車のハンドルには遊びがあります。
遊びが無いと、微少なハンドルの動きがタイヤの動きに出てしまうので、車はコントロールしづらくて運転しにくくなります。
その為、ハンドルの遊びは必要不可欠な要素として、各メーカーが運転しやすいようにセッティングしています。
これと同じような世界が骨盤にあります。
仙腸関節がこのハンドルの遊びの様であると言えると思います。
これを私は『仙腸関節のアソビ(ゆとり)』と表現しています。。
まず骨盤は、よく絞まっている事が重要です。 骨盤は正三角形になっていなくてはなりません。。
正三角形を構築出来ている範疇での事であるという事が前提になります。
上図の赤い部分が仙腸関節であります。
アソビ(ゆとり)を持つのはこの赤い部分です。
いつも正三角形の構造を保ちながらも、日常生活の動きや運動、体操時に衝撃を緩和したり、骨盤を歪める原因となる動きにならないように、バランスを取ってくれる骨盤…
それが、仙腸関節のアソビ(ゆとり)なのです。
キチキチにバッチリ骨盤が正三角形を成していても、全くアソビの無いガチガチの仙腸関節では、動きの中で簡単に腰や股関節周囲を痛める事になります。
骨盤調整は良く絞め込んでおく事の他に、ゆとりのある、アソビが大きな骨盤に仕上げておく事もあるのです。(^-^)/
今回は簡単に出来る仙腸関節のアソビの作り方をお伝えしますね♪
その方法とは、
《 腹式呼吸 》なのです。その中でも『大きな吸い』が仙腸関節の調整法となります。
普段より腹式呼吸を取り入れている方は無意識のうちに『仙腸関節のアソビ』が作れている事が多いです。
しかし、目一杯吸い込んでお腹をしっかり膨らましきるところまで行かないと、仙腸関節は動いてくれません。。
以下に写真でご説明いたします。
まずはリラックスして、軽く骨盤を絞め込みます。手をグーにして骨盤に横からあてて押しています。ここで仙腸関節に軽く圧力を感じて下さい。
そしたら手はそのままに、目一杯腹式呼吸でお腹を膨らましましょう♪↓
腹式呼吸をしても、仙腸関節が開いて外れる方向には行きませんから、安心して下さい。
呼吸で骨盤が外れる様になるのは、『咳やくしゃみ』です。
衝撃が許容範囲を越えた内圧で骨盤を崩壊させる事があります。(以前の記事を参考にして下さい)
その上で念のため、手で骨盤を締め込みながら『大きな吸い』を行います。
そうすれば、万が一でも骨盤が外れる方向に歪む事はありません。
何となくイメージ出来ましたか?
また骨盤に圧力をかけながら行うと、骨盤の動きがリアルに、手と腰に感じ取れるようになります。
是非体感してみて下さい。
上図の骨盤断面をみてみると、骨盤は腹式呼吸において、『まるで鳥が羽ばたく羽の付け根の如く』良く動くようになるのです。
それこそが『アソビの形成であり、ゆとりの構築の成功』であります。
くしゃみや咳の際にお尻に力を入れていないと、『鳥の羽が外れるようなイメージとなります』それがぎっくり腰や腰痛となるわけです。
毎日時折、大きく吸い込みましょう♪
吸いきって内圧を利用して骨盤のゆとりを作るのです。
同時にグーでサポートしているだけでも、骨盤周囲の筋肉や靭帯には、マッサージと指圧の効果も得る事が出来ます。
筋肉を緩めつつ、骨盤のアソビを作り、良い意味で骨盤を弛めるのです。
その上で骨盤を絞め込んでいるので安心ですよ。
息を吐ききる時も手の圧力は一定に保ちましょう♪
誰でも仙腸関節の骨感を実感できる様になりますから大丈夫です。
また、梅雨の低気圧時には、圧力が低いため、吸いに行かないと入ってこない状況ですから、空気を吸う事がとても重要でしたね
(´ω`)/
たとえキレイに正三角形の骨盤を作れても、ガチガチの仙腸関節では、腰を痛めるものですからね♪
良く締まりつつも、アソビの大きな仙腸関節である事が達人の骨盤であります。それは上記の訓練で成し遂げられます。(^-^)/
難しく、厳しい道ではありません♬
梅雨時こそ、習得には絶好期といえますよ♪
ね(^-^)/