健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

実(じつ) と 虚(きょ)

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伝統療法の考え方に 『実 』と『虚 という状態を示す言葉があります。

これを 大まかに言うと、

『実 じつ』は 充血 を意味しています。

『虚 きょ』は 貧血 を意味しています。

 

実と虚。それぞれの『キーワードとなる仲間』がいますから ここでいくつか探して振り分けてみましょう。。

 

    ~『実』の仲間 ~

充血  ・  うっ血  ・  熱い  ・   赤い  ・  陽気

・ プラス  ・  炎  

 

   ~ 『虚』の仲間  ~

貧血  ・ 冷たい  ・ 青い  ・  陰気  ・  マイナス  ・  不全  

 

 

なんとなく それぞれの傾向が見えてきたと思います。

『実』や『虚』は 漢方医東洋医学の専門家が好んで使いますが、私は『充血 うっ血』と『貧血』という表現を使っています。

 

この方が 皆さんに体の状態を説明しやすくて、皆さんも体調の管理が 『実感を持って行いやすい』と思うからです。

 

しかし、昔から『実』と 『虚』など、あるいは『陰陽』などの 見方や考え方が構築されてきた事は、今に生きる私達も 健康の為に大いに学んで生かしてゆくべき事があると思います。

 

 

次回から少しずつ、実際の事例などを元に深めてゆきましょう。

 

 

体を中から観る見方。

心を観る見方。

体の全体を観る見方。

体を表面から観る見方。

などなど…

 

心と体が いかにして緻密で精密な関連を持っているかなども、この『実』と『虚』を知っておくと理解が深まると思います。

 

この理解を、健康の為に活かしてゆきましょう。。

 

『充血 や うっ血』、あるいは『貧血』を自分で ある程度コントロール出来るようになる事を目指したいと思います。(^-^)/

 

腹式呼吸を意識している方ならば、必ず実感して習得できるものと思います。。