健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

『岳参り』 登山と呼吸と竹笛…そして祈り。

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集落に伝承されている『岳参り』に行きました。

山のてっぺんに神様が奉られているので、そこへ有志で登り、参拝してくるのです。

これがとてもハードな行程なのです。

朝、海へ行き海水で身を清めてから登山口へ向かいます。

登山口からの高低差、千メートルを一気に駆け上がります。

午前中に頂上へ辿り着いたら『参拝』を行います。

 集落みんなの無病息災、商売繁盛、五穀豊穣、台風来ませんように。。
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代表で登り、参拝して、自作の竹笛の奉納演奏もさせて戴きました。。♪

足はガクガク… 標高2000メートル級の『低酸素』(気圧が低い) 強い風… そこで竹笛の音を鳴らすのも大変でしたが、『腹式呼吸』吸いの意識を明確に意識しながら演奏したら、ちゃんと演奏出来ました。(*^^*)

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 自然に鍛えられ、磨かれた一日でした。

 

高地では想像以上に『酸欠になります』何せハードな登山ですから、かなり意識して空気を吸い込んでいないと、直ぐに『筋肉が痙攣』してつっちゃいます(T◇T)

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しかし、しっかり呼吸していると『つりそうになるけどつらない』領域で登山し続けられました。

 気圧が低いため、吸いを意識しないと空気が体に入ってきてくれない。。

 一呼吸に含まれる酸素の量も少なめ。。

そこの意識を呼吸に活かして登山しました。

 

 重心とバランスを間違えると、膝、股関節、足首、腰を破壊してしまいます。お尻でバランスをとる意識を強く持ちます。

 特に下山の岩場等では、一歩のミスが遭難と事故に繋がります。

 

 往復10時間の行程を無事にやりきれたのは、先輩(74歳!)の方の指導の元にあったからです。

 

 74歳でも、誰もこの方の速度に着いていく事が出来ません。動きに全くの無駄がなく、後ろ姿も美しい。。

 日頃より鍛練と調整を欠かすことなく、日々を大切に過ごしておられます。

 自然の中で鍛えられ、磨かれると生き方まで美しくなるのだなあ…

 先輩の後ろ姿を心に焼き付けながらの『岳参り』でした。

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