンをとったり、配膳をしたり…  毎日訪れる場面ですね♪

その場面、体の上手な使い方の訓練として取り組んでみて下さい。。

 

 寒い冬の季節、若い方であっても 寒さに縮こまってしまい、動きは夏場に比べて小さくなる傾向があります。

 

 寒い冬になると沢山腰痛の相談がありますが、体の動かし方が小さい為に、局所の負担が大きくなる事が原因であることもとても多いです。

 筋力不足とかでは無いという事は、僅かな動きでぎっくり腰になる事からも垣間見れます。

 ・大きな動きで腰の負担が小さくなる

 ・小さな動きで腰の負担が大きくなる

・おしりで拾う

・おしりで置きに行く

 

カカトの意識と、おしりを筆頭に後ろ側(裏)の意識を持ちましょう。そして…

何事も『裏が仕切っている』のですよ・・

( ̄□ ̄)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足を揃えた『物の拾い方』おしりとカカトは、とても仲良し♪

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 足を揃えて下にある物を拾います。

 ここで前回の『カカト重心』を活かして、さらにおしりとカカトは繋がっている事から、おしりを使って下にある物を拾ってみましょう。

 ここでの動きが自然に出来るようになれば、膝や腰を痛める事は激減するでしょう。

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今回は足を揃えたまま、しゃがんで物を拾います。

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・カカトに重心を感じましょう。

そこから、おしりを引いてゆきます。

頭はおしりが抜けた空間にストンと落ちていく感覚で下げてゆきます。

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おしりを充分に引きましょう。

するとカカトとおしりで前後のバランスがとれると思います。 膝は適当に曲がりますが、膝の位置はあまり前後しません。

膝が前後しないから、膝に負担がかからない姿勢が作れます。

よくわからない場合は、おしりを引いてゆくとつま先が浮きそうになる辺りを体感してみると良いと思います。 その時に膝と腰の軽さがどんなものであるのかも感じてみて下さい。

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持ち上げてくる時には、おしりの力で体を起こしてゆきます。

背骨は竹のようにしなります。

やはり腰も膝も負担がありません。

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おしりが体の芯を作ります。

 

それでは、持っている物を下に置いてみます。


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ここからおしりを引きましょう。

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膝があまり前後しないと思います。

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膝にも、腰にも負担をかけずに下に物を置くことが出来ました♪♪

 

 もし、つま先に重心があると・・

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腰と膝に負荷を感じます。

おしりの引きが充分でないために、膝と腰のバランスを取るために筋肉が緊張し始めます

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持ち上げる時には『太ももの表』の筋肉を使っていると思います。

つま先の方に重心があると、膝と腰に負担がかかることが体感出来ると思います。

おしりの引きが充分でないために、膝の位置が大きく前後します。これが膝を壊す世界です。

 

・年齢を重ねると、出来るだけ小さな動きですませようとする傾向が出てきます。

これについては『 小さな動きで済まそうとするから体には大きな負担になる

 ということを踏まえておいて下さい。

反対に、『 大きな動きを作るから負担が小さくなる 』

 と言う世界があるのです。。

私達は後者の世界に浸り、体の使い方が上手くなってゆきたいものです。。

 

そしてもう1つ。

拾いたい物と拾う手の距離を縮めようとする。すると 手が先行して動きます、そして足りない動きを他の部位が後手後手につじつま合わせの動きをします。

これも痛める要素です。

 常におしりが先行していれば体の動きはスムーズで万全なのです。

(このお話は改めてお伝えいたします)

 おしりが大切なのです。

おしりがバランスの主導権を持ちます。

おしりが主役なのです。

おしりと力で直通しているカカトへの理解を深めてゆきましょう。

 

(^-^)/

 

 

 

 

物の拾い方。膝を痛める原因…『つま先とカカトの世界』

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 下にあるものを拾う時に、少しの意識で世界が変わる。。今回はそんなお話をしますね。

 

 下にあるものを拾う時。そんな時の姿勢の一例です。

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この時には、前にある物を拾う為に、重心が前に、前に移動している為に『つま先に体重が乗っています』

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 つま先に体重が乗ったまま、そのままつま先に力を入れて体を起こそうとすると膝関節に過剰な負荷がかかるため『膝を痛めます』

『 つま先・膝・腰 はつながっています』
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 つま先に力を入れて体を起こすと、膝に負担がかかり、腰に負担がかかります。

この、つま先からの立ち上がり方では膝も腰も痛める事になります。。

 それでは、膝や腰に負担がかからない拾い方、立ち上がり方とはどのようにすれば良いのでしょう。。(-ω- ?)

