健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

『骨盤のしめこみ』調整法。


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 骨盤は締め込む事で調える。。

今回お話する『骨盤のしめこみ』調整法は、以前にお伝えした

      『おしり』をしめる(力をいれる)

の回に於いて、 既にお話をしている事です。

 (^-^)/

・歪んだクセを持ってしまった骨盤は 様々な不調に繋がります。

痛みや 張り、脱力や痺れ、可動域の制限等々…

 

辛い症状は体の声であります。

痛みであれば 大声で訴えている体の声なのです。

ほっておいたり、無理に我慢していたら体はだんだんと使えなくなってしまいます。。

 

        なんとかしなくては。。 ( ̄ー ̄:)

 

 骨盤をバランス良くニュートラルに正す事が出来れば、腰やおしりから関係する訴え(痛みなど)は消える事でしょう。

   私達は 骨盤を分かりやすくイメージ出来るように、ここまで骨盤の構造を理解してきました。

                 1度  おさらいしましょう。

    

  骨盤のイメージは

① 正三角形で安定しているイメージ。


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② 横から見て、チェーンのコマでバランスを取っている骨盤の角度のイメージ。


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 ①については『おしりに力を入れる』という 骨盤のしめこみが機能します。

 ②の角度の調整は 『背のびを行う』事で正されます。

今回は、①の正三角形を作る練習です。

②の角度の調整についてはまた後で…

  

                《おしりをしめる》

 骨盤は開きぎみになりがちです。

毎日 何処かの場面で 骨盤は開き気味になっているものです。

 しかし その後の体の動きによって、無意識な所で 骨盤は元の正三角形に戻ってくれています。

 戻りきれない分が積み重なり、歪みへと発展してゆくのでしょう。

 腰やおしりに 違和感や痛みを感じている時は、 骨盤が正三角形のバランスを崩している と思って良いと思います。

   では どの様にバランスを崩しているか…?

 例えば左のおしりと腰に、痛みや張りを感じたならば、左の骨盤や股関節は開き気味になっている事が多いです。

   

 ホントに開いているのかな?

 どれだけずれているのかな?

そう想う事でしょう。

 大切な事は

『開いているかもしれないな』

その様に想う事が大切です。

ひとまず 開き気味に歪んでいるものと仮定して しめ込んでみましょう。


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それでは立ち上がって、

おしりに力を入れてみましょう(^-^)/

図2のように。。

『ぎゅ♪』 『ぎゅ♪』

『ぎゅ~~。』

 

  《おしりは理想的なコルセット》

 おしりに力を入れた後に 痛みが緩和していたら成功です。   

 骨盤は しめ込まれて、 正三角形の安定を得ることが出来ました。

  筋肉はもう緊張する理由が無くなりました。 骨で支える事が出来るからです。

  

 骨盤を矯正する道具、腰を支える道具に コルセット という物があります。

 

 よく質問を受けるのですが、

『コルセットは着けた方が良いですか?』

と聞かれた時、

私が答えるのは、

『あなたは最高のコルセットを既に備えていますよ(^-^)/  持っているのだから使いましょう。』

  ここで言う コルセットとは『おしり』 の事です。

  おしりに力を入れると、筋肉の力は、骨盤と股関節を理想的な位置へ導くように出来ています。     人体は完璧なのです。

  そして正す位置を間違えません。

  何処へどの様にバランスを崩していようが、即 正しい方向へ調整してくれるおしり。

  なんと素晴らしいおしり。。

 体を上手に使う事、おしりが動きの中で主導権を持つ事が 体の使い方の基本です。 

  

  腰がしんどい方、足がしんどい方は おしりが使えているかどうか、しっかりと確認する必要があります。

 道具のコルセットをつけても、おしりが使えていないのであれば、骨盤は 常に崩壊する方向性を保ち続けます。

 どんな市販、或いはフルオーダーのコルセットを見ても、おしりに比べたら圧倒的に劣ります。

 私達は 自ら備えている完璧なコルセットを発動させるのです。

 それが おしりに力を入れて、

 『骨盤を締め込む』 という調整法として活用出来ます。

  

 

 しめこみついでに 背のびと、腹式呼吸 を組み合わせたら最高に良いです。

②の角度の調整はこの 背のびと腹式呼吸  で調整出来ます。

  骨盤の調整は簡単に出来ます。

しっかりとイメージを作り、調整を繰り返しかけてゆくと、だんだんと上手になりますから、体の声を聴きながら実践しましょうね。

(^-^)/

 

 

次回には 骨盤のバランスが崩壊するメカニズムを お伝えいたしましょう。