私は子供の時、酷い喘息で苦しんでいました。 その時から自分なりに工夫して楽になる方法を一生懸命考えていました。
今は喘息はありません。 体力をつけて克服しました。。(^-^)/
その時からの経験と、これまで学んできた事を踏まえて 咳と痰に苦しんでいる時 の『姿勢』についてお話をいたします。
ある場面に於いては、生死を分けるほどのお話であると想います。。
・咳と痰に苦しんでいる時には、四つん這いになって頭を下げる事。
この姿勢、頭はおしりよりも低く構えています。
咳と痰が酷い時に、この姿勢は咳も痰も楽に出来るようになります。
呼吸も確保出来ます。
『ヤバイ…死ぬかも…』
私は そう思うほどの酷い咳と痰に苦しんだ事が何度かあります。
体力も限界。。 空気も吸えず、意識が遠退いていく…
その時の姿勢は、仰向けだったり、横向きに寝ていたり、座っていたりしていました。
《 咳と痰 》
咳は痰を外に出す為に行われる体の反射反応です。
痰が肺に溜まると、肺は換気出来なくて『痰により溺れてしまいます』
また硬めの痰が喉に詰まると『窒息』してしまいます。
そこで『咳』をして痰を外に放り出すのです。
しかし咳は、体力を必要とします。
マヨネーズやケチャップの容器をおもいっきり踏みつけて、キャップを飛ばす様な衝撃的な爆発力を一回の咳で発生させています。
喘息や肺炎や気管支炎になった時、延々と咳をし続けました。。
お布団に寝ていても体が巻き上がるくらいの咳が延々と続き、体力がそこを尽きても咳が止まらない。。
息をする事。。
息を止めない事。。
止めたら死んでしまう。。
(+_+)/
そんな時に四つん這いになりました。。
そしたら楽になりました。
咳の回数は減りました。。
そして咳をしなくても痰が胸の奥から喉元にゆっくりと下りてくる。。
咳をしなくても痰が出せる。。
私はこの姿勢と腹式呼吸に救われました。。
今の私は 過去の経験と、これまで学んできた事を踏まえて この姿勢と呼吸を説明出来るようになりました。。
写真①
左側は、肺よりも頭の位置が高い状態を示しています。
これが 非常にまずい状態です。
右側は頭を下げて肺よりも頭の位置が低くなっています。
これは良い状態です。
左側の絵を 痰がボールだとして例えた絵にしてみましょう。
写真②
人が高い屋根に向かってボールを下から上に投げています。
ボールを投げることが、一回や二回ならば誰でも出来ます。
しかし、肺炎や気管支炎等の時にはこのボール投げ(咳)が何千回と…終わること無く、延々と続けなくてはいけない。。。
地獄です。
一方写真①の右側の絵をボールに例えた絵にしてみましょう。
写真③
ボール(痰)は坂を転がり落ちてゆきます。
ほっておいても転がります。
上に投げる様な力を必要としません。
そして肺からの痰の通り道は気道の下半分、
上半分は空気の通り道が確保されます。
さらにこの姿勢に於いての肺の上部は空気の換気が行える場所となります。。
仰向けも、横向けも そのまましていたら咳は止まらないでしょう。。
咳や痰が酷くなったならば、まずは姿勢と大きな腹式呼吸で活路を見出だして欲しい。。
《 地球の引力、重力を味方にする 》
痰自体は常に重力により『下へ下へと行きたがります』出口が上にあるからしんどいのです。
出口を下へ、あるいは斜め下へ構えれば良いのです。
私は痰が絡む時に立ったまま『前屈の姿勢』を取り、頭を下に下げて楽に呼吸を続けて、
『咳をすること無く痰を吐き出し続ける事が出来る様になりました』
咳を止める方法がマッサージ、指圧の観点からも有効な調整法がありますから、これは次回にお伝えしましょうね。。
(*´-`)
今回は生死を分けるかもしれない姿勢についてお伝えいたしました。。
重力、引力を味方につけましょうね。。
地球に逆らっても良いこと無いですからね。
地球はいつも味方です。
私達が逆らわなければ良いだけの事。
咳が出て、痰が出る時に仰向けで、上体を起こしているようでは、『地球に逆らっている様なもの。。』
結果、苦しむ事になるでしょう。
苦しくなったなら、四つん這いになり、頭を下げる事と大きめな腹式呼吸を行うことです。
大きめな腹式呼吸を行うと、空気の動きが『痰を移動させる動力ともなりますから』
覚えておいて下さい。。
誰かが苦しみ出したら助けてあげて。。
(*ゝω・)ノ