健康随筆 『健勝祈』

体の調整法を紹介 ・ 日々の綴り

手入れ。 手当て。そして手技へ。


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腹式呼吸を行う時に、お腹に 手を当ててみましょう。

手のひらから 指まで全体を、お腹に当てるのです。

 

手のひらの真ん中をおへそに当てながら腹式呼吸をします。

 

少し 圧す(おす)力を入れると良いでしょう。

(一定圧で行ってみて下さい。)

 

ゆっくりと腹式呼吸をしてゆきます。。

 

《吐ききるサポートを手がしてくれます。》

 

これを行っていると おばあちゃん おじいちゃん達も 肺活量が増えます。

 

吐ききる時に、最後の一絞り(搾り?)を 手のひらがあればサポート出来るわけです。

 

テレビを観ながら出来ますよ(^-^)/

 

寝たきりにあっても出来ますよ♪

 

そして、この 『手をあてる事』手の訓練の始まりです。

 

これまで ほとんど手を使うお話をしてきませんでした。

 

じっと静かに 呼吸と共に 体の声を聴く事が1番大切だと思うので、手はあえて後回しにしてきました。

 

いよいよ手の出番です。

 

手入れする事。

手当てする事。

それは反射的に 産まれてからずっと行ってきたことであります。。

 

私達は 何かあれば 痛いところを押さえたり、痒いところを掻いたり、撫でたり、擦ったりします。

 

これは 調子が悪い所を 調子良くする為の 大事な健康法です。

 

手当ての素晴らしさは次回にお話します。

 

今回は、まず手のひらをお臍(へそ)に当てて 腹式呼吸をしてゆきましょう。

 

ねらいは、吐ききる時のサポートをする事です。

 

手のひらで圧していると、いつもよりも吐ききれると思います。

いつもよりも吐ききれるのであれば、吸える量も増えるという事です。

 

圧してると 呼吸筋が鍛えられます。

レーニングにもなりますよ。

 

手のひらで、お腹をマッサージしたり 指圧したりと、様々な状況に応じて手技を使いこなせてゆけるようになりましょう。

 

最初の1歩は、お臍に手のひらを添えて、

少し圧しながら 腹式呼吸をゆっくりと行います。

 

吐ききる時に 圧を少し強めても良いかも知れません。

(無理なく 心地良く感じる範囲で行いましょうね。)

 

次回は 『手の素晴らしさ』 をお伝え致します。

 

自らの手を 大好きになってくれますように。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健康法の優先順位。。


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健康法をお伝えする時に、いつもお話ししている事があります。

 《健康法の優先順位》 です。

 

1番大切なのは 『内臓を調える事』

2番目に  『骨格を調える事』

3番目が   『筋肉を調える事』 です。

 

内臓  > 骨格  >  筋肉  となります。

 

何よりも優先すべきは、内臓の調子を調える事だと思います。

 

内臓は目に見えないからこそ、こころ配り(観察)をして、 手くばり(調整)をしてあげないといけない。。

これは 必須の心得だと思います。

 

腹式呼吸や 背のびや 体を捻る体操などで 内臓の感覚を掴んだり、調整が出来るようになってきたら、

次に 『骨格の調整』 へ進んでゆきます。

 

これを読んでいる方々は 『骨格の調整』を早く習得したいと思っているかも知れません。

 

私がお伝えしている内容に於いては、まだまだ 内臓の具体的な調整法がありますので、骨格の調整法に本格的に入るのはまだ先になる予定です。f(^_^) 

 

焦れながら 楽しみに待っていて下さいね♪

 

全身の骨格をいかにして調整してゆくのか。

骨格由来の不調を どの様に理解して どの様に調えたら良いのかを 内臓の調整の次にお伝えしてゆきたいと思います。

 

そして骨格を動かす為の 筋肉のお話も加えながら、体の上手な使い方をお伝えしてゆきます。

 

体の上手な使い方とは

《体の仕様書》にある《体の使用法》

にあたります。

 

《体の仕様書》があるのだとして、もし 子供の頃から読み親しんだならば、体と心の無限の可能性を知ることで、自分がこれから生きてゆく事に対しての『自信』がつくと思います。

 

 

体は健康を知っています。

体には必要な事と。

不必要な事があります。

 