 それはね、『カカト』を使うのですよ♪

つま先に体重が乗っている時はカカトが浮かせられます。 あるいは浮いています。

 拾い上げる際、『1動作を加えます

その1動作とは、

『つま先からカカトに体重を移す』

という動作です。

少し おしりを後ろに引くようにする とつま先からカカトに体重移動がしやすいと思います。

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↑この写真は、カカトに体重が移っています。 カカトが軸となっていますから、つま先は浮かせる事が出来ます。 (実際はつま先を浮かせなくて良いです(´ω`)/)

 カカトにグッと力を込めて立ち上がる(拾い上げる)と おしりに力が入ります。

 カカトとおしりは繋がっています。

おしりと太ももの裏側が体の動きを作る事になりますから、膝や腰に負担がかからなくなります。そして背骨は竹の如く、美しくしなります。。

  (●´ω`●)

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 少し大袈裟に動いていますがわかりますか?

裏側が主導権を持ち、体のコントロールをしています。

 非力な方でもこの方が力が出ます。

 

 バレーボール、テニスなどのスポーツで膝を痛めて相談に来られる方を沢山見てきました。

 この方達に『1動作』つまりワンアクションをお伝えしています。

 それが、つま先から一瞬でカカトに体重移動を完了させること。

 これにより後ろにフルパワーで戻ってくるのにもカカトからおしりが発動してくれるので、膝も腰も負荷がかからずパワフルでキレのある動作になります。

 

 しかしこの動き… 何気に日常に、豊富にちりばめられています。。

 この下の物を拾う動作をしないで1日過ごす事なんて、無いと思います。。

 その動作に注視して意識を持ってみて下さい。

 意識しないとつま先重心のまま拾い上げているでしょう。

 その時に、膝と腰にどんな感じがあるのか確認して感じ取ってみて下さい。

 

 そしたら次にカカトに体重移動してからカカトを軸に拾い上げてみてください。

おしりが発動するでしょう?

膝と腰が楽でしょう?

 体の上手な使い方を学んで、どんどん上手くなっていく道のりを歩みましょう。

 それは年を重ねる事に熟練されてゆくことでしょう。。

 最小限の力で最大の効果を得る事の出来る『的を得た世界』動作も心も言葉もね・・

 

 たった1つの動作をケチらぬよう、見失わないよう。。

 一瞬ですむことですもの。

是非練習してお体との対話を味わって下さいませ。。

お体を安全に上手に使いこなしましょうね。。

膝が痛いから太ももの筋肉を鍛えたり、腰が痛むから背筋と足の筋肉を鍛えたりしてもね『的外れの動作だからどこまでやっても良くはならないのです・・(;_;) 』

 

 アスリートの方に於いては使う筋肉が1つから2つになり、交互に出番がくれば1つは休めるのです。 パフォーマンスは格段に上がりますよ♪♪♪

 

 

 

 

エアー縄跳び『後ろ跳び』。足の裏とふくらはぎを鍛える。。

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 今回は足の裏からふくらはぎについてのお話をいたします。

 足の裏は立つにせよ、歩くにせよ、とても大切な部分ですが、ここを『鍛える』という概念はあまり発達していないようです。。

 長年、身体の調整と鍛練に関与してきましたが、足の裏を鍛える事には世の中が盲目であるように感じてきました。

 足の裏は鍛えても、目に見える変化が乏しく、それ故に置き去りにされてしまってきたのでしょう・・・

 足の裏を鍛えている方の歩きはとても安定していて、長距離の歩行にも対応出来ています。

 足の裏をおろそかにしている方は、すぐに疲れて立っているのが困難になっています。

 これは日々体のトレーニングをしている方において、よく見られる事でした。

 歩く、走る。。

これが出来ていれば自然に足の裏は鍛練出来ます。

 歩く事と走る事が日常に組み込めない方や、困難な方に、是非実践してほしい『足の裏とふくらはぎのトレーニング』

 

        今回はその方法をお伝えします。

まずは『ふくらはぎ』のトレーニングです。

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家の何処かに掴まって、体を安定させましょう。

ここから踵を上げて体を持ち上げます。

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持ち上がった所で、少し静止させると効果的に鍛えられます。

