健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

横から見た骨盤 『骨盤の角度と姿勢 』


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 今回は 『骨盤の角度と姿勢』についてのお話しです。

 前回まで 骨盤を後ろ(正面からも)から見て、

正三角形でバランスが取れているお話をしました。

  ここでは、骨盤を横から見て見ましょう。


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        上の図1 横から見た骨盤の図です。

 骨盤の中に 上下それぞれ『・』があるのを確認してください。

 「上の・」は背骨との接合部です。

 「下の・」は股関節です。


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上の図と「図1」を重ねて骨盤のイメージを作ってくださいね。

  

 背骨は骨盤の角度に合わせてバランスを取っています。

 背スジを正すのには、骨盤の角度を意識して調整する必要があります。

 

 曲がった腰、背骨の歪みというのは、背骨が骨盤に対してバランスを取っている状態であります。。

 そして 背骨の基礎となる土台が骨盤であり、骨盤の角度(状態)に合わせて背骨はバランスを取っているのです。

 骨盤の角度を正して行ければ、背骨は真っ直ぐに起き上がってきますよ。

 

          《私が使う骨盤のイメージ》f:id:nicopi3104:20191117143428j:image

この図は 自転車に使う チェーン のコマを骨盤に見立ててイメージしています。

 

 先ほどの骨盤の図を思い出して下さい。

骨盤の「上下の・」を

「チェーンのコマの上下の・」に重ねて下さい。

 

上の図にあるように、骨盤の角度で背骨はバランスを取るために曲がります。

猫背の骨盤は、後屈(こうくつ)して寝ています。

反り腰の骨盤は、前傾し過ぎです。

正常な姿勢では、骨盤は綺麗に起きて『立って』います。

 チェーンのコマを立たせているイメージを使って 骨盤をコントロールするのが1番楽だと想います。

 

 イメージが出来たならば、早速 骨盤の角度を動かす練習をしてみましょう。

 

 骨盤を 寝かせ過ぎると、猫背になる と思います。

 骨盤を 起こし過ぎると、反り腰になる と思います。

その 中間に良い姿勢のニュートラル があります。

  では、ベストなニュートラルはどうやって求めたら良いのでしょうか?

 

   以前にお伝えした 『背のび』を読み返して下さいね。

    背のびこそ、良い姿勢を作る為の大切な体操なのです。

    

 背のびをしながら 骨盤の角度が 正されてゆくのを体感しましょう。

 

 ・息を止めないで、腹式呼吸をしながら背のびをする。

 ( 肩甲骨と肋骨を上に持ち上げるように。。)

 ・そして おしりの筋肉に力を入れて、

おしりに紙を挟むような感じで『ぎゅ♪』 『ぎゅ♪』

 これは骨盤調整の技 !《骨盤のしめこみ》

です。(これは次回に詳しく解説します。)

 

 骨盤をしめこみながら 背のびをすると、骨盤は理想的な角度にセット(リセット)出来ますよ。

 

 骨盤の角度が正されると、 『骨で立つ』 状態が作れるので、腰や足の筋肉の負担が減ります。

つまり、体感的には 『体が軽く感じられる』

と思います。

  

 是非、何度も繰り返して 軽さを体感出来るようになってくださいね (^-^)/

 そして骨盤の角度を前傾、後屈ともに動かしてみて、背骨の曲がりが変化するのを感じて下さい。

 

  ここら辺が無頓着になっている方が、少しづつ姿勢が歪んだり、曲がり始めて だんだんと悪化させてしまうのでしょう。。

 

  いつも骨盤の状態を把握出来る様になりたいです。

  いつでも 自分で 骨盤を正す事の出来る人になりましょう。

 

  今回は 骨盤の角度を、横から見た骨盤からイメージ出来るようになる事。

 イメージは チェーンのコマを想うと楽に出来るという事。

  角度のニュートラルを求めるには『背のびを使う』という事。

 

次回は 骨盤の調整法、『骨盤のしめこみ』

をお伝えいたします。(^-^)/