不必要な事に対して、許容出来ない事と、ある程度許容出来る事があります。

ここの加減も 生きていく上で 『上手に安全に』 使いこなしてゆく事が、健康的な生活へと繋がると思っています。

 

体の必要を満たす努力は、自動ではなく、

能動的な『私達の努力に委ねられています』

 

体が要求している条件を満たした時に、

健康は発動します。。

 

健康法とは

私達の生きるために授かった この大切な体を、もっと知り、もっと使いこなせてゆく事だと思います。

それは 嬉しくて 楽しくて 毎日が 生きている実感に溢れてきます。

 

健康法に取り組むときに、筋肉の事や皮下脂肪の在る無しの事に 意識が集中し過ぎる傾向を多く見てきました。

(内臓や骨格を放ったらかしにして…)

 

私は日頃から 体は内臓から調えて 次に骨格を調えて、最後に筋肉を調える事をお伝えしています。

内臓や骨格を後回しにしないようにと。。

 

 

目に見える所よりも、目に見えない所を大切に出来る人になりたいです。。

 

元気ってどこから来るのだろう・・・

 

きっと内臓からでしょうし。

心からやって来るのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

感情を『ただ観るという事』で 内臓の調子を良く出来るというお話。。

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こころと体は、 お互いに影響しています。。

臓器と感情は繋がっています。。

 

感情は 自分でコントロールする事が出来るものです。    (この道が長い…)

臓器の健康を考えた時に、

『臓器は感情と繋がっている』 と言うことを踏まえてみれば、

内臓の臓器も『感情を入口』として 、ある程度コントロールする事が可能だと思っています。

 

感情から内臓へ健康的にアプローチするという事です。

 

さて どうやってコントロールしましょうか。

 

             その1つをあげてみますね

 

内臓の元気が無い時には、自分の心をチェックしてみます。

そしたら 不安になっていたり、落ち着きを失っていたり、イライラしている事に『気付く』事があります。

 

忙しい日々で 外側の事ばかり考えて、自分の気持ちと向き合っていないと、自分を見失っている事になっちゃいます。f(^_^)

 

ここで しっかりと自分と向き合います。

 

そして 自分の気持ち (こころ 感情) を観察(見る 観る)します。

ただ観察しているだけです。

 

《考える事ではなくて ただ観察するのです》

考える事と、観察する(見る 観る)事は 明確に違いがあります。

 

ちなみに 『ぼーっとしている状態』は

何も考えていなくて、

何も観ていないので、

『意識不明』であります・・・f(^_^)

(時には必要な時もありますよ♪)

 

 

自分の心をよく見つめていると・・

不思議と 『散らかっている心が整理整頓されてゆきます』

 

それは まるで、ジグソーパズルのピースみたいです。

 

パズルがバラバラになっていると、何の絵なのかさっぱりわからないけれど…

 

じっと・・・

何も考えず ただ 心を見つめるように観察していると 不思議と 自動でパズルのピースが勝手に動き出して 絵になってゆくような感じがあります。。。

(とても便利。自動にお任せ)

 

そして 気持ちには ゆっくりの時間が訪れます。

こんなゆっくりの時間を 私達は必要としていると思います。 

 

なんだか忙しくて落ち着かない日々が、少しずつ、内臓へ影響して体調を崩してゆく原因になっていることも多いものです。。

 

     《ただ心を見つめているだけ。。》

頭で考えるという事は、自分に都合よく作り上げた 『考え方』 を使うという事になります。。

 

だから結局 いつも 出てくる答えはいっしょになっちゃう。。

 

パチンコの釘を 自分の考え方に置き換えてみたら…

 

どこにどう玉を打っても 都合よく 当たりに入る様になってる…

それが自分の考え方です。

 

なので、時にはしっかりと考えるけれど、

時には考える事を止めて じっと観ることも

大切な事だと思うのです。

 

両方共に 必要に応じて 充分に使いこなせる人になりたいです。

その訓練の為に日々の日常があるのだと思います。。

 

いつも同じパターンで失敗したりする事もあるかもしれません。。

 

時には考える事を止める。。

 

内臓もいつも同じパターンで不調になってるのかもしれません。

 

心も体も 連動していて共通する『ある傾向』があるのかも知れません。

 

時には、考える事を止めて ただ見つめているだけにする  そこから自動で 不安や 怒りや イライラが整って来ますよ。

大きすぎるものは小さくなったり。

小さすぎるものは大きくなったり。

ただ観ているだけなのにね♪

 

