背骨は竹の如くしなる。。
その為の骨盤の角度を立てる事の必要性をかつてお伝えしました。(たぶん…)
顔を洗う姿勢は、背骨を竹の如くしならせる良い練習となります。
今回は『おしりを引く事によって腰の負担を無くす』練習として、再び『顔洗い』の動作をお伝えしますね。
寒い冬の季節、朝お顔を洗おうとしただけで腰がギクッとなって激痛で動けなくなるような事が時々相談されます。
重たい物を持ち上げようとするわけでもないのに… ただお顔を洗おうとしただけなのに…
なにゆえ『ぎっくり腰』になってしまうのでしょう。。
ぎっくり腰になる理由。
それは これまでお伝え出来た方々であれば察しがつく事ではありますが…
おしりを引かないで前屈みの姿勢を取ったから、ぎっくり腰等の腰痛になります。
小さな動きで洗顔を済まそうとするから、大きな負担が腰にかかってしまうのです。
言い換えれば、洗顔を大きな動きで成し遂げようとすれば、腰の負担は消えるが如く。。
なのであります。
(●´ω`●)
大きな動きは『おしりが作ります』
おしりを使いこなす為の練習に『洗顔を取り入れましょう』毎日必ず行う事ですから誰でも取り組み易いと思います。
ではさっそく行ってみましょう
両手にお水をすくう形を取ります。
ここからお顔を手に近づけるのですが、手の位置を変えないようにしましょう。
手の位置を変えず、お顔を両手に近づける為におしりを引きます。
おしりを引くと背骨はリラックスして竹の様にしなりながら、重たい重量物の頭を手に近づける事が出来ます。
起き上がる際にはおしりを戻すと元の位置に戻る事が出来ます。
勿論、腰には負担がありません。
青い線を境にして、前後にやじろべえのバランスが取れているから安定しています。
洗顔の際におしりを引かないと腰に負担がかかります。
おしりを引かないで顔を手に近づけています。 体の動きを小さく済まそうとするとこうなります。
ここでは前後にバランスが取れていません。
前に重量物が移動しているので厳密には、前に転倒します。
そこで転倒しないように腰の筋肉が大緊張して前に行かないように堪えているのです。。
この緊張が腰に痛みや骨盤の歪み、背骨の軟骨への異常な負担をもたらしてしまうのでしょう。。
この姿勢でお顔を洗う方の戻る体勢を観察していると、腰の筋肉で全体を起こそうとしています。
この時に負荷が最大となる為に、色んなトラブルが巻き起こってしまう訳であります・・・
( ;∀;)/
おしりが体の動きを作れるように意識を持ちましょう。
立つのも歩くのも、走るのも、座るのも、全部おしりが主役ですよ。
洗顔の姿勢を応用してみると、手を前方に構える姿勢を利用して『物を受けとる姿勢』の練習が出来ます。
不意に物を持たされるような場面。。
洗顔フォームで練習出来ていると、不意の荷物に対して、おしりと肩甲骨が対応してくれていますから、腰や肩を痛める事が無くなります。
これに対しておしりの意識が欠落している方は肩と腰に負担がかかりますから様々なトラブルに見舞われます。
何となくイメージ出来たでしょうか?
これについては、また解説する回を作りますね。
小さな動きで済まそうとすると、体の負担が大きくなる。
おしりを使い、体全体で動きを作ると体の動きが大きくなります。
大きな動きは体の負担を小さくしてくれる。。
この訓練は洗顔が適切だと思います。
竹の如く背骨をしならせながら、腰の負担を感じること無く洗顔を成し遂げてみましょう。。
きっと毎日の生活は、おしりが主役となってゆくことでしょう♪♪
(>_<)/