健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

竹笛つくり② 自然は計算出来ないもの。。

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 今日は1日、竹笛つくりをしました。

 離任される小学校の先生の奥様へプレゼントしたくてつくりました。

 離島の学校の先生は、初赴任で5年、2回目以降は3年で任期を終えて新たな赴任先へ異動となります。

 お子さんがおられると、ご家族での赴任となったり、単身の赴任であったり…

  先生はご家族と赴任され5年経ちます。

先生のお子様が、うちの子供と同級生。。

子供達も辛いお別れをします。

 先生は様々な場面でプレゼントをいただくと思います。(たぶん…)

 子供達にもたくさんあるでしょう(まちがいない!)

  

 学校の活動の中で、子供達と竹笛をつくりました。

 身近にある竹を子供達と切り、乾燥させて、穴をあけて、塗装して完成となります。

  音程をドレミで作る為の技術とか、適材を見抜く目だったりとか…

 子供達とお父さんお母さんと先生と、自然と向き合い、 自然の素材を活かして、ちゃんとした楽器に仕上げてゆく事が凄く楽しいです。

 

    《 教科書通りにいかないもの… 》

竹笛は1本1本が『肉厚』『曲がり』『真円度』などが違います。

 故に教科書の寸法通りに作ってもちゃんとした楽器にならないです。(上手く出来た事がありません)

 《 計算の出来ない世界  》

自然の竹は、直角も無ければ、直線も無く、真円も無ければ、肉厚にも変化があります。

 この様な竹で、ドレミの音程をキッチリ合わせて、3オクターブまで音が綺麗に出るように教科書を見ながら作るのは至難の技だと思います。。

 しかし、子供達はお父さんお母さんと一緒にみんなが良い竹笛をつくれました。

 

 《 竹笛を作る為の技。。》

それは1本お手本の笛を手元に用意する事です。

 手持ちの良い竹笛と同じ寸法の竹を見つけて、切り出して、同じ寸法の穴を同じ位置にあけてゆけば、大体良い感じに出来ます。

  小さな穴から、少しづつ大きな穴に広げつつ、音程の変化(高低)を確認しながら調整しています。

 細かい方法はいつかまたお伝えしましょうね。。

 

…(*^^*)

 

 そんな感じで活動していたので、先生のご家族は奥様をのぞいて みんな自分の竹笛を持っているわけです。

  そして先生の奥様は自分の竹笛をお持ちでは無い。という事でこの機会に私が作りましょう。

(^-^)/

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 と言うわけで、出来上がりました ♪

あとは塗装を何度か重ねて出来上がります。

 音程はバッチリ、ピッチ(音と音の距離)もバッチリ、音は出しやすくて、音色も瑞々しくて美しいです(*^^*)

 

 私達も自分を作りあげてゆくというテーマで人生を送ってゆくと、人も竹笛のように自然な物でありますから、教科書の様にはゆかないもの… 計算しきれないもの…

 お手本となる目標のような人が出来たなら、コピーするように真似事をしながら自分で出来るようになってゆく。。

 

 人も自然な物でありますから、計算できないのが当たり前。。

 計算しなくても、そこそこ合わせてゆけば、成ってゆく。。

 竹笛からもいろんな事が教われます。

 

 自分で作りはじめてから、お手本とは随分変化しました。

 少しづつ、少しづつ、変化を遂げました。

 (全く同じに作れないですからね)

 でも、音程もピッチもお手本と同じように出ていますから、私的に合格です。

 

 音が出し易くあれば『ストレスがないものです』 音の出しにくい楽器は『ストレスがたまります』

 ストレスを抜くための楽器でもありますので、音が出しやすい竹笛でないといけません。

 そこも今回は合格です。

とても良い子が誕生しました(*^^*)/♪

 

 腹式呼吸の習得の為に始めた竹笛ですが、腹式呼吸だけではない、沢山の学びをもたらしてくれています。。

 自然と正面から向き合って取り組む製作は、とても楽しくて、幸せな一時であります。

 

 竹笛の合奏は素晴らしいですよ♪♪♪♪♪