内臓は気持ちと連動して、知らないところで臓器も反応している事でしょう。。

 

実と虚は 常に 気持ちと繋がっているものですから。。

 

例えば、   なんだか落ち着かない時。

じっと心を観ていると…

イライラが明確に感じたり、

怒りを明確に感じたり。

不安を明確に感じたりします…

 

胃が貧血して 腸が充血して 頭が充血しているかも知れません。

 

嫌な感情を感じた時に、即 動きそうな感情を (あえて動かさないように) 客観的に観察し続けます。

 

観察し続けると  きっと 不必要で余計な イライラや怒りや不安は 『じっと観られている』 のを嫌がって イライラや怒りや不安達から、勝手に去ってゆきます。

 

やましいものは じっと観られるのを嫌がります。

(人間みたいですね)

じっと観られていると 向こうから勝手に去ってゆきます。

(あっち行け!って思わなくても良いのです)

 

怒りやイライラや不安は、『かまって欲しい』のでしょう。

考える力でどんどん力を増やしたいのでしょう。。

 

ふふふ。。しかし、そうは行きませんよ。

『考える』という力を与えません。

 

要らないものは『じっと観て消しましょう』

 

鼻から吸う腹式呼吸などを組み合わせていると、 感情が調ってくるのと連動して、

頭と腸の充血が解消して、胃の貧血も解消に向かう事でしょう。

 

内臓の調子が悪い時には、気持ちのチェックをしてみるのです。

 

そして『ああしよう こうしよう』と 考え方を使って力まないで ただ心を見つめている事により、リラックス出来て、緊張がゆるみます。。

 

感情のコントロールが出来ないときは、体調不良に陥ることが多いですから…

 

            《ただ見ているだけ》

これも心と体の健康法として 得ておいて下さい。

 

 

もし観たくない心があったとしても大丈夫です。

しっかりと観てあげてください。

考えなければ 実に中立的に観ることが出来ます。

繰り返している内に、感情の波に苦しまなくなります。。

 

胃や腸、脳、心臓。。

落ち着きを求めて、臓器を調えます。

 

自分のいつも具合が悪くなるところには、

自分の感情の傾向(パターン)が関係しているのかも知れません。

 

たまには、観るに任せて、自動調整を発動させてみましょう。

 

心臓の鼓動がゆっくりになりますよ。♪

 

自分の心を観ているだけの時。

何か良いアイデアが浮かぶときって こんな時だったりしますよ。(^-^)/

 

嫌な感情で冷えきってしまっていても、

じっと観ていると、フッとあたたかいものが観えて来るものです。

 

良いものが見えたなら、 まずは心の中で動かしてみて(シミュレーション)。

そこでも良さげならば、いよいよ実行してみたら良いのです。

 

体に聴き、心に聴きながら生きる日々は、どんな不調に陥ろうとも、必ず健康へ向かい、1歩、1歩と前進することが出来る

      《力強い生き方となるでしょう》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目で見えないからこそ、大切にしたい内臓。。


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どんなに体力や筋力のある若者でも、内臓が不調に陥ると動けなくなります。

内臓は 個々に勝手に仕事をする事はなくて、

からだ全体の『調和、バランス』を取りながら機能しています。

『自分勝手』な事をすると回りに迷惑をかけてしまいます。

他の臓器がフォローしきれなくなると、体は不調に陥り、更に先は病に倒れてしまう事になるでしょう。。

 

それでも・・

 

どんな不調の最中にあっても・・

内臓の臓器達は、

『良くなろう。バランスを取ろう』

としていて、内臓が健康への道を見失う事はありません。

 

大切な事は、自らが体の声を聴き、適切に調整をかけてゆく事でしょう。。

 

内臓は皮膚の下にかくれんぼしています♪

普段は 積極的に自己主張する事もないでしょう。。

 

内臓は目で見えないからこそ、大切にしたい

と思います。

 

内臓はお互いを信頼しながら、自分の仕事を全うしています。

 

私達も、内臓が元気に活動出来るように。

時には、充実した休養が取れるように。。

 

力になれることは実践してゆきたいとおもいます。

 

低気圧が来ていたら、『酸素を多めに摂る』

大きくお腹を動かして、『血流を促進する』

背伸びをして、『臓器のストレッチ』

 