 下げる時に踵を強く打ち付ける指導もありますが、特に膝や腰に不具合のある方への『調整法』としては勧めていません。

 私は静かにトンと踵を下ろすようにしています。

 座って行う『ふくらはぎのトレーニング』

 立つと膝や腰が痛む等、立つ事が困難な方へ座って行うふくらはぎのトレーニングをお伝えします。

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座った状態で、肘を膝の近くに乗せます。

すると上半身の重さが、トレーニング時の適度な負荷となります。

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 上半身の負荷をかけたまま、ふくらはぎの力で踵を上げて下さい。

 上げたら下げる。

 下げたら上げる。

 この繰り返しを1日に何回か行うと、ふくらはぎは鍛えられます。

 ふくらはぎは心臓と同じ構造をしていて、血流を促すポンプの役割を持ちます。

 心臓の圧力が日頃から高めの方は、 ふくらはぎポンプを起動させる事により、心臓の圧力を下げることにも成功しています。

 心臓の圧力が気になる方は是非実践してほしいトレーニングです。(^-^)/

 

《足の裏を鍛えて、体に芯をつくる》

この方法は『縄跳び』です。

実際に縄を持って回す必要はありません。

縄を持っているように縄跳びのフォームで、その場で軽い跳躍を繰り返します。

  ・ 跳ぶ高さ→爪先が地面から浮くか浮かないか…くらい低くて充分です。

 《後ろ跳びで跳ぶ》

縄跳びのフォームで跳躍をしますが、体に芯を作る為には、『後ろ跳びのフォーム』で跳びましょう。

前跳びのフォームでは、腰が曲がり、体に芯を作る事が出来なくなります。

 体の芯は歩行にも、立つ姿勢にも、様々な場面で、無意識に機能しています。

 芯のある体は『骨感』を掴みやすくて、活かす事が出来ます。

     《 前跳びと、後ろ跳びの違い

前縄跳び

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体の軸は失われています。

そして、後ろ縄跳び

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体に芯を感じとる事が出来ます。

肘は体の横に固定して、肘から先を縄を回しているようにリズムよく回します。

この際に足の裏(土踏まず)とアキレス腱がとてもキレイに負荷を受け止めて機能してくれます。

まるでバネが体に備わったかの様な体の跳躍を実感出来る事でしょう。。

 

 私は後ろ縄跳びのフォームでその場で跳躍をしています。

 体に芯を感じ取ってから1日を始めてみると、その日は不思議と体に芯を感じながら生活が出来ています。

 その結果、動きに無駄がなく、疲れにくい1日を送れていますよ。♪

 

 軽い跳躍を繰り返す事は、家の中でも出来ます。足が痛い方は絨毯や畳などクッションの上で行うと良いでしょう。

 バネを感じとり易いのは、固いフローリングが良いと思います。

 素足でバネを感じとると、靴での生活に慣れてしまった足に良い刺激となります。

 そして『土踏まず』と『アキレス腱』が鍛えられます。

 足腰の筋力をつけようと頑張ってる方は、一度足の裏とアキレス腱、そしてふくらはぎのトレーニングがおろそかになっていないか確認すると良いです。

 

 鏡を見て映らないところ…そこが大事なのに、目に見えやすい所ばかり鍛えても、体はバランスを崩すばかりです。

 

 軽い跳躍を繰り返していると、土踏まずとアキレス腱は素晴らしいバネとなり体全体を支えてくれる事でしょう。

\(^-^)/

 

 

 

 

 

 

骨盤の角度を整えるスクワット。

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 前回に引き続きスクワットのお話です。

スクワットは『筋力トレーニング』の為に行いますが、動作中に意識するポイントを『おへそ』と『膝』に作ると、『骨盤の角度を整えるスクワット』になります。

 

 腰が曲がってしまったまま、腰が起き上がって来ない方は、過去のお話から、腰が曲がったままの原因は、フトモモの表にある筋肉『大腿四頭筋、縫工筋』の固さであると言う事をお伝えしました。フトモモの表の付け根に 『L字型の金具』が仕込まれているようになり、腰が真っ直ぐにならないという事でした。。

 

 そこで、太ももの筋肉を伸ばして骨盤の角度を整える方法をお伝えしたのですが今回はそこをおさらいしてから本題に入ってゆきましょう。

 

 太ももの表の筋肉のストレッチについて、詳しくは改めて復習してみて下さいませ。。

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 足を前後に開いて、『ふくらはぎ』のストレッチを行いましょう。

