今回の調整法は、以前の骨盤調整法③に関連した応用のイメージという感じです。
今回は骨盤を『下から上へ締め上げる』調整法をお伝えしますね。。
骨盤は開く方向へずれる、歪むようになると、あちこちの痛みや可動域の制限等の不調に陥ります・・
正しく調った骨盤を正三角形にイメージすると、不調の骨盤はひし形や多角形に歪み始めて、骨が体重を安定して支えられなくなって、筋肉や靭帯へ過度な負担と緊張がかかることになります。。
そこで骨盤を中心へ向かって締め込む体操をして調えるのですが、これは以前の骨盤調整法③でお伝えしたお話でした。。
ここに今回はバリエーションを加えてより的確に骨盤の調整が出来るようになりましょう。。
《 骨盤を締め上げる 》
締め込むと締め上げるの違いがありますので説明いたします。
今回は締め上げます。
赤い線の面を使って、まずは骨盤に圧をかけます。 骨盤に圧をかける時には、お尻の力を抜いておいて下さい。。
この圧を持続させるだけでも骨盤調整の効果があります。。(>_<)/
ここから締め上げるんです。
手でお尻をさすり上げるように腰へ向かって、下から上へ、下から上へと締め上げましょう。
上から下へ往復しないようにします。
上から下へさすると、骨盤は開きます…
勇気のある方は、ほんのりと試してみますか?(^^; 腰が違和感と気持ち悪さでダルくなります…
手と前腕(肘から手首)を使った面の圧(面圧)を
ジワジワと骨に効かせつつ、下から上へと締め上げるんです。。
それほど力強くしなくても良いです。
女性の力でも充分に骨盤は反応してくれます。。
腕がしんどい方は、肩甲骨の意識を確認して下さい。
肩甲骨からの腕を意識出来れば、力はそれほど必要なく圧をかけられるのです。
ある程度締め上げたら、上の辺りで手をとめて、『上半身を軽く反らします』。
上半身を反らす時には、股関節を軸にして反らしてゆきます。
つまり、腰から反らそうとしない事。。
背骨は竹のようにしなるイメージでいて下さい。
左右2枚の骨盤が、竹のような背骨をグリップしてゆくイメージです。
骨盤がきれいに仙骨をグリップしている感覚を掴んで下さい。
骨に圧を感じる感覚は『じわっと、心地よく、ほどよい痛み』で感じる事が出来ると思いますよ。。
既に腰痛がある方は、圧をかけると痛みが先行して鋭い痛みを感じますが、圧をかけて締め上げた後に『先程の腰痛が軽減していれば、痛みを感じても行って良いでしょう。』
多少の痛みを伴っていても、心地好さが同居していれば大丈夫です。。
私は今日も骨盤の締め込みと締め上げを行いました。。
大きな荷物を運ぶ事になり、お尻でバランスを取りながら何回か運びました。
運んだ後、毎回骨盤の調整をしました。
すると疲労はありますが、腰に疲労が蓄積する事もなく、無事に終える事が出来ました。
他の方は腰を叩いていました。
ある方は、腰を反らしていました。
しかし終わった後も、腰は曲がったままで、痛い痛いと言っておられました…
私は腰を反らす事なく、お尻から上半身を反らせていましたので、腰に負担はありません。
反らす軸が腰よりも少し下の股関節が軸となっているのです。。
そもそも、上半身が真っ直ぐに起きて来ないのであれば、太ももの前の付け根にある『ロック』を解除しなくてはいけません。。
この辺りが日常生活の動作の中に、自然に組み込まれているのが理想です。。
その場その場で対応出来る事が大切なのです。。
体を使って生きているのですから、お体の使い方くらいは上手くなっていかないと変ですもの。。(●´ω`●)/
ねえ♪