感情を穏やかにしていると、臓器も落ち着いてきますよ。

 

体は健康を知っています。。

知らないのは自分だけ…

そんな体験をいっぱいしてきましたf(^_^)

 

だから学びたくなり、学んだ事を実践して、体で確認するんです。

 

『体はウソをつきません』

 

心地よく、軽く、あたたかく、元気に感じられる事をひとまず答えの目安として、呼吸法もさじ加減をしながら生活してゆきましょう。。

 

内臓達は、こうしてくれたら一気に健康に進めるのになあ…

とか、

あと少し、ここの充血が解消したら良くなるのになあ…

とか

もっとたくさん 新鮮な血液が来てくれたら元気になるのになあ…

など、

臓器にもそれぞれの思い(都合)があるかもしれませんよ。。

 

内臓が喜ぶお手伝いをしましょうね (^-^)/

 

それぞれの臓器が 目に見えないところで、元気に活動できている事を思う事が、内臓を大切にする『こころ』だと想います。

 

『万円満大調和』 (よろずえんまんだいちょうわ)

私が 大好きなことばです。

実も虚も 時には必要な事であり、

時には不必要な事にもなりうる。

 

その加減やバランスは 体が自動で調整をしてくれますから、自分の出来る事は『体がしてほしい事をする事』

大きめの腹式呼吸で、

酸素を取り、

内臓の運動とストレッチをして

血流を促進する事。

 

この事が臓器が健康になるお手伝いだと思います。。

 

内臓は 目に見えないからこそ、優先的に大切にしたいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感情は臓器とつながっている。。実と虚

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日本語の感情を表す『ことば』や『ことわざ』には、内臓の『実や虚』を表しているものがあります。

こころ と 体は 緻密に繋がっていて、

この繋がりを『ことば』が教えてくれます。

それぞれの関係性を知ってゆくと、

『こころって本当に大切だな。。』

『内臓をいたわらないといけないなあ。。』

とつくづく想いますし、日々の自分を反省するところです。  m(_ _)m

 

どんな『ことば』が内臓と感情の関係を表しているのでしょうか。。

いくつか挙げてみましょうね。

             《頭にきた!》

この感情は『怒り』です。

非常によろしくない感情です。

そして 頭の事を言っていますから、該当する臓器は『脳』でしょう。

 

頭にきた! って言っているときに、鏡を見てみたら、顔は『真っ赤になっている』と思います…

この 怒りの感情は 脳が充血しすぎています。

血管切れますよ・・・

( 脳 は 実 )

(内臓の何処かは虚)

 

                   《 腹が立つ 》

腸が充血し過ぎておられます・・・

( 腸 が 実 )

(内臓の何処かは虚)

 

《 頭に血がのぼる 》

脳が実ですね。。

 

怒りの感情は、人に迷惑をかけるだけでなく、自らの臓器も壊す事になります。。

自滅です。 良い事はありません。。

 

これらを見ても『怒りの感情は脳の異常充血』を示していると思います。

 

感情を表す言葉には 感情と臓器の関連性を教えてくれるものがいくつもあって、

おおよそ的を得たものであると思っています。

 

・胃が痛む思い

・手に汗にぎる思い

・血の気が引く思い

 

等々…たくさんありますから、どんな感情がどの臓器に影響を与えるのか。

生活を通して観察してみてください。

 

ありとあらゆる全ての感情は、何処かの臓器と反応するものと考えています。

 

行きすぎた充血や貧血は、感情によってもたらされる事もあるということです。

 

いつも 怒ってばかりだったり。

いつも 不安に苦しんでいたり。

いつも 緊張していたりすると、

きっと それぞれの感情に対応する臓器が充血し過ぎて『臓器の異変』に至ったり。

あるいは貧血に陥って『臓器の異変』に至ったりする事でしょう。

また充血の煽りを受けた何処かの臓器は貧血が慢性化してしまい、『臓器の異変』に至ってしまう事もあるのだろうと思います。

逆もまた然り。。

 

《ある感情と、ある臓器は繋がっている。》

 

そういう見方を持って日々の生活を観察してみてください。。

 

体の声を聴きながら、今の自分の気持ちと向き合うと、胸がじんわりと温かくなる事や、お腹がじんわりと暖まってくることなど、

たくさん体の声を体験できます。。

 

良い事もたくさんあるわけです。

 

体が爽やかな清涼感に包まれるこころ。。

体がじんわりあたたまるこころ。。

そんな こころに いつも至れるようになりたいです。。

 

 

今の気持ち、この感情はどの臓器と繋がっているのだろう・・?

