物を拾う時に、大げさ目の動きを心がけています。
それは『大きな動きで腰の負担が小さくなる』からです。
また言い換えれば
『小さな動きは腰の負担が大きくなる』
とも言えます。
それでは 写真で説明しますね♪
手に持ちたい物を目で見ています。
そして手に持つ為に、『手と物の距離を目で無意識に測っています』
白い線が距離なので、簡単に手が届きそうです。
そこから・・・
腰や体に負担が大きくかかる方と、負担が無い方との道が別れます。
『小さな動きで腰の負担が大きくなる』
手を物に近づけようとしています。
僅かな距離なのですが、手や頭などの重量が前方へ移動しますから、 体が前に倒れないようにするために、腰は緊張して痛くなります。
それでは
『大きな動きで腰の負担が小さくなる』
世界を見てみましょう。
最初におしりを後ろに引きました。
すると腰は竹の如くしなる事が出来ます。
そして手は自然に目標の物に到達します。
膝も軽く曲がる事でしょう。
おしりを後ろに引けば、青い線を境に前後に『やじろべえ』の様にバランスしていますから、腰は緊張しません。つまり腰痛にならないのです。
おしりを後ろに動かさないと・・・
手を物に近づけるだけで腰を痛めるのです。
まだ何も持っていないのに・・・
もしかしたら、意外に重たいものだったりするかもしれないのです。。。
…( ;∀;)/
おしりを大げさ目に動かして体のバランスを取りに行きましょう。
手で物を持ちに行く時に、『おしりで拾いに行く』ように心がけています。
その流れを活かして、持ち上げる際には 『おしりで持ち上げる』意識です。
その方が全身の力を上手く使えるので局所の負担は小さくなるのです。
年齢を重ねてゆくと、物を拾う時や置きに行く時など、『最小限の動きで済まそうとする』傾向があります。
それ故に、局所の負担が大きくなるわけです。
いつも大げさ目に体全体を動かしていましょう。 動きを体全体で引き受けると 局所の負担は小さくなるのです。
コタツの上のリモコンをとったり、配膳をしたり… 毎日訪れる場面ですね♪
その場面、体の上手な使い方の訓練として取り組んでみて下さい。。
寒い冬の季節、若い方であっても 寒さに縮こまってしまい、動きは夏場に比べて小さくなる傾向があります。
寒い冬になると沢山腰痛の相談がありますが、体の動かし方が小さい為に、局所の負担が大きくなる事が原因であることもとても多いです。
筋力不足とかでは無いという事は、僅かな動きでぎっくり腰になる事からも垣間見れます。
・大きな動きで腰の負担が小さくなる
・小さな動きで腰の負担が大きくなる
・おしりで拾う
・おしりで置きに行く
カカトの意識と、おしりを筆頭に後ろ側(裏)の意識を持ちましょう。そして…
何事も『裏が仕切っている』のですよ・・
( ̄□ ̄)/