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 ふくらはぎが伸びたら、そのまま『背伸び』をします。

 内臓を引き上げるような意識で真上に伸びて下さい。

 手が上がらない方は、上がるところまでで良いですから、 肩甲骨と肋骨を真上に引き上げて内臓を持ち上げるようにしましょう。

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 そしてから上半身を後ろに反らすようにしてゆくと・・・

 目的の『太ももの表の筋肉』が伸び始めます。

 後ろ側を伸ばしてから表側を伸ばします。

後ろ→前 です。。

 ここで太ももの表の筋肉を伸ばしておく事が、骨盤を整えるスクワットに於いて重要なポイントになります。

 今回お伝えする、骨盤を締め込むスクワットを行う前に行って下さい。

 

  前回は骨盤を締め込む方法をお伝えしました。

 これにより前後からみて『正三角形の骨盤』になり、安定した骨盤になります。

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 今回は横から見ての世界です。骨盤の角度を整えるスクワットをお伝えしますね。

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 肩幅くらいの足幅で立ちます。

ここからお尻を後ろに引くように、頭は前方へお辞儀をするようにしゃがみます。

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 この際の、お尻の高さは上の写真のような高さで充分です。

  手は後ろに引くようになりますが、実際はお尻と一緒に動いて行きます。

  ここから立ち上がる動作に移りますね。

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 後ろに引いていた手を前方から上方へ振り上げる勢いを使って立ち上がります。

この 立ち上がりの頂点に向かう瞬間、ここが重要なポイントですよ。

立ち上がりきる辺りでの意識は、
 《 おへそを前に突き出し、膝を後ろへ押し込みます》

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 手の勢いを充分に生かして下さい。

ここから再びしゃがみこみます。

手を勢い良く、リズムに乗って振り下ろしましょう。その腕の振りについてゆくようにして、しゃがみこみましょう。

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そしてから、手を再び前方から上方へ振り上げてゆきながら、立ち上がります。

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 立ち上がる際には『お尻とフトモモの裏の筋肉を意識して』立ち上がります。

 膝の上への意識は最小限にとどめておきます。

 この意識があると、お尻を主役とした体の使いこなしが出来やすくなります。

 おへそを突き出すように、膝を押し込むように、立ち上がりきったところで、

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振り上げた手を再び振り下ろし、しゃがみこみの姿勢に移行します。

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 この繰り返しを1日何回か行っていると、腰の角度に敏感になれます。

 手の勢いが、日頃固まってしまってなかなか動かない角度にまで修正を加えてくれる運動です。

  毎日位、頻繁に行っていると、少し曲がっていることに違和感を持って気付ける人になれます。

 多くの方は腰が痛くならないと気付けないのです。。

 

     『上半身を固定したスクワット』

 下半身強化の為のスクワットに良く行われている方法で、腕を組んで固定したり、頭の上で組んで固定したりする方法があります。

 これはこれで良いのですが、せっかくだから、全身の動きを作ってバランスを求めながら強化訓練した方が私は好きです。。

 

 スクワットを見ていると、最後の立ち上がりの瞬間に、 立ち上がりきらず、膝が伸びきらず、骨盤が起ききらないまま、次のしゃがみこみの動作に移行する方が多いです。

 この方法は筋肉への負荷は大きくなりますから(休む間を与えない)、筋肉へのトレーニングとして見れば成立しています。

 しかしその方の骨盤の角度は整っていない事がとても多いものでした。。

 筋肉が強いのに、腰痛だとか、膝が痛いとか・・・そんなのを沢山見てきたので、私は上記のスクワットを指導しています。

 

 立ち上がりきる際に、おへそを突き出す事。

そして膝を伸ばしきる事(押し込む様な意識)

を持ってスクワットしていると、『骨感』

 育ちますよ。(^-^)/

 

 浅いしゃがみこみで充分効果がありますが、より強度を求める方は、下までしゃがみこんでも良いですし、回数を多くしたり、スピードを上げると良いでしょう。

 手の振り上げと振り下ろしの動作は勢い良く、元気に動かして下さいませ。

 

 骨盤の為の運動として見れば、『3~4回』行うだけでも充分に骨盤が整いますよ♪

 しんどがらず、面倒くさがらず、取り組んでみて下さい。

 

 次回はふくらはぎから足の裏を、鍛えながら 体に芯を作る方法 をお伝えします。

 

♪(^-^)/