 

と観察していく事も、これから初めてみてください。。(^_^)

 

・感情は 臓器の充血や貧血を起こすという事

・感情には繋がっている臓器があるという事

 

   こんな事も踏まえておいてくださいね。

 

こころと体の 大切なつながりを考えた時に、どちらか一方に偏った取り組みにならないようにする事は大事な バランス であると考えます。

体も こころも 同格に扱えて、同時進行であればこそ 『健康の道』 が見えて来るのではないでしょうか。。

 

言い方を変えれば

『こころと体を同等に扱えなくては健康とは言えない』

 

という事です。

 

 

《こころと体を 上手に 安全に コントロールすること》

 

怒ってしまったら、すぐに大きく腹式呼吸してみます。

すると、頭の充血は徐々に解消されて、お腹の貧血も解消して、胸にあたたかさが戻ってきます。。

次第に こころも体も落ち着いてきます。。

 

どんな場面であっても、感情をコントロール出来ないという事は、関連する臓器に 異変が起きるかもしれません。。

 

大きく 穏やかな腹式呼吸をして、少しずつ落ち着いてくる状態を観察してみてください。

 

感情も調います。

臓器も調います。

 

 

《事例として》

 

私が車を運転していて、突然 目の前に木が倒れていたりして 危険を感じた時など、

 

ドキッ                    として

 

ドキッとしたあとに、

みぞおちと背中辺りが冷たくなります。

 『ヒヤッとする事』

などのことばです。

 

この時には、内臓の位置的には膵臓や肝臓の辺りが反応しているように思います。

臓器が貧血していて冷たくなるのかもしれませんね。 (膵臓の貧血)  (肝臓の貧血)

そう思ったらすぐに大きな腹式呼吸をして 臓器の血流を調えていると、みぞおちや背中は『あたたかくなってきます』。

そして、気持ちもすぐに落ち着きを取り戻して楽になります。

 

ヒヤッとしたあとに、腹式呼吸をしないで 浅い呼吸に陥っていると、

内臓の血流が調わないために、いつまでも冷えた感じが消えずに、感情もざわついたまま、だんだんと不安になってきたり、気分が悪くなってきたりと…

良くない連鎖が起きてきます。

 

生きていれば、いろんな事がありますから。。

様々な出来事に対して こころも 体も 上手に安全に コントロールする事を学んでゆきたいと思います。

 

こんな感情でいたら、この臓器が調子悪くなるな。。

とか

こんな感情でいたら、この臓器が調子良くなるな。。

など…

 

調子の良し悪しは、およそ『実 か 虚』によってもたらされているんだろうな。。

という事も踏まえて生活してゆきましょう。

 

よくわからなくても、とりあえず 大きな腹式呼吸を穏やかに行って、酸素をたくさん取り込んでゆきましょう。(^-^)/

 

こころも体も変化してきますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこか充血ならば、 どこかは貧血。


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屋久島でイベントがあるとします。

とっても素敵なフラダンスの祭典が行われるとしましょう。

島のたくさんの方が、各集落からイベントに集まって来ます。

すると、各集落の人口は少なくなります。

 

島では 身の回りの人を少なく感じる時には 、どこかでイベントがあるものです。

 

人が多く集まっている時には、その近くで何かイベントがあったりします。

 

島で暮らしていると、人を多く感じたり、少なく感じたりする事を、日常的に実感できます。

 

島の人口はある程度一定ですから、人を多く感じる時は、別の場所に於いては 少なく感じたりするのです。

 

ここで、

《 人を 体の血液に置き換えてみましょう 》

 

そして

《 島を 体全体に置き換えてみましょう 》

 

体の血液は大抵一定量で安定しています。

血液には 赤血球 という、酸素を運ぶ粒があります。

 

この赤血球の粒を人に置き換えてみてみると、 『充血 うっ血』と『貧血』が体の中で どのように起きているのかが、イメージ出来ると思います。

 

つまり、どこかに血液が集まるならば どこかは減っているという事です。

 

体の血液量はある程度一定です。

先程の屋久島のフラダンスのイベント会場は 『充血』 と言えて、 各集落は 『貧血』 となる。

 

