『おしり』が主役。
立つ、歩く、座る。。
全ての動作は『おしり』が仕切っています。
おしりが主役にならないから、体は変調をきたし続け、いづれ正常な使用が出来なくなってゆくもの。。
今、立つこと、歩くこと、座る事に違和感や不具合があるのであれば、もう一度『おしり』を主役に据えた体の使い方に戻す事により、機能は改善されてゆきます。
一歩踏み込む見方をすれば、体の不具合がある方を観察すると、『おしり』は機能していない事が圧倒的に多いです。
日本語では 『足腰』という表現を使いますが、足腰と言っているから『おしり』を見失ってしまったのかな。。
おしりが動きの主導権を持つ事で、『足腰』の負担は激減します。
足と腰を調子良く、軽く感じる生活を送りたいですから、おしりの使い方を練習しましょう。。
《 おしりの覚醒 》
おしりを使って体を動かす練習をしましょう。。
立ったまま行います。
『歩く』イメージを持っていて下さい。
体を横から見た中心(赤線)よりも 後ろ側にある『おしり』青い点に、力が集中してゆくように。。
・立ったまま片足を浮かします。
・踵(かかと)を 地面と平行に後方へ動かします。
写真①
・地面と平行に踵を動かすと、おしりに力が集中してくる事が感じられると思います。
写真②
再び①に戻り、②と①を繰り返します。
この動作は 歩くイメージを持つので、踵は跳ね上がらないように。
踵は地面と平行を保つようにしてください。
左右とも同じくらいづつ繰り返したら、おしりから動かした感覚が消えないうちに、歩いてみましょう。
すると…
おしりが体を押し出してくれるように歩けるでしょ?(о´∀`о)
歩き方は『おしり』から作り上げてゆきましょうね。。
この歩き方が身に付いてくると、階段を上がる際もおしりが上手く使えるポジションに体が反応するようになります。
それは、膝(ひざ)の負担を減らし、腰の負担を減らします。
膝が弱いのではなく、おしりが仕事をしていないだけだったりするもの。。
であれば、ひざ回りの足の筋肉を鍛えても、ほぼ無意味に終わります。
的を外しているからです…
『おしり』が目覚めたら…
おしりをほんのりと鍛えてみるのも良いでしょう。
おばあちゃんでも出来ます。
骨盤、背骨、肩甲骨と、これから始まる様々な調整法の基礎的な姿勢となりますから、これは次回にお伝えしますね。。
おしりの覚醒が出来て、いつも意識して取り組むと、いづれ無意識に出来ているようになります。。
だってこの方が歩くのが楽なんだもの。。
年を重ねるごとに、体の使い方が上手くなってゆきますように。。
体力が衰えても大丈夫です。。
最小限の力で最大の効果を得られる体の使い方へ進んでゆけば良いのです。
人生の終盤に、最も上達した状態へとゆっくり進んでゆけたらいいな。。
人はずっと成長し続けないと…
眼に映る表面の変化を真に受けること無く、
体の使い方(内臓、骨、筋肉、脳、心)に成長を見出だすのです。。
今年の1年が、何か成長を遂げる1年でありますように。。。(*´-`)/