そんなイメージです。

 

こういう充血や貧血は、体に於いて 『日常的』に行われています。

 

例えば 『食事』

 

食事が始まると、体は 喜んで 胃や腸を充血させて、胃腸に血液をたくさん集合させる事でにより、活動を円滑に 活発に してゆきます。

 

脳が お仕事や お勉強を始めると、体は 喜んで 脳に血液をたくさん集合させて 活動を活発にしております。

 

スポーツを始めると、体は 喜んで 筋肉を充血させて活動を活発にいたします。

 

そんな時。。

 

どこかは 『貧血』しています。

大切な事は、どこかが充血しているなら、どこかは貧血しているという事です。

 

充血する臓器に対応して どこかは血液を減らしてくれているのです。。

 

さてさて…

フラダンスのイベントが終わりました。。

 

みんな楽しくて 美しい余韻に浸りながら 家路につく事でしょう。。

 

いつまでも いつまでも 会場にウロウロしていたら、些細であっても その後に様々な問題が起きちゃうものです。。

 

体に於いても同じ様に、イベントが終わり次第  『能動的に血液を誘導して各臓器達に血液を戻してゆきましょう。』

 

その方法とは…

 

腹式呼吸》 でございます (^-^)/

 

お腹を大きく動かして、

内臓の血液を まぜくって! (鹿児島弁♪)

まぜくって! 

かき混ぜて!かき混ぜて!

 

日々の腹式呼吸は、きっと『充血の解消』と『貧血の解消』に一役かってくれている事でしょう。

 

腹式呼吸をしてない方の施術をする時、いつまでも解消していない臓器の充血や貧血を感じる事が多いのです。。

そんな方は、充血状態が長期に及びトラブルになっている事があったり。

貧血状態が長期に及びトラブルになっている事もありました。

 

腹式呼吸をお伝えして、実践して 不調が改善された方がたくさんおられますよ(^-^)/

ここはまた詳しく後述しますね♪

 

私達が気を付けておきたいこと。。

 

『どこかが充血している時には、どこかが貧血しているという事です』

 

入れ替えて言えば、

『どこかが貧血しているならば、どこかは充血しているであろう』

という見方で 体を観察する事。。

 

この観察力は必ず役にたちます。

 

次回も『実と虚』充血と貧血のお話です。

 

腹式呼吸を生活の節目 節目に取り入れて、充血しすぎを解消して、貧血しすぎを解消してゆきましょう。

 

内臓機能のバランスがよくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実(じつ) と 虚(きょ)

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伝統療法の考え方に 『実 』と『虚 という状態を示す言葉があります。

これを 大まかに言うと、

『実 じつ』は 充血 を意味しています。

『虚 きょ』は 貧血 を意味しています。

 

実と虚。それぞれの『キーワードとなる仲間』がいますから ここでいくつか探して振り分けてみましょう。。

 

    ~『実』の仲間 ~

充血  ・  うっ血  ・  熱い  ・   赤い  ・  陽気

・ プラス  ・  炎  

 

   ~ 『虚』の仲間  ~

貧血  ・ 冷たい  ・ 青い  ・  陰気  ・  マイナス  ・  不全  

 

 

なんとなく それぞれの傾向が見えてきたと思います。

『実』や『虚』は 漢方医東洋医学の専門家が好んで使いますが、私は『充血 うっ血』と『貧血』という表現を使っています。

 

この方が 皆さんに体の状態を説明しやすくて、皆さんも体調の管理が 『実感を持って行いやすい』と思うからです。

 

しかし、昔から『実』と 『虚』など、あるいは『陰陽』などの 見方や考え方が構築されてきた事は、今に生きる私達も 健康の為に大いに学んで生かしてゆくべき事があると思います。

 

 

次回から少しずつ、実際の事例などを元に深めてゆきましょう。

 

 

体を中から観る見方。

心を観る見方。

体の全体を観る見方。

体を表面から観る見方。

などなど…

 

心と体が いかにして緻密で精密な関連を持っているかなども、この『実』と『虚』を知っておくと理解が深まると思います。

 

この理解を、健康の為に活かしてゆきましょう。。

 

『充血 や うっ血』、あるいは『貧血』を自分で ある程度コントロール出来るようになる事を目指したいと思います。(^-^)/

 

腹式呼吸を意識している方ならば、必ず実感して習得できるものと思います。。